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オプションカタログから見る“面白クルマ考”『HONDA プレリュード(2代目)』編

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オプションカタログから見る“面白クルマ考”『HONDA プレリュード(2代目)』編

車のエンタメ [2022.06.06 UP]


オプションカタログから見る“面白クルマ考”『HONDA プレリュード(2代目)』編
「そうそう、昔はこんな装備があったよね」「なんだこのアクセサリーは!?」いわゆる販売店用オプション(ディーラーオプション)のカタログから、世の中の迷車&名車を振り返ってみようという、マニアックなこの企画。今回は美しいシルエットで人気を博したプレリュードに注目だ!●文:澤田真弘
1982年型 2代目 PRELUDE XX

オプションカタログから見る“面白クルマ考”『HONDA プレリュード(3代目)』編

1982年型 2代目 PRELUDE XX


バブル期に人気絶頂!FFスペシャリティの代名詞だ
 プレリュードと言えばバブル時代「デートカー」などと揶揄されることもあったが、FFスペシャリティというカテゴリーを築き、流麗なデザインで一世を風靡した人気車だ。


 2代目は日本初の4輪アンチロックブレーキを設定したことでも知られている。ちなみにABSは当時ボッシュが特許を持っていたためホンダは4WA.L.B.(4輪アンチロックブレーキ)と呼称していた。


 1982年11月の販売開始時はまだドアミラーが認可されていない時代。カタログの表紙もフェンダーミラー仕様のプレリュードだ。
 
 今、見ると新鮮な感じさえする。実用的なオプションが多いのがこの時代の特徴だ。エアコンも標準装備ではなく販売店オプション。

 高価だったこともあるが、昨今のような猛烈な猛暑日なんてそうそうは無かった時代だけに、ユーザーの必要に応じて選択できるのも無駄がなかった。

 タイプもオートとマニュアルがあり、それに加えて武骨なデザインの空気清浄機も一緒にどうぞ的な感じがまた面白い。

 
 シートカバーやフロアマットのバリエーションもかなり多くあった。他の車種ではここまで用意されていなかったと記憶している。ステアリングホイールカバーまであるのには驚いた。


 ルーフキャリアがあるのに、なぜかトランクキャリアの設定もある。荷物を多く載せたいならバンかワゴンにすれば? と思わず突っ込みたくなってしまうのは筆者だけだろうか?


 ヒーテッド式のフェンダーミラーもオプション設定。なかなか使えるアイテムだと思う。さらに主に寒冷地向けだろうと思われるフロントグリルカバーも用意されている。オーバークールを防ぎ、ヒーターの機能の向上も図られるという。


 次は同じく2代目の1984年2月版カタログ。ラインナップ上ほぼ変更は無いが、数点追加されたものがある。


 ルーフスポットライト、サイドブラインド、リアパネルガーニッシュ、そして意外だったものがフロントコーナーポールだ。俗に言う「下手くそ棒」である。最初から設定があっても良さそうなのに無かったオプションだ。デザイン重視のクルマにこれを付けるとプロポーションが崩れる……なんて意見があったのかどうかは分からない。しかし、車体が低くてフロントノーズも割合長いクルマだったのは事実。見切りの悪さを気にするお客さんに配慮したのかもしれない。


 そのほか、空気清浄機のスイッチのデザインが小変更されたり、オーディオ類の写真が掲載されるようになったことも付け加えたい。


HONDA PRELUDE(2代目) 前期

HONDA PRELUDE(2代目) 後期

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