現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタ新型「ルーミー」まもなく登場!? 「100万円台」維持&新「ハイブリッド」搭載? 大人気「ハイトワゴン」の次期型は「どうなる」のか

ここから本文です

トヨタ新型「ルーミー」まもなく登場!? 「100万円台」維持&新「ハイブリッド」搭載? 大人気「ハイトワゴン」の次期型は「どうなる」のか

掲載 21
トヨタ新型「ルーミー」まもなく登場!? 「100万円台」維持&新「ハイブリッド」搭載? 大人気「ハイトワゴン」の次期型は「どうなる」のか

■もはや「国民車」と呼べる存在の「ルーミー」はどうなるのか

 トヨタ「ルーミー」は、排気量1リッターのコンパクトハイトワゴンで、2016年11月に発売されました。
 
 デビュー8年目に突入しましたが、次期モデルはどうなるのでしょうか。

【画像】めちゃカッコいい! トヨタ「新型ルーミー!?」を画像で見る(30枚以上)

 ルーミーはダイハツが企画・開発・製造を行いトヨタに供給されるもので、同社でも「トール」の車名で販売されるほか、スバルにも「ジャスティ」の車名で販売されていました。

 なおトヨタではルーミーのほか、ルーミーの兄弟車として「タンク」も販売されていました。

 デザインを少し変え、異なるディーラー系列で販売されるものでしたが、2020年9月のマイナーチェンジ時に消滅しています。

 これはトヨタのディーラー全車種併売化に伴って整理されたもので、ルーミーに統合されています。

 ルーミーはデビュー後7年が経過した2023年の通年においても、モデル末期でありながら登録車販売台数5位の10万800台という人気ぶりでした。

 この人気の背景には、ハイトワゴンならではの広大な室内空間、全長3.7mという取り回しの良さ、リッターカーの経済性の高さなどがあり、なんと言っても100万円台というリーズナブルな車両価格がありました。

 バブル崩壊後から続く日本経済の低迷は、世界先進国の給与水準上昇率に比べると大きく劣る事態も引き起こしていましたが、クルマの値段は世界水準と同等に高くなっていきました。

 バブル景気終了の1990年代初頭のトヨタ「カローラ」6代目の価格は、上級グレードで120万円ほどでしたが、今では300万円前後となりました。

 もちろんその間には、安全装備の拡充などの要因もありますが、もはや「大衆車」とは呼べない価格帯となってしまったのも事実です。

 ルーミーの販売台数が高い数値で推移し続けたのは、製品力の高さとトヨタディーラーの数の多さに加えて、日本経済という背景も理由にあったからでしょう。

 しかしそんなルーミーも、製造元のダイハツが2023年12月に前代未聞の大規模な不祥事を起こして出荷停止。その後ひっそりとトヨタの新車ラインナップから落ちました。トール、ジャスティについても同様でした。

 その頃には次期型ルーミーの噂も流れており、実際にダイハツも開発の終盤にさしかかっていた時期かと思われます。

 もはや国民車となったルーミーの販売が停止となったのは、クルマを売る側も買う側も大きな損失です。

 ダイハツの不祥事の全容が明らかになった2024年初頭には、同社の小型車の開発や認証をトヨタが責任を持つことになり、ダイハツはトヨタから受託して開発を進めるという体制が敷かれました。

 このあたりが次期ルーミーにどう影響を及ぼすのか、非常に気になるところです。

■次期型「ルーミー」に搭載の「ハイブリッド」はどうなる!?

 SNSなどでさかんに噂されている次期ルーミーの予想を横断的に見ながら、確度が高そうな情報をまとめます。

 デザインについては、ドラスティックな変化はないと予想できます。

 ボディサイズは、最新の衝突安全性能を確保するために若干大きくなる可能性がありますが、全幅は5ナンバーサイズに収めてかつ1.7m以下(これまでのルーミーは1670mm)、全長はこれまで同様の3.7mないしはそのプラスアルファ、全高も同様に1.7m強までに収めてくるでしょう。

 パワートレインについては、2つの考え方が予想されます。

 ひとつは、ルーミー同様にダイハツ主導で開発されたコンパクトSUVのトヨタ「ライズ」/ダイハツ「ロッキー」に搭載されていたダイハツ開発の1.2リッターシリーズハイブリッド「e-SMART HYBRID」が新採用されるという説。

 あるいは、トヨタのコンパクトカー「ヤリス」「アクア」などに搭載されるトヨタ独自の1.5リッターパラレル式ハイブリッド「THS II」ベースとなる説ですが、どちらとなるのかは現段階で不明です。

 前述の通り、次期ルーミーの開発はトヨタが責任を持つことになりますが、現場ではすでに開発が進んでいる「ダイハツ主導のモデル」の設計にトヨタが見直しを加えつつ、進行している可能性も十分に考えられます。

