現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 旧車のメーターは「飾り」と割り切るべし! 旧車乗りが「速度」「距離」「燃料残量」などを知る方法とは

ここから本文です

旧車のメーターは「飾り」と割り切るべし! 旧車乗りが「速度」「距離」「燃料残量」などを知る方法とは

掲載 15
旧車のメーターは「飾り」と割り切るべし! 旧車乗りが「速度」「距離」「燃料残量」などを知る方法とは

 この記事をまとめると

■最近のクルマは液晶画面を用いたデジタル表示が主流だ

ODDメーターに距離が出てるのに「不明」って怪しさ満点! 中古車の「走行距離不明」の原因とは?

■旧車のアナログメーターは人気が高い一方で精度が低いといわれている

■メーターがアテにならないこともあり最後はオーナーの勘で操る部分が出てくる

 旧車のメーターは信用できない!?

 最近のクルマのメーターといえば、液晶画面に擬似的に表示されるモデルが増えつつあるように思います。ブリッピングしたときのタコメーターの針の動きもデジタル表示。

 いかにも最新モデルといった雰囲気でそれはそれでカッコいいのですが、旧車の電子やデジタルとは無縁な、銀河鉄道999や宇宙戦艦ヤマトを彷彿させるアナログ式のメーターにも魅力を感じます。

 ただ、精度はというと……。「それも旧車ならではの味だから」と割り切れる寛容さが求められそうです。より正確な情報が得たいとき、皆さんそれぞれに工夫されているようで…。そんなエピソードをご紹介します。

■燃料計ではまだ大丈夫そうに見えて油断してガス欠

 最近のクルマは燃料の残量に応じて「あと○○○km走行可能」といった情報を表示してくれる機能があります。もちろん、ドライバーの運転の仕方や周囲の環境の変化(急に渋滞にハマった)など、さまざまな要因でこの情報は変化します。それでも、アナログの目盛りよりも具体的な数字を表示してくれる安心感は絶大です。

 しかし、旧車にそんな便利な装備はありません。燃料計はあるけれど、あくまでも目安。あと1目盛りだけど何とか足りるだろう……と油断して、ついうっかりガス欠といった事態になりかねません。オーナーであれば燃料系の針が半分よりも下まわったら給油しようなど、マイルールを決めてガス欠を回避しています。しかし、慣れないうちは勘どころがわからず、四苦八苦した方もいるのでは?

■スピードメーターはあくまでも目安?

 旧車のスピードメーターもおおよその目安であり、多少の誤差はオーナーにとっても許容範囲でしょう。「おおよその速度がわかればそれでOK」というわけです。

 最近ではGoogleマップが目的地を設定したときの画面表示にスピードメーターが追加されました。筆者が普段乗っているフォルクスワーゲン・ゴルフ トゥーランのメーターパネルに表示されるデジタルのスピードメーターと中低速時はほぼ誤差なし(1~2km/h程度)、100km/h前後で3km/hくらいでした。この機能を旧車に利用できれば、純正のメーターよりも実測に近い速度が判別できそうです。

 また、1980年代~90年代あたりのデジタルスピードメーターとGoogleマップの速度計の誤差を見比べてみて、当時のメーターの精度をチェックしてみてもいいかもしれません。

 愛車の機嫌はオーナーが判断

■オドメーター&トリップメーターもあくまでも目安?

 旧車オーナーのなかには手書き、あるいはアプリなどでドライブした日の距離をきちんと記録している方がいるはず。その距離はクルマに装備されているメーターの数値を基準にしている場合が多く、実測値との誤差がある可能性もあります(当然、実燃費の数値にも誤差が生じます)。

「まぁ、それはそれ(笑)」と割り切れる方であればいいのですが、スピードメーターと同様に、オドメーター&トリップメーターもあくまでも目安。「本当の数値を知りたい!」といった几帳面な方もいるはず。

 そこでスマートフォン用アプリの出番です。Android用およびiOS用に距離を測るためのさまざまなアプリが用意されています。これを使わない手はありません。

■水温計&油温計上ではセーフorヤバイの判断が難しい……

 オーバーヒートが気になるこの時期、純正の水温計や油温計だけでは心もとない場面が少なからずあります。そこで専用の追加メーターを取付けることで、より高い精度に測定できるようになります。

 昔ながらのアナログ式のメーターがある一方で、デジタル表示式(しかも切り替えまでできる)も発売されています。車内の雰囲気(いわゆる「当時感」)を重視したいならアナログ式のメーターですが、デジタル表示式のほうがより具体的な数値がわかるので、ここは悩ましいところです。

■まとめ:旧車乗りは自然と感覚が研ぎすまされていく?

 朝、起きたとき「ん?今日は何だか体調が思わしくないぞ」と本能的にわかるのは、自分の身体だからです。同じ旧車にずっと乗りつづけていると、正常時のコンディションと、調子が今ひとつなときの違いがわかるようになります。そのセンサーが恐ろしく鋭敏な人がいる一方で、あまりよくわからない……といった人もいます。これは経験値を積むことである程度は解消できるようになります。

 どれほど高性能なメーターやアプリを導入しても、最後はオーナーの経験と勘がモノいう世界でもあります。旧車乗りは自然と感覚が研ぎすまされていくものであり、その過程を楽しむのもこの分野の趣味の魅力だといえそうです。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

