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日産「スペシャルティカー」登場! 1340万円の“2ドア”クーペ!? ほぼ新車の希少シルビアとは

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日産「スペシャルティカー」登場! 1340万円の“2ドア”クーペ!? ほぼ新車の希少シルビアとは

■手間暇かけてレストアし新車同様の状態に復元

 日産「シルビア」が、1340万円で中古車サイトに登場しています。
 
 どのような特徴があるモデルなのでしょうか。

【画像】かっこいい!「ほぼ新車」なシルビア!画像を見る!

 シルビアは、スポーツカーファンにとっては知らない人はいないモデルでしょう。

 現代のファンにとって人気かつ有名な型は、S13型(5代目・1988年)から最終モデルのS15型(7代目・1999年)。

 ラインアップの中に、後輪駆動(FR)+5速or6速マニュアルギア+ターボエンジンというものがありました。

 このパッケージングが走り屋のハートをキャッチし、スポーツ走行やドリフト走行に用いられるようになります。

 また、クルマ系漫画の金字塔「頭文字D」にも主要キャラクターの愛車に選ばれました。

 ちなみにS15型は生産終了してからかなりの時間が経過していますが、ドリフト競技のベース車両としていまだに第一線で活躍しています。

 中古車市場でも価格が高騰しており、現在確認できる個体の最高額は715万円。

 いわゆる「25年ルール」によりアメリカへの輸出も可能になったことから、今後も価格高騰が予測されます。

 しかし、中古車サイトでシルビアを検索すると、S15型よりも高い個体が出品されていました。

 その価格は1340万円とS15型の倍以上です。

 出品されていた個体は「CPS311型」。

 1964年の「東京モーターショー」で発表され、翌65年4月に発売された初代シルビアです。

 ギリシャ神話に登場する美しい女神が車名の由来。「フェアレディ(ダットサン スポーツ1600)」のエンジンとシャシーをベースに開発されました。

 直線を基調に継ぎ目の少ないボディデザイン、クロームメッキのグリル・バンパー・ホイール、革貼りの内装が、車名どおりの佇まいを実現しています。

 今回紹介する個体を出品したのは、兵庫県の「Jericho」。担当者に車の特徴を直接伺うことができました。

 ユーザーから譲り受けた車両とのことで、車両の状態については次のように話しています。

「レストアをしたため新車のような状態にしております。

 是非実物を見ていただきたい。言葉では言い表せないほど素晴らしいクルマです。

 車体には販売当時の雰囲気を感じられるステッカーを貼っており、古き良き時代を体感していただける1台となっております」

 車体が高額になった理由については、レストアにかなりの手間がかかったとのこと。

「昔のクルマなので、パーツを集めるために手間と時間、そしてコストを要したためにこのような金額になりました。

 昭和のクルマを新車同様に仕上げたところがポイントです。電動エアコンも装備しています」

※ ※ ※

 このシルビアは、1965年3月~1968年6月までに550台ほどしか生産がされなかったといいます。

 現在販売するとすれば「限定車」と銘打っても良い生産台数。ただでさえ希少な車といって間違いありません。

 販売当時の価格は、日産の高級車「セドリック」を超える120万円に設定されていたようです。若者が憧れる高嶺の花という存在で、2ドアクーペの草分けともなりました。

 このシルビアを「青春の車」と捉えている人もいることでしょう。このシルビアに乗れば、まるでタイムスリップしたかのように、当時の景色が匂いごと蘇るのでは無いでしょうか。

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みんなのコメント

9件
  • rosshi
    日産はシルビア然り、宝の持ち腐れですねー。是非S16開発するべきです。
  • motorider
    レストア済みで1340万円はバーゲンプライスだと思いますが····もしかしたら書類が無く登録出来ない個体だったりして。昭和時代のクルマにはそういう事がたまにあるらしいですね。抹消登録済みの車体は再登録出来ないから。覚えていますか?エコカー補助金の10万円を貰う為に廃車されたクルマが解体工場に大量に集められました。中には今高額で取引されているクルマもありましたが、廃車手続きされているので部品取りにしかならないと解体工場に務める知り合いがタダで高級スポーツカーを手に入れるチャンスだったのにとガッカリしたとか。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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新車価格(税込)

177.0271.5万円

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