現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 超話題の「GRヤリス」! エンジンも駆動方式も違うものもある「4グレード」展開の買いとは?

ここから本文です

超話題の「GRヤリス」! エンジンも駆動方式も違うものもある「4グレード」展開の買いとは?

掲載 更新 52
超話題の「GRヤリス」! エンジンも駆動方式も違うものもある「4グレード」展開の買いとは?

 独立性が高いためにグレードも豊富に用意されている

 トヨタGRヤリスは、ヤリスをベースにしたスポーツモデルだ。一般的にこのタイプのグレードは、スズキ・スイフトスポーツなども含めて1~2種類だが、GRヤリスは4種類と多い。

GRヤリスの前にもあった「小型で激辛」な弾丸ハッチ! 「過激な走り」がウリのラリー参戦ベース車3選

 GRヤリスのプラットフォームは、前側はヤリスと同じGA-Bだが、後部はカローラなどと共通のGA-Cになる。ボディ形状も3ドアだから、ヤリスのシリーズに属するものの、車両のつくりはヤリスと大幅に異なる。別の車種と考えて良いだろう。つまりヤリスクロスに似た位置付けで、独立性が高いためにグレードも豊富に用意した。

 バリエーションは、直列3気筒1.5リッターノーマルエンジンに前輪駆動の2WDを組み合わせたRSと、GRヤリス専用の直列3気筒1.6リッターターボに4WDを併用するRC/RZ/RZハイパフォーマンスに大別される。1.5リッター1グレード、1.6リッターターボは3グレードだ。

 高い関心が寄せられるのは1.6リッターターボエンジン搭載車になる。最高出力は272馬力(6500回転)、最大トルクは37.7kg-m(3000~4600回転)だから、後者の数値はV型6気筒3.5リッター並みだ。トランスミッションは6速MTを組み合わせる。

 オススメはRZだが、販売店ではRSが選ばれている

 1.6リッターターボで価格が最も安いRC(330万円)は、モータースポーツ用のグレードだ。ディスプレイオーディオなどの快適装備は省かれ、フルオートエアコンも標準装着されずオプション設定(13万2000円)になる。

 こういった点を考えると、推奨度のもっとも高いグレードはRZ(396万円)だ。18インチサイズのアルミホイールとタイヤ、ディスプレイオーディオなどは標準装着する。実際の購入では、衝突被害軽減ブレーキなどをセットにした予防安全パッケージ(24万9700円)も加えたい。そうなると総額では約421万円だ。

 さらにRZハイパフォーマンス(456万円)には、空冷式インタークーラーの冷却スプレー、ブレーキダクト、カラードキャリパーなどが装着され、内装ではシート表皮がウルトラスエード+合成皮革に変更されるなど質感も向上する。

 GRヤリスには、大量生産されないパーツが多く装着されることもあり、価格は全般的に高い。中級のRZでも、ミドルサイズのボディに水平対向4気筒2リッターターボを搭載したスバルWRX STIタイプSと同等だ(現在は生産を終了)。RZハイパフォーマンスはさらに高く、コンパクトな高性能4WDの価値をどのように捉えるかで、価格に対する見方も変わる。

 販売店では「RS(265万円)も意外に人気がある。標準グレードのZと比べてから、RSを選ぶお客様も多い」という。RSはエンジンがノーマルタイプで、トランスミッションもCVTだ。動力性能はベーシックなヤリスと同じだが、3ドアのボディ、プラットフォーム、サスペンションなどは、GRヤリスRZなどと基本的に共通化されている。

 RSも予防安全パッケージはオプション(25万1900円/RZとは内容が異なる)だから、合計すれば約290万円だ。標準グレードのZ(192万6000円)と比較して、約100万円上まわる。割安とはいえないが、人気は相応に高い。

 それならRSにも、CVTと併せて6速MTを設定すると良心的だろう。動力性能よりも足まわりの勝るクルマを峠道の下り坂で速く走らせると、独特の快感が生まれる。GRヤリスのノーマルエンジン車は、ベテランのクルマ好きにとって、琴線に触れる存在だ。

