こだわりが生んだ猛烈スラムドN-BOX
完全にオリジナルを追求するカスタムで、こだわり抜いたホンダ「N-BOX」を披露してくれたのは“kazukun8181”さん。妖しげに輝くオリジナルのマジョーラカラーとリアルフレイム・スカルペイントが目を引く1台に仕上がっていました。迫力あるバッドフェイスが特徴のカスタムを見ていきましょう。
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内外装ともにワンオフパーツでフルリメイク
愛車に適合するボルトオンパーツを自分好みの組み合わせでコーディネートしていくこともカスタムだが、この世界には、自分が思い描くスタイルを想像し、それをリアルに作っていく手法でカスタムを楽しむオーナーたちが存在する。そうしたカスタムフリークは紛れもなく強者であり、カスタム上級者として広く知られている。
これから紹介するホンダ「N-BOX」のオーナーである“kazukun8181”さんは、そういう意味では、もちろん後者にあたる人物だ。製作テーマは「こだわり」。この世に1台だけしか存在しないカスタムカーを目指して内外装ともにワンオフパーツでフルリメイクを施していた。
このN-BOXを見て、まず目に飛び込んでくるポイントは妖しげに輝くボディカラーだ。光の屈折によって彩り豊かに変化するペイントはドレスアップカー好きであればご存知のマジョーラによって表現されているが、“kazukun8181”さんのマジョーラは濃いグリーンと紫がグラデーション化する不思議なカラーで、ペイントショップにお願いして特別に調整してもらった完全オリジナルとのことだった。
また、このボディにはエアブラシによってボンネット、ピラー、フューエルリッドにリアルフレイム・スカルペイントを施しているのもポイント。マジョーラカラーとともに妖しげなムードを高めている。
迫力あるフォルムとバッドフェイスが目を引く
全体のフォルムは究極のN-BOXスラムドスタイルを追求すべく、IDEALのエアサスに加えてアーム類も含めて加工を加えている。フェンダーはプレスラインを強調し、デザインリブをアレンジとして加えたオリジナルブリスターを装着。フロントバンパー、リアバンパーともに迫力満点のフェンダー合わせで、より迫力のあるフォルムを引き出すべく大胆な造形によって表現する。
フロントフェイスは鋭さと勇ましさを表現する形でオーナー自らデザインしたバンパーを軸にバッドフェイスにするべくグリルをセット。エッジを効かせたスポーティなダクトを強調するように一部をマットシルバーで塗り分けて表現する。また、ヘッドライト、テールを含めたランプ類の作りも凄まじく、形こそ純正ベースだが、ヘッドライトは3連プロジェクターとシーケンシャルウインカーによって鋭く表現。ウインカーはフルLED化で大小さまざまな形状のランプを組み合わせることでオリジナリティを表現。ヘッドライト、ウインカーともにシリコンチューブポジションランプを備えているのが特徴だ。
あえてラップ感を出さないように工夫したインテリア
また、インテリアのカスタムについては、カスタムオーディオを積むために2シーター化。専用ボードを製作し、そこにエアサスタンク、巨大モニター、ロックフォードオーディオシステム、装飾LEDをセット。スピーカーはリアラゲッジルームにも専用インナーパネルを製作して両サイド計4個の巨大スピーカーをマウントさせている。
内装カラーはボディカラーとは正反対にホワイトで統一。ルーフにはセンターに1本グレーのアルカンターラ+パイソン柄の生地を組み合わせてアレンジ。また、メーターパネル、センターパネル、ドアパネルはモノトーンのラップペイントで処理。その柄はあえてラップ感をなるべく出さないように工夫した点にも注目してもらいたい。
徹底的にやり切ったといった感じの“kazukun8181”さんのN-BOX。ここまでカスタムしたモデルは本当に少なく、まさに唯一無二といえるが、本人的には現状に対してまだ満足していない。じつはやり残している点があり、今後はオーディオシステムの配置換え、レイアウト変更をしたいと考えている。どんな風になるかは秘密。もっとこだわりを詰め込んだ仕上げになるとのことなので、また機会を設けて紹介させてもらいたい。
>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)
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