メルセデス・ベンツ日本(MBJ)は2017年10月25日、「メルセデスAMG GT C(以下GT C)」とAMG設立50周年を記念した特別仕様車「メルセデスAMG GT C Edition50(以下Edition50)」を発表。AMG専売拠点のAMG東京世田谷をはじめとした全国の正規販売店ネットワークを通じて予約注文の受付を開始し、2018年上半期より順次納車を開始する。
GT Cは、モータースポーツを心から愛するメルセデスAMG社による自社開発スポーツカー「メルセデスAMG GT」をベースに、公道走行可能なレーシングモデル「メルセデスAMG GT R」の技術を取り込んだAMG GTのエクスクルーシブモデルだ。AMGによる4.0LのV8直噴ツインターボエンジンは徹底した軽量化やドライサンプ潤滑による低重心化、また2基のターボをV8エンジンのVバンク内側に配置するレイアウトがもたらすコンパクト化と吸排気経路の最適化など、AMGが持つテクノロジーが凝縮されたパワーユニットだ。
エクステリアには、1952年に開催された伝説的なレースである「カレラ・パナメリカーナ・メヒコ」で優勝を飾った300SLのレーシングカーを彷彿とさせる、AMGパナメリカーナグリルをはじめとする数々の備を備えることで、空力効率を強化するとともに最適なグリップを確保している。
一方でレーダーセンサーで先行車を認識して、設定速度の範囲内で車間距離を適切に維持して追従するとともに、先行車が停止した場合は減速して停止する渋滞追従機能を備えたディスタンスパイロット・ディストロニックを含むレーダーセーフティパッケージを標準装備し、スーパースポーツカーでありながら高い安全性と快適性も実現している。
AMG設立50周年記念の特別仕様車であるEdition50には、designoカシミアホワイトマグノ及びdesignoグラファイトグレーマグノの2色を設定。内装にはナッパレザー仕様のシルバーパールとブラックのツートーンを採用し、内外装の随所にブラッククロームを施すことで特別感を演出している。ヘッドレストには“Edition 50”ロゴを、ステアリング下部には“EDITION”バッジをあしらっている。なお本モデルの日本向けは全国限定12台(世界限定500台)となっている。
GT Cの心臓部には“One man-one engine”というAMGの哲学によって、ひとりのマイスターが最初から最後まで責任を持って手作業で組み上げたエンジンが搭載される。4.0LのV8直噴ツインターボエンジン「M178」は、砂型鋳造されたクローズドデッキのアルミニウムクランクケースに鍛造アルミニウム製ピストンを組み合わせることで、軽量化と高い強度を両立。またF1マシンでも使われているシリンダーウォールにスチールカーボン材を溶射コーティングするNANOSLIDE摩擦低減加工を施すことで、フリクションロスを低減するとともにエンジンの軽量化にも貢献している。
オイル供給はドライサンプで、ウェットサンプの時代よりエンジン搭載位置を55mm低くすることが可能となり、車両の低重心化を実現。また高い横加速度が発生する高速コーナリング時での安定したオイル供給を可能としている。2基のターボチャージャーはV型シリンダーバンクの外側ではなく内側に配置する「ホットインサイドV」レイアウトを採用。ターボチャージャーへの吸気経路を最適化することでも優れたレスポンスを実現した。これにより最高出力557ps(410kW)と最大トルク680N・mを発揮し、0-100km/h発進加速も3.7秒(欧州仕様参考値)を実現している。
トランスミッションにはデュアルクラッチ式の「AMGスピードシフトDCT」を採用。素早い変速でドライバーのアクセルワークに瞬時に反応し、シームレスな加速を実現する。燃費と快適性を優先するC(Comfort)、よりスポーティなS(Sport)とS+(Sport Plus)という3つのシフトモードも搭載している。またエンジンとトランスミッションのそれぞれに磁性流体の可変マウントを搭載し、各種センサーからの情報で状況を検知してマウントの硬さを自動で調整する。そのため通常走行時は快適性を高める柔らかさに、ダイナミックな状況では硬くすることでロールの小さい走りに変身させる。
GT Cのデザインを象徴するのはフロントの「AMGパナメリカーナグリル」だ。このグリルはモータースポーツに由来し、クロームメッキを施した15本の垂直フィンの基本デザインは、1952年にメキシコで開催された伝説の公道レース「カレラ・パナメリカーナ・メヒコ」で優勝したレーシングカー「300SL」で初めて採用された由緒あるもの。低く構えたフロントセクションと前傾したグリルによって「サメの鼻先」のような独特な形状が生まれ、車体が路面に張り付くような視覚効果も発揮。この形状はさらに背圧ポイントを下げることで、冷却気流と空力性能を強化する効果をもたらしている。
エアロダイナミクスにも注目だ。GT Cはフロントバンパーの後端下部に約1秒で開閉できる垂直ルーバーを装備。通常は閉じて
空気抵抗やフロントに働く揚力を低減し、コンポーネントが一定の温度に達して各種ラジエターに冷却が必要となった時だけルーバーを開く仕組みになっている。また後輪に20インチホイールを履き、アルミニウム製サイドウォールによりリアの幅をGT比で57mm拡大している。これによるトラクションの向上で、コーナリング速度も高められている。
GT Cには「AMGリヤ・アクスルステアリング」が標準装備されている。その中核をなすのはステアリングホイールには機械的には接続されていない2個のアクチュエーターで、この「バイワイヤ」システムが後輪に対して電子制御で調整を実施。トー角の最大変化量は1.5度となっている。車速100km/h以下では逆方向に操舵され、実質的にホイールベースを短縮するのと同じ効果をもたらす。一方で100km/h超となった場合は後輪を同位相に操舵して、安定性を高める働きをする。
前述したトランスミッションのシフトプログラムに加えて、エンジン/サスペンション/ステアリングの特性、セーリング機能とECOスタートストップ機能、リトラクタブルスポイラーの作動プログラムなど、実に多くのファクターが連動して変化する「AMGダイナミックセレクト」もトピックだ。さらに、I(Individual)ではエンジン、エグゾーストシステム、サスペンション、トランスミッション、3ステージESPのパラメーターを個別に設定できるためにドライバーが望むキャラクターに変身。RACEモードは、サーキットでの停止状態から最適な加速を可能にしてくれる。
3つのモードが選べる「3ステージESP」や電子制御式の「AMGリミテッド・スリップ・デフ」、可変ステアリングギア比を採用した「AMGパラメーターステアリング」、「AMG強化ブレーキシステム」に「AMGパフォーマンスエグゾーストシステム」、さらに炭素繊維SMC(シート・モールディング・コンパウンド)製のトランクリッドに象徴される軽量化技術の「AMGライトウェイトパフォーマンス」など、GT Cに搭載されたテクノロジーを語るには、いくらスペースがあっても十分とは言えない。
メルセデス・ベンツAMG中古車情報
メルセデス・ベンツ日本公式サイト
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
「クルマの左寄せ」苦手な人が多い!? よく見えない「左側の車両感覚」をつかむ“カンタンな方法”がスゴい! JAFが推奨する“コツ”ってどんなもの?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?