1月11日公開の記事「ノア&ヴォクシーが来る! エクストレイルが来る!! フェアレディZが来る!!! 2022年上半期登場の新型車たち」に続き、今回は今秋登場が見込まれそうなニューモデルたちをお届け。
どれもが各メーカーのフラッグシップ的存在、というわけではないが、新しい世代を担うべき重要モデルであることは間違いない。
新型ステップワゴン日本初公開 期待する性能とミニバン大戦争の行方
特に今年は「ミニバンの刷新」が大きなテーマとなるだろう1年。その意味で本企画の後半に控えるシエンタ、セレナ、フリードは注目度もより高いのではないだろうか。必見です!
●ノア&ヴォクシーが来る! エクストレイルが来る!! フェアレディZが来る!!! 2022年上半期登場の新型車たち
※本稿は2021年12月のものです
文・予想CG/ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年1月26日号
[gallink]
■各メーカーの次代を担う意欲作が登場!
●マツダ マツダ6…マツダ新時代幕開けの象徴
2022年以降に攻勢を仕掛ける計画を持つマツダだが、そのひとつが「ラージ商品群」と呼ばれる直6を含むエンジン縦置きのFRレイアウトとなる商品群で、その第一弾となりそうなのが今年いよいよの登場が見込まれる次期マツダ6だ。
2021年10月に行われた「ラージ商品群」に関する発表で、欧州/2L直4ガソリン+プラグインハイブリッドを中心に、3L直6+マイルドハイブリッドとなるSKYACTIV-X、SKYACTIV-D、北米/直6ガソリン+ターボ、プラグインハイブリッド、日本/SKYACTIV-D+48Vマイルドハイブリッド、プラグインハイブリッドなどとすでに明らかになっており、仕向け地別に異なるパワートレーンを投入する予定だ。
次期マツダ6のコンセプトは、ベンツCクラスやBMW3シリーズをターゲットとした、クーペルックのエクステリアを持つスタイリッシュなプレミアムセダンであり、マツダのプレミアムブランド戦略の一端を担う重要なモデルでもあるのだ。
走りの面では、2021年12月のロードスターの商品改良で発表された、コーナリング時にリアの内輪にブレーキをかけることで旋回姿勢を安定させる技術、KPC(キネマティック・ポスチャー・コントロール)など、培ってきたFR車のノウハウを投入することが示唆されている。
プレミアムブランド化を推進するマツダにとって重要な位置付けとなるモデルが、このFR化された新型マツダ6だ(画像はベストカー編集部による予想CG)
●スズキ スイフト…欧州車の質感をまとう
走りもデザインも欧州車に勝るとも劣らぬという点において、非常に高い評価を得ているスズキスイフト。その5代目が2022年夏にデビューする。
新型はスイフトの基本コンセプトは踏襲しつつ、プラットフォームに新開発のものを採用する可能性がある。そうすることで、評価の高い走りにより磨きをかける。
パワーユニットは、1.2L NAと1.2Lベースのマイルドハイブリッドを継続して設定。残念ながら、AMTを組み合わせたストロングハイブリッドは新型に設定される予定はなさそうだ。とはいえ、いずれのエンジンも大幅に改良が加えられ、燃費性能やパワーフィールは現行型を大きく上回ることになる。
エクステリアデザインはキープコンセプトと言えるが、全体的な印象はよりエッジの利いたものになりそうだ。
そして気になるスイフトスポーツは2023年デビューか!
世代が変わるごとに欧州車のような雰囲気が強まるスイフト(画像はベストカー編集部による予想CG)
■キレのいい走りに期待のモデルが目白押し!
●トヨタ カローラスポーツGR…GRヤリス以上の迫力・パワーで登場!!?
GRヤリスに続く本格スポーツモデル、カローラスポーツGRが今夏登場する。当初の情報では2021年内に発表される予定だったが、コロナ禍で海外でのテストができずに延期されていた。
搭載するパワーユニットはGRヤリスと同様の1.6L直3ターボエンジンだが、排気系をチューニングすることで、GRヤリスの272psから300psにパワーアップが図られる(最大トルクは37.7kgmで同じ)。
4WDシステムもGRヤリスと同じ電子制御多板クラッチを用いたアクティブトルクスプリットタイプ(トルセンLSDをフロントとリアデフに設定)。3つの走行モードで前後のトルク配分を変更できるシステムで、後輪側に最大70%を送ることができるので、積極的に向きを変えるような走りも楽しむことができる。
まずは6速iMT専用としてデビューし、2年後くらいにATの追加も検討されているというが、このあたりは流動的だ。
気になる価格だが、GRヤリスよりも車格が上ということで、400万円台の後半からとなるのは確実だろう。それでも競合するベンツA35AMGや、BMW M135iよりははるかにリーズナブルと言える。
GRヤリスでその走りのよさは世界的に評価されているだけに、5ドアハッチという実用性の高さも相まって、人気を呼びそうだ。
トヨタ カローラスポーツGR。GRヤリスのような専用ボディではないが、だからこそベース車同等の実用性を確保できている。今も開発は進んでいる(画像はベストカー編集部による予想CG)
●スバル インプレッサ…走りも質感も高めて正常&正統派進化!!!
