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トミカ × リアルカー オールカタログ / No.72 ロータス エリーゼ スポーツ 220 II

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トミカ × リアルカー オールカタログ / No.72 ロータス エリーゼ スポーツ 220 II

一般にスポーツカーとは、移動手段あるいは貨物輸送といった実用に用いるよりも、むしろスポーツ走行を楽しむことに重点を置いて作られた車種のことを言いますが、そのスポーツ走行に対しても大きく2つの考え方があります。

ロータス エリーゼ スポーツ 220 II実車フロントビュー。ロータス エリーゼ スポーツ 220 II実車ルーフ・クローズ状態フロントビュー。屋根が付くとイメージが変わる。ロータス エリーゼ スポーツ 220 II実車リヤビュー。大出力の出せる大きなエンジンを積んだ比較的大型の車両で絶対的なスピードや豪快なハンドリング、操縦感覚を楽しむものが一つ。それに対して比較的小型軽量の車両により、絶対的な速さよりも運転そのものを楽しんだり運転の心地よさを感じるものがあります。後者のスポーツ走行を実現し、楽しむための比較的小型軽量のスポーツカーをライトウェイトスポーツカーと呼びます。

トミカ × リアルカー オールカタログ / No.71 日立建機 ホイールローダ ZW220

イギリスのスポーツカー・メーカーとして知られるロータス・カーズ(以下、ロータスと略)は、大きなエンジンを積んだ大型のハイパワー・スポーツカーよりも、この比較的小型軽量のライトウェイトスポーツカーを得意としていることで有名です。そしてロータス・エリーゼは1995年に初代モデルがデビューした、屋根の開閉が可能なオープンカー・スタイル(ロードスター・タイプ)のライトウェイトスポーツカーです。ロータスが生み出した車には、すべてアルファベットの“E”から始まる名前が付けられており、このエリーゼも“E”から始まります。ちなみに「エリーゼ」とは、当時のロータスの大株主の孫娘の名前にちなんだものだそうです。

極限まで軽量化された小型の車体が「運転する楽しさ」を生み出す。さて、ロータス・エリーゼはデビュー以来、エンジンをはじめとする多種多様なバリエーションモデルが作られてきましたが、2001年にモデルチェンジを行なって第2期(フェイズ2)モデルとなり、2011年に第3期(フェイズ3)モデルへ進化しています。現在最新はこの第3期モデルで、『トミカ』の『No.72 ロータス エリーゼ スポーツ 220 II』もこの第3期モデルの車両を再現しています。

エリーゼはデビュー時から、接着剤を使ってアルミ合金製の部材を組み立てたバスタブ(浴槽)型フレームとFRP製外装を用いて実現した軽量な車体を特長としています。様々な事情や安全性向上対策などにより、車体の重量は増加して行きましたが、最新モデルでも車重は1トンを切るという驚異的な軽さを誇っています。この軽さこそがエリーゼの、そしてライトウェイトスポーツカーの身上であり、「運転の楽しさ」「操る喜び」の出発点となっています。またエリーゼのエンジンは、当初は同じくイギリスの自動車メーカーであるローバー社のものが用いられてきましたが、2006年に同社が経営破綻した後は、なんと日本のトヨタ製のエンジンが全車に採用されています。

運転を楽しむための要素以外はほとんど省略されたシンプルなコックピットはまさにスポーツカーだ。『トミカ』の『No.72 ロータス エリーゼ スポーツ 220 II』のもととなった実車のエリーゼ スポーツ 220 IIは、先述の通りウインカーがヘッドライトユニットと一体化されるなど外観デザインが変化した第3期モデルで、その中でもスポーツ走行性能を高めた“スポーツ”モデルです。その2世代目にあたるため“II(2)”が与えられ、さらにエンジン出力は220psとなっているため“220”を名乗ります。

シャシーには、わずか68kgながら耐久性とねじれに優れたアルミ押し出し材接合構造を採用。また、多くの新しいコンポーネントを導入して10kgの減量を果たしています。ボディには、ラジエーター開口部とメッシュ状のラジエーターグリルの幅を広げた新デザインの軽量フロントクラムシェルを採用するなどの変更が加えられ8.7kg削減。さらに、リヤ・トランサム・パネルは4灯だったテールランプを2灯にし、内側のリバースランプとフォグランプを兼用にすることで、よりワイドに見える洗練されたデザインになっています。

スポーツ 220 IIのエンジンは特別にチューンアップされた日本のトヨタ製の1.8ℓ、2ZR-FE型直列4気筒DOHC VVT-Iエンジンに スーパーチャージャーを組み合わせる。さらに特別にチューンアップされたエンジンに加え、ドライバー自身が走行モードを切り替えられるロータスの『ダイナミック・パフォーマンス・マネジメント(Lotus DPM)』が装備されており、従来以上に明快かつダイレクトな操作と正確かつ素早いシフトチェンジを可能にする軽量オープン・ゲート・ギア・セレクト・メカニズムも装備されています。

残念ながらエリーゼ スポーツ 220 IIのみならず、エリーゼはロータスの方針変更のためエキシージやエヴォーラといった他のスポーツカーともども、2021年12月をもってすべての生産が中止となってしまいましたが、次なるスポーツカーの『エミーラ』が準備されています。

『トミカ』の『No.72 ロータス エリーゼ スポーツ 220 II』は実車の持つ小型軽量の雰囲気を上手く表現しています。この傑作スポーツカーの記憶を是非とも『トミカ』で手元に残しておきたくなる1台でしょう。

■ロータス エリーゼ スポーツ 220 II主要諸元

全長×全幅×全高(mm):3800×1720×1130

ホイールベース(mm):2300

トレッド(前/後・mm) :1455/1505

車両重量(kg):924

エンジン形式:トヨタ 2ZR-FE型直列4気筒DOHC VVT-I スーパーチャージャー

排気量(cc):1798

最高出力:162kW(220ps)/6800rpm

最大トルク:250Nm(25.4kgm)/4600rpm

トランスミッション:6速MT

サスペンション(前後):ダブルウィッシュボーン

ブレーキ(前後) :ベンチレーテッドディスク

タイヤ:(前) 195/50R16 (後)225/45R17

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