■高速砂漠走行でのより過酷な地形にも対応
フォードは2021年2月3日、新型「F-150ラプター」を発表した。「F-150」が、2020年6月にフルモデルチェンジしたのに伴い、そのハイパフォーマンスモデルであるラプターも新型にスイッチしたというわけだ。
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第3世代となる新型F-150ラプター(以下ラプター)では、従来のラプターが持つ機械的、技術的な性能と精密さを受け継がれている。さらに強化されたコネクテッドテクノロジーを搭載することで、時が経過すればするほど、その所有感が満たされるという。
新型ラプターは、専用に開発された新しい5リンクリアサスペンションを採用することで、荒れた路面での高速走行時でもより高い信頼性とコントロール性、パワーを発揮できるように設計された。
フォードパフォーマンスのチーフエンジニアであるカール・ウィドマン氏はこの新しいサスペンションについて、「ラプターはバハ1000レースに根ざしており、そのサスペンションは我々の能力とパフォーマンスを向上させています」と述べている。
この5リンク式リアサスペンションは、不整地でのアクスルポジションをより良く維持するために、長いトレーリングアームやパンハードロッド、クラス最長の24インチコイルスプリングが採用されている。
この新たなサスペンションは、洗練されたエンジンマネージメントと統合制御されることにより、より多くのトルクを後輪に伝えることを可能とした。これにより、素早い発進と優れた加速、そしてスロットルレスポンスを向上させると同時に、快適性や安定性、ハンドリングやコントロール、そして高速での最適なトラクションを提供してくれる。
また、次世代のFOXライブバルブ内蔵バイパスショックは、ポジションに応じた減衰調整が可能な最先端の電子制御技術が搭載されている。
そんなラプター史上最大のサスペンションシステムは、熱への耐性が高められ、地形の変化に素早く反応するように設計されているため、長時間の砂漠走行も安心して走ることが可能となった。
そして3.1インチ径のアルマイト処理が施されたアルミニウム製ショックボディには、ダンパー内部の摩擦損失を低減するために、特別に設計された全く新しい低摩擦ショックフルードが充填されており、オン・オフ両方での快適性を向上させている。
■外観はF-22ラプター戦闘機からインスパイア
新型ラプターには初めて35インチと37インチのタイヤが設定された。特別に設計されたBFGoodrich All-Terrain T/A KO2タイヤは、最大のトラクションとハンドリングを発揮する。
35インチタイヤを履いたラプターは、アプローチアングル31度、デパーチャーアングル23.9度、ブレイクオーバーアングル22.7度で12インチ(約30cm)の障害物をクリアすることが可能となる。一方の37インチタイヤを装着したラプターでは、13.1インチ(約33cm)の走行クリアランス、アプローチアングル33.1度、デパーチャーアングル24.9度、ブレイクオーバーアングル24.4度となる。
パワートレインには、第3世代のツインターボ3.5リッターV型6気筒エコブースト高出力エンジンが搭載されており、すべての回転域で低回転域と同等のトルクを発揮する。
そして新しいエキゾーストシステムは、特許出願中のビルトインXパイプや、独自の「トロンボーンループ」、さらにはラプター初のアクティブバルブを特徴とする。このシステムは、音質を向上させる真のパススルーマフラー設計が採用されており、静音、ノーマル、スポーツ、バハの4つのサウンドレベルモードを設定することができる。
また、フォード製10速オートマチックトランスミッションには、革新的なトルクオンデマンドトランスファーケースが採用された。標準装備の電子ロック式リアディファレンシャルとトルセン フロントリミテッドスリップディファレンシャルは、4:10の最終駆動比を実現。最大積載量は200ポンド(約90kg)増加した1400ポンド(約635kg)となっており、最大牽引力も200ポンド増加した8200ポンド(約3719kg)となった。
内装には、快適でスタイリッシュな視界を実現するハイテクコックピットを採用。カスタマイズ可能な12インチセンタースクリーンが標準装備されており、オーナーはスクリーンを分割して、ナビゲーション、音楽、またはトラックの機能を含む複数の機能を同時にコントロールすることができる。
さらに新型ラプターには、オフロードで使用するためのクルーズコントロールのように動作するトレイルコントロールが標準装備。ドライバーは設定された速度を選択するだけで、車両が自動的にスロットルとブレーキを管理してくれるため、オフロードのハードな状況でステアリング操作に集中することができる。
完全に再設計された特徴的なフロントマスクは、ブラックアウトされたグリルとフェンダーからフェンダーまで伸びるヘッドライトを備えたパワードームフードが特徴となる。
ボンネットには新しいヒートエクストラクターと機能的なサイドベントがフェンダーの後縁上部に装備されており、これらはすべてF-22ラプター戦闘機のインテークにインスパイアされたものである。
アグレッシブなフロントフェンダーは、高速走行時のタイヤが巻き上げる砂塵をイメージしている。同じコンセプトはリアにも適用されており、ブラックアウトされたテールライトとテールゲートのアップリケにより、フェンダーからフェンダーまでの幅を視覚的に表現している。
2021年型F-150ラプターは、ミシガン州ディアボーンにあるフォードのディアボーン・トラック工場で組み立てられ、この夏ショールームで販売される予定となっている。また、「ラプターR」は、2022年に登場することが決定した。
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