デビューから約5年が経過した現行型インプレッサが、正常進化して生まれ変わる。
採用するプラットフォームはスバルグローバルプラットフォーム(SGP)だが、レヴォーグ、新型WRX S4といったモデルで培ったデータをもとに開発された「第二世代SGP」へと進化を遂げる。
パワートレーンは現行型と同様、1.6Lおよび2Lエンジンとなるが、2L NAのリプレイスとして1.5Lのダウンサイジングターボエンジンも新たに開発されている。
スバル インプレッサ。従来モデルと同じくセダンと5ドアハッチバックを設定。人気のアイサイトも最新モデルが搭載される(画像はベストカー編集部による予想CG)
■そして「ミニバン攻勢の秋」へ……!
●トヨタ シエンタ…TNGA採用で魅力アップ
大人気の5ナンバーサイズのミニバンとしてライバルのホンダ フリードとしのぎを削るシエンタ。2015年に2代目となる現行モデルが登場してから約7年ぶりにフルモデルチェンジを行う。
エクステリアデザインは、現行型がヘッドライトまわりやボディサイド、リアハッチゲートまわりに取り付けられているブラックのガーニッシュが好みの分かれるところだったが、新型では万人受けを狙ったオーソドックスなデザインに生まれ変わる。
シャシーでは、新開発のTNGAプラットフォームを採用し、ホイールベースを50mm延長することで、より広い室内空間を実現。さらに走りの質感を向上させる改良を加え、大幅にレベルアップを果たす。
パワーユニットは、改良型の1.5LガソリンNAとハイブリッドを搭載し、ガソリンNAはCVTとの組み合わせになる。現行型のハイブリッドは2WDのみだったが、次期型では降雪地域で要望の多い4WD(E-Four)も設定される見込みだ。
トヨタ シエンタ。新開発のTNGAプラットフォームを採用したことで広い室内を実現(画像はベストカー編集部による予想CG)
●日産 セレナ…e-POWER出力アップで魅力増大
2022年の1月にはノア/ヴォクシー、さらにステップワゴンの公開とライバルたちが出揃うなか、今秋には新型セレナが誕生。キープコンセプトだがライバルたちに合わせ、3ナンバーサイズの質感アップで誕生する可能性も。
大人気の1.2Lエンジンで発電するe-POWERをメインに据えたパワーユニットとなり、現行のモーター出力136ps/32.6kgmからパワーアップさせた進化型を投入する見込みだ。ほかに2Lマイルドハイブリッドも継続する。
さらにプロパイロットはハンズオフ可能な最新バージョンの2.0を搭載する可能性が高く、先進安全性や機能性、使いやすさも備え、さらに満足できるミニバンとなりそうだ。
日産 セレナ。キープコンセプトながら、全体的にスタイリッシュ感が増したエクステリアデザイン。顔はアリアなどの流れを汲むVモーショングリルとなる(画像はベストカー編集部による予想CG)
●ホンダ フリード…キモは2モーターのe:HEV
今のホンダの登録車ではトップクラスの売れ筋となっているフリード。ついにこの秋、3代目モデルへと生まれ変わる! 初代以来の「ちょうどいい」コンセプトはそのままに、扱いやすい5ナンバーサイズながら質感を上げたミニバンとなる。
新開発のプラットフォームを採用し、乗り心地は大幅向上。そして、トピックはパワートレーン。1.5Lガソリンは現行のものをブラッシュアップしつつキャリーオーバーとなるが、ハイブリッドは現行型フィットと同じ、1.5Lエンジン+2モーター+リチウムイオンバッテリーのe:HEVとなる。さらに、そのシステムの改良タイプになる可能性が高い、というから楽しみだ。
現行型では乏しさを感じられる先進安全技術「ホンダセンシング」は最新型を採用。ソナーセンサーやフロントワイドビューモニターなどが備わり、より安心して楽しめるクルマに生まれ変わる。デザインにも磨きをかけて堂々の誕生だ!
ホンダ フリード。スタイルはキープコンセプトだが、先日発表となったステップワゴン同様。家族で楽しめるように顔は穏やかなものになる見込み(画像はベストカー編集部による予想CG)
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みんなのコメント
何よりも走行は流れが基本だからね
高速道路でも、100km/h制限だからといい100km/hで追い越し車線をチンタラ、80km/h制限だからといい80km/hや100km/hで追い越し車線をチンタラだと、他のセダンや欧州車の流れを乱してしまう、大勢乗っていて速度が出せないのであれば走行車線だけにしてもらいたい