 いっぽうですべてを新体制とし、プラットフォームやパワートレインまで「トヨタ主導のモデル」に切り替えるとなるとほぼ白紙状態からの開発となり、次期型登場もかなり遅くなりそうです。

 販売台数も多い主力モデルだけに、1日も早い登場が期待されることから、ダイハツ主導のモデルに大幅に手を加えつつ登場するのが有力ではないかとみられます。

 なお、これまでのルーミーに搭載されていた1リッターガソリンエンジンですが、登録車で最も安い自動車税ということもあって、ユーザーにとっても大いに魅力があるものでした。

 現行型ルーミーの1リッターエンジンは自然吸気とターボの2種類がありましたが、ハイブリッドを上級仕様として、中級グレード以下にガソリンエンジン仕様が継続採用されると想定すると、自然吸気のみが設定されると考えられます。

 ダイハツのクルマの開発ポリシーに、「既存ユーザーの声をしっかりと聞き、商品改良や次期型の開発に取り入れる」というものがあります。また「良品廉価」というキーワードも多用されています。

 装備や機能面においては、これまでのルーミー/トールをベースにユーザーの声を反映して、充実化する部分と捨てる部分を高次元でバランスを取り、コストパフォーマンスの高い価格設定と必要十分な装備を設定してくるはずです。

 気になる車両価格は、ガソリンモデルで100万円台後半、ハイブリッドモデルで200万台前半と予想します。

 発売時期は年内を期待したいところですが、設計の見直しという事態を考えると、早くても発売は来年2025年の春から遅くとも夏頃となると予想しています。

※ ※ ※

 2023年10月に開催された東京モーターショー改め「ジャパンモビリティショー 2023」でトヨタは「カヨイバコ」というハイトワゴンタイプのコンセプトカーを発表しました。

 このコンセプトカーのプレゼンテーションのなかには、「bB」の名を冠しローダウンなどのカスタマイズを加えたモデルが含まれており、コアなファンのあいだで注目を集めています。

 bBは2000年から2016年まで2世代にわたって販売されたコンパクトハイトワゴンで、実質的なルーミーの先代モデルともいえ、いまも高い知名度を誇ります。

 イメージを一新する意味でも、こうした懐かしい名称が復活する可能性も否定はできません。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

