日本限定車「JP 63」とは
text&photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)
【画像】ランボルギーニJP63、SVJ 63を撮影 全38枚
伊アウトモビリ・ランボルギーニが、大阪府で「ランボルギーニ・デイ・ジャパン2019」を開催した。そのハイライトとなったのは、日本への感謝を込めて制作されたワンオフの特別仕様車、歌舞伎エディションの「JP 63」だ。
JP 63は、アメリカに次ぐ重要なマーケットである日本に向けたエクスクルーシブなモデル。題材には、日本文化を象徴する「歌舞伎」が選ばれた。
そこからインスパイアされたアヴェンタドール、ウラカン、ウルスの歌舞伎エディションが、チェントロ・スティーレによりデザインされ、アドペルソナムとの協業により製作されたのだ。
「歌舞伎」をテーマにしたことから、アンベールに先駆けて片岡愛之助さんが連獅子を実演。日本とイタリアの文化が融合したモデルの幕開けを飾った。
「歌」はアヴェンタドール
JP 63は、「歌舞伎」の文字が持つ意味から、歌=KA、舞=BU、伎=KIをテーマとし、それぞれ1台ずつが製作されている。
歌=KAは、Song(歌)をアイコニックな12気筒エンジン音と解釈して、アヴェンタドールSVJロードスターをベースに製作。カラースキムは歌舞伎の隈取からインスパイアされたもので、ヘッドライト回りのインパクトが強烈だ。
ボディカラーもビアンコ・シア(ホワイト)からロッソ・ムート(レッド)にグラデーションで変わってゆく凝ったもので、鮮烈な印象を放つ。インテリアは、日本の国旗を現すホワイトとレッドを基調にまとめられ、シートには扇がデザインされた。
「舞」はウラカン
2台目の舞=BUは、ダンスと解釈され、ファン・トゥ・ドライブできる俊敏でダイナミックな走りを楽しめる仕立てに。
こちらはウラカン・エボ・スパイダーをもとに、ロッソ・エフェスト(レッド)を基調にエアインテーク部分に隈取をイメージしたビアンコ・シア(ホワイト)の差し色を加えた。おとなしいカラーリングだが、繊細な色遣いだ。
パッセンジャー側のドアには「JP 63」のロゴが入ることで識別することが可能。
また、ドアのインナー・トリムには扇の刺繍が施され、特別な1台であることを主張している。
「伎」はウルス
3台目となる伎=KIは、技と解釈。誰が乗ってもフルに性能を発揮できる機動性と、360°の汎用性を備えるウルスをベースに製作された。
マット・ホワイトのボディカラーと、カーボンファイバー・パーツにはレッドのアクセントカラーが入る。インテリアはブラックとレッドのバイカラーとされ、スポルティーヴォ3台のつながりを表現している。
いずれもアドペルソナムと協力して素晴らしいペイントが実現できたという。今回は歌舞伎が題材だったが、チェントロ・スティーレでは常に世界のいろいろなところからインスピレーションを得ているそうだ。
歌舞伎エディションのJP 63はいずれも完売しており、価格はオーナーに敬意を表してシークレットだという。
SVJ 63ロードスター登場
さらに、8月に北米のペブルビーチ・コンクール・デレガンスで初公開された限定モデル「アヴェンタドールSVJ 63ロードスター」がアジア・パシフィック・エリアで初披露された。
SVJクーペの並外れたパフォーマンスとハンドリング、優れた空力性能を受け継ぎながら、オープンエア・ドライビングが楽しめる究極のモデルだ。
ドアに63のゼッケンを思わせるマーキングと、リアピラーにSVJのロゴが配され、特別なモデルであることをアピールする。
また、ドライバー側Aピラー基部にはシリアル・ナンバー・プレートが付く。
SVJ 63ロードスターは63台の限定生産で、こちらもすでに全車完売となっている。
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