■トヨタ「クラウンクルーガー」の 新開発「2リッターターボ仕様」発表
トヨタは、日本国外市場で3列7人乗りSUV「ハイランダー」とその姉妹車となる中国専用車となる「クラウンクルーガー」を展開しています。
そうしたなかで、新たに2リッター直噴ターボ仕様が設定された新型クラウンクルーガーが成都モーターショーで発表されました。
【画像】全長5m超の巨大SUV! トヨタ「クラウンクルーガー」の正体を写真で見る(33枚)
ハイランダーは2000年に日本でも発売されたミドルサイズSUV「クルーガー」の海外向けモデルとしてスタートしました。
日本向けクルーガーは2007年に一代限りで販売を終えましたが、ハイランダーはその後も北米やオーストラリアなどの市場では展開され続け、現在では4代目モデルが販売されています。
また、中国では2019年に登場した4代目ハイランダーだけでなく、2021年には姉妹車「クラウンクルーガー」も発売。
日本での販売が終わった後も「クルーガー」の名前はオーストラリア向けモデルに使用されていましたが、歴史ある「クラウン」と組み合わされたこの車名は発表当初、大きな話題となりました。
中国でのハイランダーは広州汽車との合弁会社・広汽トヨタ、クラウンクルーガーは第一汽車との合弁会社・一汽トヨタが製造・販売をおこなっています。
とくにクラウンクルーガーに関しては中国でのセダン型クラウンの製造・販売が2020年に終了したこともあり、クラウンの名前を冠するモデルは1年ぶりの復活となりました。
ちなみに日本の自動車メーカーが中国にて合弁会社をふたつ以上有する場合は、それぞれの合弁会社から同じ車種をデザインが少し異なる姉妹車としてリリースする傾向にあります。
例えばトヨタは、「カローラ/レビン」、「アリオン/レビンGT」、「イゾア/C-HR」、「カローラクロス/フロントランダー」、「RAV4/ワイルドランダー」、「ハリアー/ヴェンザ」、「グランビア/シエナ」、「クラウンヴェルファイア/アルファード」などを、それぞれ一汽トヨタ/広汽トヨタで展開しています。
中国向けは現行のハイランダーとクラウンクルーガーはA25A-FXS型2.5リッター直列4気筒エンジンを搭載するハイブリッドモデルのみが展開されています。
アメリカ向けは2GR-FKS型3.5リッターV型6気筒エンジンを搭載していましたが、2023年モデルからはT24A-FTS型2.4リッター直列4気筒ターボエンジンに置き換えられています。
そして中国向けハイランダーでは既存のハイブリッドモデルに加え、2リッター直噴ターボモデルが追加されることが2022年4月に判明、8月に正式発表を迎えました。
新たに追加されたのは、新開発のエンジン「S20A-FTS」を搭載するモデルで、ハイランダーが初めての採用例となります。
S20A-FTSは2リッター直列4気筒直噴ターボエンジンとなるので、8AR-FTS型2リッター直列4気筒直噴ターボエンジンに対する後継に位置づけられるとみてよいでしょう。
また、中国での先代となる3代目ハイランダーは8AR-FTS搭載モデルを用意しており、現行の4代目が登場した後も廉価モデルとして販売されていました。
それが今回、3代目ベースの廉価モデルを置き換える形で、同じ排気量とターボでありながら、新開発のエンジンを新たなボディに搭載して総合的な刷新を図った形になります。
2リッター直噴ターボモデルは「380T」のサブネームで3グレードを展開し、四輪駆動のみの設定です。価格は31万4800元(邦貨換算:約648万6000円)から34万4800元(約710万4000円)です。
■新たに2リッター直噴ターボが追加される「クラウンクルーガー」
そして今回、先に発表されたハイランダーに続き、一汽トヨタが展開する姉妹車のクラウンクルーガーにも2リッター直噴ターボが追加されました。
クラウンクルーガーにおける2リッター直噴ターボは、基本的に先に発表されたハイランダーと同一の仕様です。
また、ハイランダーと同じく外観にも大きな変更はなく、後ろに直噴ターボであることを表す「D-4ST」のエンブレムが追加された程度となっています。
この追加はもう一方の合弁会社(広汽トヨタ)と合わせるような形で施されていました。
とくに一汽トヨタでは先代ハイランダーの姉妹車を販売しておらず、広汽トヨタのような「4代目のハイブリッドと、3代目の直噴ターボを併売」というスタイルは不可能でした。
広汽トヨタが全モデルを現行の4代目に一本化したことにより、必然的に直噴ターボモデルを販売するチャンスが一汽トヨタにも舞い降りたことになります。
高級感あふれるルックスを持つハイランダー、そして北米向けスポーツグレードと同じスポーティーな見た目のクラウンクルーガー。
姉妹車関係の2車種が人気の高かった2リッター直噴ターボモデルも展開することで、同クラス内での競争力をさらに高めていくこととなるでしょう。
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