トヨタ新型「ルーミー」まもなく登場!? 販売“一時停止中”で新「ハイブリッド」化に期待の声も! “改良版”2025年早々にも発表か?
トヨタ新型「ルーミー」まもなく登場!? 販売“一時停止中”で新「ハイブリッド」化に期待の声も! “改良版”2025年早々にも発表か?
くるまのニュース
510万円! 話題のトヨタ「ランクル300」 最安仕様は何が違う? 中古で800万円超え…!? まもなく受注再開の噂も!
510万円! 話題のトヨタ「ランクル300」 最安仕様は何が違う? 中古で800万円超え…!? まもなく受注再開の噂も!
くるまのニュース
街に溢れる「マツダ車」の“1番人気”ってなに? 「流麗SUV」や10年続く“ロングセラーモデル”も! 爆売れの「マツダ車」トップ3とは?
街に溢れる「マツダ車」の“1番人気”ってなに? 「流麗SUV」や10年続く“ロングセラーモデル”も! 爆売れの「マツダ車」トップ3とは?
くるまのニュース
5速MTあり! ダイハツ最上級の「フラッグシップセダン」なぜ消滅? パカッと開く「斬新リアゲート」が凄かった! 本気で“独自開発”とした渾身の「旗艦モデル」とは
5速MTあり! ダイハツ最上級の「フラッグシップセダン」なぜ消滅? パカッと開く「斬新リアゲート」が凄かった! 本気で“独自開発”とした渾身の「旗艦モデル」とは
くるまのニュース
全長4.3m以下! マツダ最小「小さな高級SUV」何がイイ? アンダー230万円の「CX-3」いま狙うべき理由とは
全長4.3m以下! マツダ最小「小さな高級SUV」何がイイ? アンダー230万円の「CX-3」いま狙うべき理由とは
くるまのニュース
スバル「フォレスター」まもなく新型モデル登場も今が“買い時”!? モデル末期の完熟しきった現行型を“あえて”選ぶべき理由とは?
スバル「フォレスター」まもなく新型モデル登場も今が“買い時”!? モデル末期の完熟しきった現行型を“あえて”選ぶべき理由とは?
くるまのニュース
トヨタ「ルーミー」のライバル! スズキ新型「ハイトワゴン」そろそろ登場!? 高性能エンジン搭載&軽量化実施の可能性に「待ってます」の声! 「次期型ソリオ」に期待集まる
トヨタ「ルーミー」のライバル! スズキ新型「ハイトワゴン」そろそろ登場!? 高性能エンジン搭載&軽量化実施の可能性に「待ってます」の声! 「次期型ソリオ」に期待集まる
くるまのニュース
スズキ新型「コンパクトSUV」いつ登場? MTあり&全長4m以下の「カクカクボディ」が超カッコイイ! 注目の「“5ドア”ジムニー」導入どうなる!?
スズキ新型「コンパクトSUV」いつ登場? MTあり&全長4m以下の「カクカクボディ」が超カッコイイ! 注目の「“5ドア”ジムニー」導入どうなる!?
くるまのニュース
日産新型「高級SUV」初公開! 新型「ムラーノ」北米登場に反響あり!「カッコいい」「再販希望!」販売店に寄せられた声とは
日産新型「高級SUV」初公開! 新型「ムラーノ」北米登場に反響あり!「カッコいい」「再販希望!」販売店に寄せられた声とは
くるまのニュース
シエンタの牙城を崩し1位にカムバックした[トヨタルーミー]いまだ売れ続けている理由と次期型のデビューはいつ?
シエンタの牙城を崩し1位にカムバックした[トヨタルーミー]いまだ売れ続けている理由と次期型のデビューはいつ?
ベストカーWeb
トヨタの「4人乗りスポーツカー」なぜ人気? 300万円超でもコスパ最高!? 20代の若者がこぞって「ハチロク」に乗る理由とは
トヨタの「4人乗りスポーツカー」なぜ人気? 300万円超でもコスパ最高!? 20代の若者がこぞって「ハチロク」に乗る理由とは
くるまのニュース
人気すぎて受注再開の目処立たず!? トヨタ「ランドクルーザー」“使いきれない性能”が逆にイイ! 一体何が魅力なのか?
人気すぎて受注再開の目処立たず!? トヨタ「ランドクルーザー」“使いきれない性能”が逆にイイ! 一体何が魅力なのか?
くるまのニュース
5速MTのみ! スズキ「新型“スポーティ”ハッチバック」発表に反響多数! 「興味ある」「欲しい」 約137万円&「3ナンバーボディ」の「スイフト」CNG車が印国で登場
5速MTのみ! スズキ「新型“スポーティ”ハッチバック」発表に反響多数! 「興味ある」「欲しい」 約137万円&「3ナンバーボディ」の「スイフト」CNG車が印国で登場
くるまのニュース
約670万円!? トヨタ最新「スポーティセダン」公開へ! 精悍“サメ顔”に大変身!? 安全性能も進化した「カムリ」波国で登場
約670万円!? トヨタ最新「スポーティセダン」公開へ! 精悍“サメ顔”に大変身!? 安全性能も進化した「カムリ」波国で登場
くるまのニュース
「すわっ、AE86の再来か!」と熱狂するも蓋を開けたら期待はずれ……「アルテッツァ」は何がダメだったのか?
「すわっ、AE86の再来か!」と熱狂するも蓋を開けたら期待はずれ……「アルテッツァ」は何がダメだったのか?
WEB CARTOP
「90万円」台から販売中! ダイハツ新型「軽ハッチ」に反響殺到! 「コスパ最強」「めちゃ低燃費」「MTも欲しい」の声も! 超オトクな「ミライース」に熱視線!
「90万円」台から販売中! ダイハツ新型「軽ハッチ」に反響殺到! 「コスパ最強」「めちゃ低燃費」「MTも欲しい」の声も! 超オトクな「ミライース」に熱視線!
くるまのニュース
日本勢は本当に苦戦している? トヨタ・ホンダ「新型車」続々投入!? 世界最大の市場で“1番売れている”意外な日本車は? 中国新車販売の現状はいかに
日本勢は本当に苦戦している? トヨタ・ホンダ「新型車」続々投入!? 世界最大の市場で“1番売れている”意外な日本車は? 中国新車販売の現状はいかに
くるまのニュース
トヨタ「新型ハイラックスサーフ!?」世界初公開へ! “カクカク”デザイン×「斬新ルーフ」も装着! 40年目の進化を称える「4ランナー TRD サーフ」米国でまもなく登場
トヨタ「新型ハイラックスサーフ!?」世界初公開へ! “カクカク”デザイン×「斬新ルーフ」も装着! 40年目の進化を称える「4ランナー TRD サーフ」米国でまもなく登場
くるまのニュース

みんなのコメント

21件
  • rkc********
    新型は2027年以降とアナウンスされているのに、いまだにこんな記事が出るとは!?
  • まほほん
    2016年発売の車を2027年まで延命させるとはね。

    まあ、これを買う層はトヨタマークさえ付いてれば
    何も考えずに買うからトヨタとしてはコストかけて
    新型を急いで発売しなくてもコストダウンの現行車を
    売り続ければ利益率が異常に高くて儲かるからな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

155.7192.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

46.5285.0万円

中古車を検索
ルーミーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

155.7192.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

46.5285.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村