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日産「次期シルビア?」 高性能“ターボエンジン”搭載の「“FR”スポーツ」! 全長4.1m級でめちゃ“コンパクト”な「IDx」とは

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日産「次期シルビア?」 高性能“ターボエンジン”搭載の「“FR”スポーツ」! 全長4.1m級でめちゃ“コンパクト”な「IDx」とは

■次期「シルビア」!? 日産のFRスポーツ「IDx」とは

 2013年に開催された第43回東京モーターショーで日産が出展した「IDx(アイディーエックス)」。10年以上前の当時、間近でみたが強烈な印象を記憶している一台だ。

【画像】超カッコイイ! 日産「新型シルビア」な「IDx」を画像で見る(47枚)

 日産のFRスポーツであるIDxは、次世代ユーザーに向けたコンセプトカーであり、当時から、次期「シルビア」ではないかと大きく取り沙汰され、反響が大きかったモデルであるだけに、次期シルビアとして市販化が期待されたものの、残念ながら実現には至らなかった、夢のクルマである。 

 クラシックなデザインと現代的な技術を融合させ、特に1970年代の日産「ダットサン510」などのモデルにインスパイアされているとされる。IDxは、レトロなデザインを持ちながら、次世代の自動車の方向性を示すコンセプトカーだったのだ。

 IDxはノッチバックの2ドアクーペであるが、デザインはシルビアと同じくFRクーペとしていた。3代目「ブルーバード」を思い出させるクラシカルさがある。

 シンプルでカジュアルなライフスタイルに焦点を置いた「IDx フリーフロー」と、スポーティモデルの可能性を示した「IDx NISMO」という2つのバリエーションが存在していた。

 IDx NISMOは、ターボチャージャー付きエンジンとスポーツカー特有のアグレッシブなデザインを特徴に、デザインにはグランツーリスモなどのレースゲームで影響を受けた若い世代の意見が反映されており、未来的な要素と過去のスポーツカーのエッセンスを融合させたモデルとなっている。

 レーシングカーのようなデザインを採用し、逆スラントノーズやカーボン製パネル、サイドマフラー、エアロダイナミクススポイラー、19インチホイール&225/40タイヤなど、スポーティなスタイリングが奢られている。

 パワートレインには、高性能1.6リッター直噴ターボエンジンに、シンクロレブコントロールによるスポーティな走りが楽しめる6速マニュアルモード付CVTが組み合わせている。

 インテリアでは、レーシングカーをイメージした真っ赤なアルカンターラのシート、スパルタンで精緻な計器類、金属の地肌とコントラストを見せる真っ赤なスエード調トリム素材にブルーのステッチが施される等、車内内部のクオリティにも妥協することなく高級感を醸し出している。

 IDxフリーフローは、よりカジュアルなデザインに仕上がっており、日常のドライビングに適した車両として提案され、自然吸気エンジンを搭載することが想定されていた。

 ベーシックで素直な造形で、全長約4100mm×全幅約1700mm×全高約1300mmというコンパクトなサイズに仕上げられている。シンプルな面構成でありながらも、落ち着きと品格が感じられるスタイルだ。

 インテリアでは、心地良さと実用性、ファッション性を兼ね備え水平基調のダッシュボードやシンプルな真円のステアリングホイール、その上に配置された、アナログ時計をアレンジしたセンターモニター、デニム素材のシートなど、センスの良いデザインが採用されている。

 パワートレインでは、燃費性能と加速性能に優れた1.2リッターから1.5リッターのガソリンエンジンとCVTを搭載し、乗車人数は4人となっている。

 IDx NISMOの全長と全高はIDxフリーフローと同様だが、IDx NISMOの全幅のみ約1800mmに拡張され、より一層ロー&ワイドのプロポーションとなっている。

 開発プロセスには、創造力豊かなZ世代(1990年代以降に生まれた世代)が積極的に参画する「コ・クリエーション(共同創造)」が取り入れられ、新たな価値観を商品開発に反映した結果、このIDxは生み出されたのである。

 2002年にシルビアが生産終了して以降、22年が経過したが、未だ復活を望む声は多いと聞く。

 当時のシルビアを彷彿とさせる新しい時代の“次期シルビア”の登場は、当時のオーナーだった現在のシニア層だけでなく、次のオーナーターゲットである若年層を取り込む意味でも、意義のあることではないだろうか。IDxの市販化で、シルビア劇場の復活を期待したいものだ。

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