■上位トップ3はすべてスライドドア採用の車種
全長3400mm×全幅1480mm×全高2000mm以下のコンパクトなボディに様々な機能を収めた軽自動車は、その維持費の安さなどで多くのユーザーに親しまれているクルマです。
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全国軽自動車協会連合会の発表によると、2018年の4月から9月までの軽自動車の総販売台数は、前年同期比3.5%増の90万5183台で2年連続プラスとなっています。
近年では安全運転支援システムを搭載することで、一回りサイズの大きいコンパクトカーに負けない安全性が確保されている車種も多く存在していますが、今回は2018年上半期の売り上げトップ5をご紹介。それぞれの特徴をおさらいしていきます。
●ホンダ「N-BOX」 2011年に登場し、2017年からは2代目が登場した「N-BOX」は、エンジンなどが占有するスペースを限りなく小さくすることで、軽自動車最大級の室内空間を実現。2018年上半期の統計では他社を大きく引き離す販売台数11万7100台を記録しています。
また、前走車や対向車、歩行者との衝突回避支援や、誤発進抑制機能、適切な車間距離を保つ「アダプティブ・クルーズ・コントロール」などを備えた安全運転支援システム「ホンダ・センシング」を搭載。
丸目のライトの個性的なフロントフェイスも印象的な「N-BOX」は、エントリーモデルの「G」で価格(消費税込)138万5640円、燃費は27km/L(JC08モード)となっています。
●スズキ「スペーシア」 2017年のモデルチェンジにより2代目となったスペーシアは、スーツケースをモチーフにしたスクエアなデザインが特徴の一台です。
「スペーシア」は今回登場する軽自動車で唯一ハイブリッドシステムを採用しており、軽量な車体と相まって2WD車では燃費30km/L(JC08モード)を達成しています。
エクステリア同様、スーツケースがモチーフのオシャレなインテリアを備えたこのモデルは、ベースグレード「G」(2WD)で価格(消費税込)127万4400円となっています。
●ダイハツ「タント」 助手席側の支柱を排除することで開口幅1490mmを実現した「ミラクルオープンドア」を採用するタントは、2003年に初代が登場し、2013年からは現行の3代目が登場しています。
ホンダ「N-BOX」の2240mmに次ぐ2200mmの室内長や、助手席のロングスライドを採用することで、赤ちゃんのケアも無理なく実現。ファミリー層からも高い支持を得ています。
また、安全面においてもハイ/ロービームを自動で切り替える「オートハイビーム」機能や誤発進抑制制御機能(前方/後方)などを備えた「スマートアシストIII」を「X」と「L」を除くすべてのモデルに採用。価格(消費税込)は一番安い「L」モデルで122万400円、燃費は28km/L(JC08モード)となっています。
●日産「デイズ」 三菱の3代目eKシリーズとの共同開発車として、2013年に登場した「デイズ」は、停車前アイドリングストップとバッテリーアシストシステムという2つの先進エコシステムを搭載。
「デイズ」では、近年増加しているリア・スライドドアではなく、従来通りの4ドアとしていますが室内長2085mm、室内高1280mmと十分な広さを確保しています。
リアシートにはふくらはぎをサポートする前傾斜形状を採用し、オットマンのような座り心地を実現したこのモデルは、ベースグレードの「J」で価格(消費税込)115万7760円、燃費は23km/L(JCO8モード)です。
●ダイハツ「ムーブ」 今回登場した車種では最も長い歴史を持つ「ムーブ」は1995年に初代が登場。2014年には6代目が登場し、2018年で誕生から23年を迎えた軽トールワゴンの代表的車種です。
同社の「タント」同様に「X」と「L」を除くすべてのモデルに安全運転支援機能「スマートアシストIII」を搭載するこのモデルは、2WD車で燃費31km/L(JCO8モード)と、ここで紹介した中ではトップの環境性能を誇ります。
車両価格もリーズナブルな「ムーブ」は、エントリーモデルの「L」で価格(消費税込)111万2400円となっています。
※ ※ ※
スライドドアの採用や安全運転支援技術の搭載で確実にシェアを伸ばしている軽自動車ですが、もともとの販売価格が安いため、中古車市場ではかなりお買い得な車両を見つけることが出来ます。 また、通常は黄色いナンバープレートを採用する軽自動車ですが、2020年の東京オリンピック仕様や2019年のラグビー仕様など、図柄入りナンバーにすることで、普通車と同じく白ベースのナンバープレートも取得可能です。
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