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ついに日本にもハイラックス GRスポーツ誕生!! 10月改良で追加決定!!!

掲載 更新 9
ついに日本にもハイラックス GRスポーツ誕生!! 10月改良で追加決定!!!

 2017年に日本市場へ投入されたハイラックス。13年ぶりにトヨタのダブルキャブピックアップトラックが復活した。アウトドアレジャーにおいて、多機能で積載能力が高いクルマが重宝される昨今、これほど頼もしいクルマはないだろう。

 現行ではX・Zという2グレードのハイラックスに、今年10月、GRスポーツが追加される。同時に一部改良も施される模様だ。本格的なオフロード走行を、ものともしない悪路走破性の高さが光るハイラックス。走りの良さが自慢のGRモデルは、どのような味付けになるのか。最新情報をお届けする。

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文/佐々木亘、写真/TOYOTA

【画像ギャラリー】GRモデルでより頼れる存在に!! ブラジル仕様のハイラックスGRスポーツを見る

■この時代にピックアップトラックは売れているのか?

トヨタ ハイラックス。国産車では希少な存在となったピックアップトラックだ

 ハイラックスの販売台数を見ていくと、直近の2021年3月には990台、4月は930台(いずれもメーカー公表値)を販売している。前年同月比は200%を超えており、カムリやヴェルファイアよりも販売台数は多い。

 ハイラックスは首都圏よりも地方都市での売れ行きがいいという。また、年齢層は20代から30代が比較的多い。日本市場へ復活を果たした車種は、軒並み中高年層からの支持が厚いのだが、ハイラックスは、若年層からの人気も高いようだ。

 話題性を高め、需要を掘り起こせば、さらに販売台数が伸びていく可能性もあるだろう。GRスポーツの導入は、販売台数増加の起爆剤となるのだろうか。

■GRスポーツの詳細が判明、販売開始は10月

ブラジル仕様のハイラックスGRスポーツ。日本仕様はやや異なる部分はありつつも、TOYOTAレターなどこれに近い意匠となる可能性が高い

 10月上旬に予定されているのが、GRスポーツの導入と一部改良だ。

 GRスポーツは、ベース車となるZに対し、足回りにGRスポーツ専用品を装着し、ハンドリング性能を向上させる。また、GRスポーツ専用のデザインや加飾により、特別感のある内外装になるようだ。

 具体的には、サスペンションとフロントブレーキキャリパーにGRスポーツ専用品を装備する。サスペンションストロークを確保しながら、引き締まった足回りとなり、オフロードの走行性能だけでなく、オンロードの乗り心地も向上するだろう。

 エクステリアでは、オーバーフェンダーが装着され、TOYOTAレターを施した専用グリルを装備、フロントバンパーやフォグランプベゼルを専用品に変更。

 リアバンパー、テールゲートハンドル、アウターミラーはメッキパーツ黒塗装へ変更され、フードモールとドアアウトサイドハンドルはメッキからボディカラーと同色になる。

 タイヤホイールには265/60R18サイズを装着し、専用デザインでブラックに塗装されたアルミホイールを装着し、GRスポーツ独自の雰囲気を一層強くする。

 インテリアでは、スマートエントリー&スマートシステム、シフトノブ、パーキングブレーキブーツ、ペダル類が専用品に取り換えられる。ドアトリムはファブリックから加飾が追加された合成皮革へ変更され、質感を高めた。

 Zではシルバー加飾が目立つオーナメントやレジスターも、GRスポーツ加飾となり、ブラック中心の上質な車内になるだろう。イグニッションをONにすると、メーターには専用オープニングが流れる仕様だ。

 フロントシートには、専用スポーツシートが装備される。表皮はZの上級ファブリックから合成皮革とブランノーブのコンビに変更され、ホールド感と座り心地も良さそうだ。

 運転席シートは電動スライド・リクライニング・上下調整を備え機能性も高まる。ステアリングにはパドルシフトが搭載され、コクピットはスポーツカーのような雰囲気だ。

 その他、パノラミックビューモニター、8インチディスプレイオーディオ(エントリーナビキット付)、USB・マイクなど、ベース車のZにはない装備が標準化される。ポール式のアンテナも、シャークフィンへ変更され、見た目にもスマートな印象となるだろう。

■基準車のハイラックスも安全装備強化を中心に同時改良

ハイラックスGRスポーツ(ブラジル仕様)

 また、同時に行われるX・Zグレードの一部改良は次のとおり。

 Xグレードにプリクラッシュセーフティシステム・レーダークルーズコントロールとレーンディパーチャーアラート、ロードサインアシスト、先行車発進告知機能を標準化し、安全装備の強化を行う。また、Zグレードには左右独立温度コントロール機能をもったエアコンが装備され、快適性を高めた。

 次世代型ディーゼルエンジンに不可欠な尿素水溶液は、タンクのサイズアップ(13.8Lから17.0Lへ変更)をするとともに、インフォメーションディスプレイに尿素水溶液の残量表示メモリを追加する。

 ボディカラーはシルバーメタリック(1D6)、オキサイドブロンズメタリック(6X1)、ダークブルーマイカ(8X8)の3色が廃止される。

■GRスポーツ追加でピックアップトラックの新しい価値観を提供

ハイラックスGRスポーツ(ブラジル仕様)車体各所にGRスポーツのエンブレムが付く

 ハイラックスは、タイから輸入されているため、現地では8月からGRスポーツの生産を開始する。

 乗用には少々難ありと思われているハイラックスも、GRスポーツになることで乗用ユーザーが増えるだろう。

 圧倒的な積載性と、悪路走破性に加え、乗用域での快適性が加わると、今までSUVに乗っていて、ピックアップトラックには興味がなかったユーザー層が、ハイラックスへと動く可能性は高いと思う。ピックアップトラック人気に火が付くかどうかは、GRスポーツに託された形だ。

 注目度の高いハイラックスGRスポーツの登場まで約4か月。スポーツテイストを加えたピックアップトラックは、日本市場でどのような反応を受けるのか、その動向に注目していきたい。

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みんなのコメント

9件
  • 前から見たら凄くカッコイイのに、横から見たルックスのリアのウィンド周りはなんで真っ直ぐ落とさなかったのだろう。トライトンとかもそうだったけど、荷台に繋がるラインはスッパリ落ちてるほうが良い。
  • この流れでいくと、ダイナGRスポーツが発売される日も遠くはなさそうだな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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