トヨタ「ルーミー」のライバル! スズキ新型「ハイトワゴン」そろそろ登場!? 高性能エンジン搭載&軽量化実施の可能性に「待ってます」の声! 「次期型ソリオ」に期待集まる
トヨタ「ルーミー」のライバル! スズキ新型「ハイトワゴン」そろそろ登場!? 高性能エンジン搭載&軽量化実施の可能性に「待ってます」の声! 「次期型ソリオ」に期待集まる
くるまのニュース
2024年「自動車関係功労者大臣表彰」整備分野から唯一の受賞は大阪のショップ工場長
2024年「自動車関係功労者大臣表彰」整備分野から唯一の受賞は大阪のショップ工場長
バイクのニュース
MotoGPマレーシアFP1|バニャイヤがライバルに大差つけてトップタイム。5年ぶり復帰イアンノーネ、驚きの9番手
MotoGPマレーシアFP1|バニャイヤがライバルに大差つけてトップタイム。5年ぶり復帰イアンノーネ、驚きの9番手
motorsport.com 日本版
名門マーチ復活を諦めたくない!! こんなかたちなら復活できる…はず!!
名門マーチ復活を諦めたくない!! こんなかたちなら復活できる…はず!!
ベストカーWeb
ランキング3位に落ちたレッドブル。代表はシーズン中のペレス解雇の可能性を否定せず「F1は結果重視のビジネス」
ランキング3位に落ちたレッドブル。代表はシーズン中のペレス解雇の可能性を否定せず「F1は結果重視のビジネス」
AUTOSPORT web
アルパインが『キャラバン』専用新製品を一挙発表、11型大画面カーナビ、OPTMサウンドシステムなど
アルパインが『キャラバン』専用新製品を一挙発表、11型大画面カーナビ、OPTMサウンドシステムなど
レスポンス
スズキが新型「カタナ」発売! めちゃ“旧車感”あふれる「レトロデザイン」採用! “鮮烈ブルー”採用した「レジェンドバイク」最新モデルの姿とは!
スズキが新型「カタナ」発売! めちゃ“旧車感”あふれる「レトロデザイン」採用! “鮮烈ブルー”採用した「レジェンドバイク」最新モデルの姿とは!
くるまのニュース
元F1ドライバーのグティエレス、苦戦続く同郷ペレスの心中を察する「しかし客観的に言えば、負のサイクルから抜け出さなきゃいけない段階」
元F1ドライバーのグティエレス、苦戦続く同郷ペレスの心中を察する「しかし客観的に言えば、負のサイクルから抜け出さなきゃいけない段階」
motorsport.com 日本版
ディーゼルエンジンは「天ぷら油」でも走るってマジ!? 真相を探った!
ディーゼルエンジンは「天ぷら油」でも走るってマジ!? 真相を探った!
WEB CARTOP
【ヤマハ MT-09 試乗】“アウトロー”がスポーツバイクの王道に則った進化を遂げた…伊丹孝裕
【ヤマハ MT-09 試乗】“アウトロー”がスポーツバイクの王道に則った進化を遂げた…伊丹孝裕
レスポンス
東京湾アクアラインが通行止め! 海ほたるも閉鎖。「ちばアクアラインマラソン2024」開催で交通規制【道路のニュース】
東京湾アクアラインが通行止め! 海ほたるも閉鎖。「ちばアクアラインマラソン2024」開催で交通規制【道路のニュース】
くるくら
レクサス新型「小型スポーツカー」登場! 6速MT×爆速ターボ搭載の「小さな高級SUV」が早くも人気に! 「スゴいLBX」どんなモデル?
レクサス新型「小型スポーツカー」登場! 6速MT×爆速ターボ搭載の「小さな高級SUV」が早くも人気に! 「スゴいLBX」どんなモデル?
くるまのニュース
マツダ MX-30デザインやボディ細部のカラーの変更、機能拡張など一部改良
マツダ MX-30デザインやボディ細部のカラーの変更、機能拡張など一部改良
Auto Prove
フェルスタッペン、ドライビングに関する外野からの批判に耳貸さず「僕は3度のチャンピオンだ。自分が何をしているかは分かってる」
フェルスタッペン、ドライビングに関する外野からの批判に耳貸さず「僕は3度のチャンピオンだ。自分が何をしているかは分かってる」
motorsport.com 日本版
後付けで車いすが電動化。ヤマハが10年ぶりに電動化ユニットを一新
後付けで車いすが電動化。ヤマハが10年ぶりに電動化ユニットを一新
Believe Japan
「やっと」「着工はうれしい」 横浜の環2直結「新トンネル」ついに本格始動! “激混み国道”改善に期待の声
「やっと」「着工はうれしい」 横浜の環2直結「新トンネル」ついに本格始動! “激混み国道”改善に期待の声
乗りものニュース
バーム、旧ビッグモーター問題の再協定で損保と合意へ 11月中にも顧客へ通知
バーム、旧ビッグモーター問題の再協定で損保と合意へ 11月中にも顧客へ通知
日刊自動車新聞
トヨタ新型「ランドクルーザー」世界初公開! 斬新「オープン仕様」×旧車デザインの「ROX」! 背面タイヤ採用&最強パワトレも装備!?の「新モデル」米で公開
トヨタ新型「ランドクルーザー」世界初公開! 斬新「オープン仕様」×旧車デザインの「ROX」! 背面タイヤ採用&最強パワトレも装備!?の「新モデル」米で公開
くるまのニュース

みんなのコメント

15件
  • r32********
    速度計が当てにならないんじゃ車検合格出来ないじゃん。
    そもそも100kで3kの誤差とか言ってるけど、今のデジタルでも5k位は高く指示されてるぞ。
    適当な事書くなよ。
  • amw********
    スピードメーター適当だと車検通らないんだが?
    この記事書いた奴、そんなことも知らないのか?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村