■アメリカンクラシック「Fillmore」の制作経緯は?
ハイエース専門店のNACSグループ発のカジュアルブランド「Santa Rosa」が、アメリカンクラシックにこだわった「Fillmore(フィルモア)」をラインナップしています。
古き良き70年代アメリカの雰囲気を漂わせるFillmoreにはどのような魅力が詰まっているのでしょうか。
【画像】こりゃエモい!? レトロ丸目のアメリカン「トヨタバン」の実車を見る!(20枚)
Fillmoreのベース車両となるのはトヨタの商用バン「タウンエース(GL/DX)」で、4ナンバー登録となります。
商用バンといえば、トヨタ「ハイエース」が有名ですが、タウンエースは全長4065mm×全幅1665mm×全高1930mmという扱いやすいボディサイズが特徴です。
また荷室サイズは荷室長2045mm×荷室幅1495mm×荷室高1305mmとなり、積載量は十分確保されています。
ちょうどいいサイズのタウンエースのカスタム仕様となるFillmoreですが、どのような経緯で制作が行われたのでしょうか。
SantaRosaをプロデュースするハイエース専門店NACSの担当者は以下のように話します。
「ハイエースの外装コンプリートカーはたくさん存在していましたが、タウンエースのフェイスチェンジをおこなうキットがアフターマーケットになかったことから、『自社で開発をおこなおう』となったのがきっかけです。
ハイエースだと大きすぎるし、軽バンだと小さすぎるといったユーザーの声を多くいただいていたため、この機会にミドルサイズの外装コンプリートカーを制作しました」
※ ※ ※
Fillmoreの外装は、ミドルサイズバンのタウンエースにアメリカンクラシックの雰囲気を漂わせる丸目キットの装着やセンターグリル周りの塗り分けなど細部までをおこない、丁寧に仕上げられています。
また標準装備は、ボンネットガード、フェイスチェンジキット、ボンネットSanta Rosaエンブレム、さらにGLグレードの場合はマットブラックリアバンパーとなっています。
このような外装なため、クラシックなアメ車好きからの評判が高いようです。
■日常でも扱いやすい「Fillmore」のこだわりは?
純正のタウンエースから大きく印象が変わったFillmoreですが、どのようなこだわりや特徴があるのでしょうか。前出の担当者は以下のように話します。
「先進安全機能のスマートアシストが搭載されたミドルサイズバンのタウンエースに、古き良き70年代アメリカの雰囲気を漂わせる丸目キットを落とし込んだ外装のコンプリートとなります。
フェイスは変更後も純正と同じサイズ(長さ4065mm、幅1665mm)となるよう開発しております」
そんなFillmoreですが、実際に購入したユーザーからは、どのような反響があるのでしょうか。
「フロント側から見たイメージは車種が分からないほどイメージが変わっており、ミドルサイズのバンをお探しの人に大変好評いただいております。
外装のコンプリートとなりますが、追加オプションにてドアパネルやシート生地の変更、ベットキットなどの取り付けもおこなうことができます」
タウンエースのボディカラーは白とシルバーなどしか設定はないですが、Fillmoreを選択することによって、ダイハツ「タフト」のベージュカラーも選ぶことが出来るといいます。
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