日本のランボルギーニオーナーによって結成されたJLOC(ジャパン・ランボルギーニ・オーナーズ・クラブ)は現在、スーパーGTのGT300クラスに2台のウラカンGT3で参戦しており、選手権の古豪としても知られる。そんなJLOCはル・マン24時間レースにも出場経験があるが、GT3規則が導入される2024年から再びル・マン及びWEC(世界耐久選手権)に参戦したいという意向があるようだ。
JLOCは2006年、レイター・エンジニアリングが作製したムルシエラゴR-GTでル・マン24時間のGT1クラスにエントリー。その際は当時スーパーGTのJLOCドライバーだった桧井保孝、マルコ・アピチェラ、山西康司の3人を起用した。その後も2010年までに4度ムルシエラゴで出場したが、いずれも完走は果たせていない。
■GT300のベテランが生み出す“ケミストリー”に注目。JLOC小暮卓史は今も進化している?
ランボルギーニは現在、来たるLMDh規則の導入に向けて、リジェ製のLMP2シャシーをベースにしたLMDh車両を開発、ル・マン24時間総合優勝を目指している。ただJLOCとしては、ウラカンGT3を使ってル・マンを戦いたいと考えているようだ。
現在のWECはプロ・アマふたつのGTEクラスが設けられているが、2024年からはこれらがGT3車両を使用したクラスに完全移行する。JLOCの則竹功雄代表は、このタイミングを待っていると語った。
「ル・マンに関する話し合いは今も続けています」
則竹代表はmotorsport.comにそう語った。
「我々はGT3車両が使えるようになる2024年を待っているところです」
「その頃には(ウラカンGT3の)Evo2も出るでしょうし、2024年にまたル・マンに挑戦したいです。私はずっと、ル・マンに戻りたいと思っていました。今は前よりも良い結果が出せると思っていますし、そのためのクルマもあります」
ル・マン24時間にGT3車両のエントリーが解禁されるとなれば、GT3がGTEと比べて遥かに多く流通して様々なカテゴリーで使われていることを鑑みると、グリッド枠をかけた争いは熾烈になるはず。そのため則竹代表は、ル・マンのグリッドを確保するためにもWECにフル参戦することが理にかなっていると語った。
「WECにフル参戦することは可能です」
「ランボルギーニはおそらく(2024年に)2台体制になると思っています。その辺りは向こうとも話し合いをしています」
「ランボルギーニはF1を撤退した後も(スーパーGTをはじめとする)モータースポーツに参画してくれていますが、これは我々との付き合いが長いということもあると思っています。そんな彼らに対してはリスペクトがあります」
則竹代表が言及するウラカンGT3の『Evo2』アップデートは今年初めに発表されており、2023年1月に行なわれるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のデイトナ24時間でデビュー予定とされている。
則竹代表曰く、ランボルギーニ側はJLOCにデイトナ24時間も出走して欲しいと考えているようだが、チームにとっては現行のスーパーGTとWECのプログラムが優先されると語った。
「アメリカは重要なマーケットですし、彼らは(カスタマーチームをサポートする)予算もある訳ですから、彼らとしてはデイトナも走って欲しいのでしょう」
「ただ我々の最大の目標はWECです」
「Evo2は来年のデイトナでデビュー予定になっています。2023年は(スーパーGTで)1台は投入したいですし、状況次第では2台のEvo2を走らせたいですね」
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