2022年からMotoGPクラスへの参戦を開始したVR46は、2年目となる2023年シーズンに優勝や表彰台を狙っている。
今シーズン、VR46はライダーラインナップを継続。ルカ・マリーニとマルコ・ベッツェッキの2名で引き続きレースに挑んでいくことになっている。
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彼らはチームとしてのデビューイヤーである昨年、ランキング7位を記録。ベッツェッキが2位表彰台を1回獲得しており、マリーニもコンスタントにポイント獲得を重ね、チームは計231ポイントを獲得した。
チーム初年度からまずまずな結果を残したVR46だが、2年目となる今年はさらに飛躍することを狙っている。チームディレクターのアレッシオ・サルッチは、今シーズンは優勝を達成したいとmotorsport.comに語った。
「VR46の1年目は期待していたものよりも優れた1年間だった」
サルッチ……通称ウーチョはそう語る。
「速さを見せられるだろうとは思っていたが、これほどとは思っていなかったんだ」
「我々のメカニックにはMotoGPクラスの経験を持っていない者もいたし、そこを少し心配していたんだ」
「だが彼らは非常に上手くやってくれた。2年目となる今年は、さらに多くの結果を期待しても、それは理にかなったことだろう」
「日曜日には毎回表彰台を争えればと思うし、1~2勝できれば夢のようだ。もちろん、目標は我々の示すことのできたスピード次第になってくる」
なおVR46は昨年まで昨年はマリーニのみ最新型(2022年型)、ベッツェッキが2021年型という内訳だったが、今年はライダーふたりが2022年型のドゥカティ・デスモセディチGPを使用することになった。
ウーチョは昨年2021年型のバイクで4勝を挙げたエネア・バスティアニーニ(昨年グレシーニ)の仕事ぶりをVR46でも再現できると考えているようだ。
「ルカ、バレンティーノ(ロッシ/オーナー)そして自分とで話し合ったんだ。するとルカも2022年と同じマシンを使い続けることに賛成してくれた」
「昨年、我々はドゥカティのファクトリーマシンが我々のようなプライベートチームにとって管理するのが簡単ではないことを学んだ」
「プラマックはサテライトではあるが、殆どオフィシャルチームのようなものだ。経験は豊富だし、ドゥカティのエンジニアもたくさんいる」
「ウチには無いものだ。我々は経験も足りていない。ルカにしても2022年型のデスモセディチに満足している。このバイクは非常に上手く機能しており、いくつかの点で改善も果たしているんだ」
「個人的には(2022年のグレシーニと)似たような状況を再現できるんじゃないかと思っている」
「2021年型から2022年型へのドゥカティの変化は非常に大きいものだった。しかし2022年から2023年型にかけて、バイクはほとんど変わっていないんだ」
またウーチョはベッツェッキが持つ才能を高く評価しつつも、彼には「ナーバスになりすぎたり、緊張しすぎたりするため、週末を上手くマネジメントする方法を学ぶ必要がある」と語った。
VR46はその名のとおりMotoGPレジェンドのバレンティーノ・ロッシのチームだが、ロッシ本人が引退後は四輪レース活動を始めているため、非常に忙しくしている。そのためMotoGPの現場に訪れる機会も少ないが、2023年は4月末のスペインGPでロッシが現場を訪れる予定だとウーチョは明かした。
「彼は常にアカデミーの生徒たちとできる限りトレーニングを行っているが、同時に彼も彼の人生の新たなフェーズへのコミットも維持しなくてはいけない」
「自宅で家族とともに過ごすことも好きなんだ。そして、彼はいつであれ可能な時にレースへ行こうとするし、実際ヘレスに来る予定だ」
「アカデミーは彼のプロジェクトであり、とても深く関わっている。もしバレンティーノがMotoGPに関与していなかったなら、チームは解散していただろう。自分もここにいる必要はなかったはずだ」
「バレが恋しいね。地元では毎日会っているが、このパドックでは恋しく思う。25年間も一緒にやってきたんだから」
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