現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 車検毎のディーラーメンテだけでは十分じゃない! エンジンの焼き付きなどの大トラブルも

ここから本文です

車検毎のディーラーメンテだけでは十分じゃない! エンジンの焼き付きなどの大トラブルも

掲載 更新
車検毎のディーラーメンテだけでは十分じゃない! エンジンの焼き付きなどの大トラブルも

 車検でディーラーに出しているから安心は間違い

日本では“法定点検”とも呼ばれる定期点検を受けることが義務付けられている。26項目をチェックする12カ月点検と、56項目をチェックする24カ月点検とがある。法定点検は義務となるが、これを受けないこと自体による罰則規定はない。ただもちろん不測の事態が発生した場合に、法定点検を受けていなければ“整備不良”などのペナルティが課されることになる。

【どっちがお得】1リッターコンパクトと軽自動車を5年乗った費用を比較してみた

法定点検はディーラー以外でも受けることは可能。車検についても、世間一般で認識している“ディーラー車検”とは、単なる継続検査をディーラーの検査ラインで受ける(指定工場を持っている場合)だけでなく、同じタイミング行う法定点検も受け、さらに整備まで行うので、必要な法定費用含めると、“車検は高い”いうことになっている。

もちろん一般の整備工場や格安車検業者、ガソリンスタンドなどで“ディーラー車検”のようなメニューを受けることも可能だし、オーナー自らが運輸支局の検査ラインへ持ち込む“ユーザー車検”も可能。さらに検査ラインを通すこと(いわゆるユーザー車検)の代行業者なども存在している。

車検(厳密にいうところの継続検査)を通ればすべてよしというわけではない。あくまで保安基準などに適合しているかのチェックに合格しているだけなので、そのクルマの動作保証をしているわけではないので、そこは注意してもらいたい。

最近では新車購入時に“メンテナンスパック”というものを付帯して契約することが多い。これは初回車検までなど、一定期間に行う点検や整備にかかる費用を前払いすることで格安になるというもの。つまりディーラーがメンテナンスを、ユーザーが外部業者に出さないための囲い込みを狙ったものともいえるのだ。このメンテナンスパックにはたいてい、法定点検以外の任意的に行う半年ごとの点検もメニューに含まれているので、まずクルマに不具合が発生することはない。

メンテナンスパックを付帯しないケースでは、オイル交換をしないまま乗り続け、エンジンが焼きついて、エンジン換装を行うというケースもあまり珍しくないと販売現場で聞いたことがある。ボンネットを開けたら、冗談ぬきで”くもの巣”が張っているケースもあるとのこと。

過去には、ユーザーが日ごろクルマに乗る前の”始業点検”を義務付けていたように(今は義務ではない)、日常的にマイカーのコンディションに気を使う必要はあるだろう。

最近の傾向としては、ハイブリッドシステムなどの採用で各メーカーが独自開発した機構を採用するモデルも多い。このようなクルマについては、一般の整備工場などにメンテナンスをお願いしたとしても、そのような独自メカニズムの点検及び整備については結局そのメーカー系ディーラーに業者が車両を持ち込んで点検及び整備をお願いすることもあるとのことなので、そのあたりは点検・整備に出すときに確認しておくといいだろう。

クルマの使い方は十人十色、けっして他人まかせではなく、日常的に愛車に不具合が発生していないか注意を払うことは必要であろう。

関連タグ

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
ベストカーWeb
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
AUTOSPORT web
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
ベストカーWeb
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
Auto Messe Web
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
AUTOCAR JAPAN
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
AUTOSPORT web
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
乗りものニュース
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
AUTOSPORT web
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
AUTOSPORT web
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
くるまのニュース
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
AUTOCAR JAPAN
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
AUTOCAR JAPAN
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
AUTOSPORT web
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
Auto Messe Web
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
乗りものニュース
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
レスポンス
『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
AUTOSPORT web
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村