現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【速報!新型Mazda3/デザインチェック 続編】なんで泣けてくるんだろう マツダ3(アクセラ)

ここから本文です

【速報!新型Mazda3/デザインチェック 続編】なんで泣けてくるんだろう マツダ3(アクセラ)

掲載 更新 1
【速報!新型Mazda3/デザインチェック 続編】なんで泣けてくるんだろう マツダ3(アクセラ)

LAショー初日のプレスカンファレンスで、次のスケジュールを気にしつつ確認しただけでは理解ができなかった新型マツダ3のエクステリアデザイン。正直、多少の懐疑的な気持ちを携えながら、カースタイリング誌編集長の松永は、納得ゆく答えを得るためにデザイン部門の重役とチーフデザイナーに直撃インタビューを敢行!そして、その答えはオフィシャルムービーの中にあった。松永の目頭をアツくさせた、その動画とは?

 昨日のレポートでは、マツダ3のデザインには申し訳ないがまだ懐疑的だった…。そんな釈然としないまま、翌日のプレスデーに。かのマツダ3のデザインを「まだまだ、じっくり見るまでは何とも言えない」と書いてしまった手前、本日は常務執行役員デザイン・ブランドスタイル担当の前田育男さんとチーフデザイナーの土田康剛さんにそれぞれ話を伺った。

フォレスターが安全性能で快挙! JNCAP予防安全性能アセスメントで最高ランク(ASV+++)を獲得!!

 ボディサイドに流れるキャラクターラインというのは、マジックでもある。ボデイが分厚かったりしても適所に入れれば細く見える。ボリュームが足りなくても、なんとか補った印象をつくってくれる。重心だって低く見せられる。それを最大限利用したのが、クリス・バングルさん時代のBMWだったのだ。
 それに共感して、多くのメーカーがキャラクターラインをより印象的に用いることを考えた。
 ところが今回のマツダ3にはその要素が一切なくなった。となれば、何の構えもない状態。言ってみれば「あしたのジョー」の矢吹丈が最終回に両手をぶらんと下ろした、ノーガード戦法のようなもの。このクルマで本当に勝ち目があるのか? と思ってしまったのだ。ちょっとくらい薄いラインでも入れて、色気を出してもいいのではないだろうか。きっと誰からも怒られないはず、とも思った。
 果たして事前発表されたスタジオでは、のっぺりとした印象が強かった。また、それはLAショーの会場にいっても、残念ながら一緒だった。

 (これは、やっちまったんではないか…)内心そんなことを考えた。ショー会場ではきっといいはず、なんて期待もあったのだ……。

 そして前田さんとのインタビュー。詳細は12月26日売のカースタイリング19に譲るが(宣伝ですみません)、「野外でこそ見て欲しい」とのこと。
 要はものを映したりその環境で走ったりすることで、微妙なリフレクションの移ろいを感じやすい、とのことだった。だから、スタジオやこうしたショー会場など、わりと淡々とした場所での展示には向かないという。
 その真意を土田さんが教えてくれた。土田さんは開発に当たって「借景」という言葉をよく使ったという。「借景というとあまりにも日本的で、ベタなので使わないようにしているのですが…」との前置きで、風景が車のボディにどのように映るのか、走った時にどう流れていくのかを徹底して考えたのだという。そのためには、ありえないような面構成も用いたという。
 そして生まれたのがこのボディ。と言ってもピンとこない。そうすると、ある裏話を語ってくれた。

新型Mazda3のデザインに関する回答は、動画の中にある

 マツダ3のために今回製作したプロモーションビデオについて、当初はCGでもできるのではないかと考えていた。現在ではCADデータをベースに3Dデータの車を野外風景の中で走らせることができるのだ。もちろんリフレクションも活かされる。ところが、なんとも釈然としない。こんな程度ではないはずだ。とばかり、実際の新型マツダ3で野外での撮影を敢行したのだという。
 ロケ地はヨーロッパのとある場所。CGは一切なし。今回は、単に背景がいいだけではいけない。ボディに映り込むこっち側の見えない風景も重要なのだと、思案を重ねての場所探しだったという。
 そして土田さんがこんなことを言った。
「私たちも、ずっとリフレクションを考えてつくってきたはずなのですが、本当に野外を走って、こんな風に見えるんだ! と感動したんです」と、本当に嬉しそうに言った。
 そしてここでは、そのプロモーションビデオをご覧いただきたい(下の再生ボタンをクリック!)。こんな話を聞いた後では、涙もろくなった自分はほろっと目を潤ませてしまった。(やったね! なんて思って…) できれば、くれぐれもボディの写り込みに着目してください。そうすれば、3ドアのサイドウインドウを小さくしてまで、リヤピラーを太くしたことの一つの答えがわかるのでは、と思ったりもする。 