 今後もユーザーの好みに応じて、新しいバリエーション展開を図って欲しい。そうすることで、価値をさらに高められるのが、GRヤリスのような商品だ。

こんな記事も読まれています

「君はその一瞬一瞬すべてにふさわしい」レッドブル代表がフェルスタッペンの戴冠を称賛。懸命に作業に取り組んだクルーにも感謝
「君はその一瞬一瞬すべてにふさわしい」レッドブル代表がフェルスタッペンの戴冠を称賛。懸命に作業に取り組んだクルーにも感謝
AUTOSPORT web
[ダイハツ]に期待しかないよ!? 今後作ったらアツい[クルマ]を語ってみた
[ダイハツ]に期待しかないよ!? 今後作ったらアツい[クルマ]を語ってみた
ベストカーWeb
フェルスタッペン、王座確定のため、マネジメントモードで5位フィニッシュ「自分のレースを心掛けた。最高の気分」
フェルスタッペン、王座確定のため、マネジメントモードで5位フィニッシュ「自分のレースを心掛けた。最高の気分」
AUTOSPORT web
HRC/ホンダ渡辺社長がフェルスタッペンを祝福「4連覇をサポートし続けられたことは誇り。さらなる高みを目指し支援する」
HRC/ホンダ渡辺社長がフェルスタッペンを祝福「4連覇をサポートし続けられたことは誇り。さらなる高みを目指し支援する」
AUTOSPORT web
角田裕毅9位、選手権6位争いにおいて価値ある2点を獲得「強力なレースペースを示せた。シーズン最後まで全力で戦う」
角田裕毅9位、選手権6位争いにおいて価値ある2点を獲得「強力なレースペースを示せた。シーズン最後まで全力で戦う」
AUTOSPORT web
サイズも価格も近い禁断の兄弟対決!! [ランドクルーザー250]と[ランドクルーザー300]の違いって??
サイズも価格も近い禁断の兄弟対決!! [ランドクルーザー250]と[ランドクルーザー300]の違いって??
ベストカーWeb
【ポイントランキング】2024年WRC最終戦ラリージャパン後
【ポイントランキング】2024年WRC最終戦ラリージャパン後
AUTOSPORT web
無冠の帝王が汚名返上。苦節13年で初王者のヌービル「本当に長かった。大変な努力へのご褒美だ」
無冠の帝王が汚名返上。苦節13年で初王者のヌービル「本当に長かった。大変な努力へのご褒美だ」
AUTOSPORT web
フェルスタッペンがドライバーズ選手権4連覇【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP 決勝
フェルスタッペンがドライバーズ選手権4連覇【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP 決勝
AUTOSPORT web
古さと新しさが同居した天才的デザインに仰天!! ディフェンダーの「貫禄」にシビれた!!!【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
古さと新しさが同居した天才的デザインに仰天!! ディフェンダーの「貫禄」にシビれた!!!【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
ベストカーWeb
ドリキンが自腹購入したホンダ「シビックタイプR」でチューニング指南! 無限×ヤマハコラボの「パフォーマンスダンパー」は買いです
ドリキンが自腹購入したホンダ「シビックタイプR」でチューニング指南! 無限×ヤマハコラボの「パフォーマンスダンパー」は買いです
Auto Messe Web
【F1第22戦決勝の要点】 岩佐歩夢が分析するメルセデスの速さの秘密「マシン特性の不利を覆すほどのいい仕事」
【F1第22戦決勝の要点】 岩佐歩夢が分析するメルセデスの速さの秘密「マシン特性の不利を覆すほどのいい仕事」
AUTOSPORT web
1.2L 3気筒+モーター3基で300ps ルノー・ラファール E-テックへ試乗 アルピーヌに相応しい走り
1.2L 3気筒+モーター3基で300ps ルノー・ラファール E-テックへ試乗 アルピーヌに相応しい走り
AUTOCAR JAPAN
ヒョンデ「アイオニック5」がマイチェンで航続可能距離703キロに! 気になる車両価格は523万6000円から…30台限定の「コナ マウナ ロア」にも注目
ヒョンデ「アイオニック5」がマイチェンで航続可能距離703キロに! 気になる車両価格は523万6000円から…30台限定の「コナ マウナ ロア」にも注目
Auto Messe Web
『絶対完走』の重圧に耐えた勝田。来季シートがかかっていたことを示唆【ラリージャパン後コメント】
『絶対完走』の重圧に耐えた勝田。来季シートがかかっていたことを示唆【ラリージャパン後コメント】
AUTOSPORT web
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 後編 ジャンクヤード探訪記
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 後編 ジャンクヤード探訪記
AUTOCAR JAPAN
中型からステップアップ 人気の“ミドルクラスネイキッド”スズキ「SV650」とカワサキ「Z650RS」どっちを選ぶ?【スペックでライバル比較】
中型からステップアップ 人気の“ミドルクラスネイキッド”スズキ「SV650」とカワサキ「Z650RS」どっちを選ぶ?【スペックでライバル比較】
VAGUE
ラリージャパンで一般車の侵入という衝撃トラブルが発生! SSのキャンセルもあるなかトヨタ勢は2・3・5位に着ける
ラリージャパンで一般車の侵入という衝撃トラブルが発生! SSのキャンセルもあるなかトヨタ勢は2・3・5位に着ける
WEB CARTOP

みんなのコメント

52件
  • 競技向け以外の、快適な装備を搭載したモデルを用意してる点も
    大きな魅力だと思う。
  • RSは1.2ターボに6MTでええやん
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

150.1235.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

98.4318.0万円

中古車を検索
ヤリスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

150.1235.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

98.4318.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村