【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

トヨタ新型「“4WD”スポーツカー」初公開! “現代版セリカ”な「2ドアクーペ」! 「旧車デザイン」&300馬力「ターボエンジン」採用の「GR86」米に登場
トヨタ新型「“4WD”スポーツカー」初公開! “現代版セリカ”な「2ドアクーペ」! 「旧車デザイン」&300馬力「ターボエンジン」採用の「GR86」米に登場
くるまのニュース
「金田のバイク」でおなじみのSFアニメ「AKIRA」 11月30日にトムス・エンタテインメントが無料配信
「金田のバイク」でおなじみのSFアニメ「AKIRA」 11月30日にトムス・エンタテインメントが無料配信
バイクのニュース
ジャガーが3年前に開発中止した大型SUV「Jペイス」 全長5m強のプロトタイプ、画像で明らかに
ジャガーが3年前に開発中止した大型SUV「Jペイス」 全長5m強のプロトタイプ、画像で明らかに
AUTOCAR JAPAN
寒風吹きすさぶ自動車各社、日産は北米の従業員6%が希望退職、フォードは欧州で4000人削減[新聞ウォッチ]
寒風吹きすさぶ自動車各社、日産は北米の従業員6%が希望退職、フォードは欧州で4000人削減[新聞ウォッチ]
レスポンス
子育てもひと段落したのでスズキ「ジムニー」にVWゴルフから乗り換え…「オープンカントリーR/T」をセットして趣味環境は整いました
子育てもひと段落したのでスズキ「ジムニー」にVWゴルフから乗り換え…「オープンカントリーR/T」をセットして趣味環境は整いました
Auto Messe Web
「最悪の出来事だ……」ヒョンデ、タイトル王手ヌービル苦しめたWRCラリージャパンでのトラブルを謝罪。ターボ関連の疑い
「最悪の出来事だ……」ヒョンデ、タイトル王手ヌービル苦しめたWRCラリージャパンでのトラブルを謝罪。ターボ関連の疑い
motorsport.com 日本版
「すごい衝突事故…」 東富士五湖道路が一時「上下線通行止め!」 ミニバンが「横向き」で“全車線”ふさぐ… 富士吉田で国道も渋滞発生中
「すごい衝突事故…」 東富士五湖道路が一時「上下線通行止め!」 ミニバンが「横向き」で“全車線”ふさぐ… 富士吉田で国道も渋滞発生中
くるまのニュース
「GT-R」の技術が注ぎ込まれたV6ツインターボ搭載、日産『パトロール』新型が中東デビュー
「GT-R」の技術が注ぎ込まれたV6ツインターボ搭載、日産『パトロール』新型が中東デビュー
レスポンス
「アルピーヌA110RGT」が初のヨーロッパラウンド以外となるラリージャパン2024に参戦!
「アルピーヌA110RGT」が初のヨーロッパラウンド以外となるラリージャパン2024に参戦!
LE VOLANT CARSMEET WEB
バイクニュース今週のダイジェスト(11/18~22)
バイクニュース今週のダイジェスト(11/18~22)
バイクブロス
超クラシック! ホンダが新型「ロードスポーツ」発表で反響多数! ロー&ワイドの「旧車デザイン」に「スタイル最高」の声! 女性にも人気らしい新型「GB350 C」が話題に
超クラシック! ホンダが新型「ロードスポーツ」発表で反響多数! ロー&ワイドの「旧車デザイン」に「スタイル最高」の声! 女性にも人気らしい新型「GB350 C」が話題に
くるまのニュース
上質な乗り心地が最高! 軽二輪クラスのスクーター5選
上質な乗り心地が最高! 軽二輪クラスのスクーター5選
バイクのニュース
タイヤに記された「謎の印」の意味とは? 気になる「赤と黄色マーク」の“重要な役割”ってなに? 気づけば消えるけど問題ないのか?
タイヤに記された「謎の印」の意味とは? 気になる「赤と黄色マーク」の“重要な役割”ってなに? 気づけば消えるけど問題ないのか?
くるまのニュース
メルセデス・ベンツの新世代4名乗りオープンカーのCLEカブリオレに高性能バージョンの「メルセデスAMG CLE53 4MATIC+カブリオレ」を設定
メルセデス・ベンツの新世代4名乗りオープンカーのCLEカブリオレに高性能バージョンの「メルセデスAMG CLE53 4MATIC+カブリオレ」を設定
カー・アンド・ドライバー
アキュラIMSA車両ドライブしたフェルスタッペン、デイトナ24時間は出ないの?「出るには十分な準備をしたいけど、今は不可能だ」
アキュラIMSA車両ドライブしたフェルスタッペン、デイトナ24時間は出ないの?「出るには十分な準備をしたいけど、今は不可能だ」
motorsport.com 日本版
約183万円! 三菱「新型“5ドア”軽SUV」発表に反響多数! 「走りがいい」「好き」の声!半丸目もカッコイイ「ミニ」が話題に
約183万円! 三菱「新型“5ドア”軽SUV」発表に反響多数! 「走りがいい」「好き」の声!半丸目もカッコイイ「ミニ」が話題に
くるまのニュース
新車99万円! ダイハツ「“最安”ワゴン」どんな人が買う? イチバン安い「国産乗用車」は装備が十分! 超お手頃な「ミライース」支持するユーザー層とは
新車99万円! ダイハツ「“最安”ワゴン」どんな人が買う? イチバン安い「国産乗用車」は装備が十分! 超お手頃な「ミライース」支持するユーザー層とは
くるまのニュース
2025年は赤・黄・黒の3色 スズキ「V-STROM 250SX」2025年モデル発売
2025年は赤・黄・黒の3色 スズキ「V-STROM 250SX」2025年モデル発売
バイクのニュース

みんなのコメント

1件
  • アルファ ブレラ、ジウジアーロの真似だと思う。
    こういう真似は恥ずかしいと思う。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

677.3698.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

593.0980.0万円

中古車を検索
ヨーロッパの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

677.3698.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

593.0980.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村