現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「日本最強」いや「世界最強」の呼び声も高い「ランクル」と「ジムニー」の悪路走破性が凄すぎた!

ここから本文です

「日本最強」いや「世界最強」の呼び声も高い「ランクル」と「ジムニー」の悪路走破性が凄すぎた!

掲載 更新 10
「日本最強」いや「世界最強」の呼び声も高い「ランクル」と「ジムニー」の悪路走破性が凄すぎた!

 流行りのSUVとは一線を画す性能を持つ2モデル

 気候変動の影響だろうか、降雨量が想定以上に多くなり、水害のニュースを見かけることも多くなっている。また、日本は地震大国でもあり、災害時の移動手段として愛車の活用を考えている人もいることだろう。

なんちゃってヨンクだらけの今こそ乗りたい「悪路御用達」の男前国産SUV4選

 実際問題としては、状況がわからないなかで無暗に移動するというのは逆に危険な行為であり推奨できないのだが、災害時の移動といった話題になると名前が挙がるのが、世界に誇る日本のクロスカントリー4WD、トヨタ・ランドクルーザーとスズキ・ジムニーだ。

 4.6リッターV8エンジンに各種電子デバイスを満載したランドクルーザーと、660cc 3気筒ターボで駆動系はシンプルなジムニーという両極端なモデルだが、いずれもローレンジを持つ本格的な4WD機構を持つ。流行りのSUVとは一線を画す性能を持っている。

 さらに、シチュエーションによりそれぞれに良し悪しがあり、ランクル VS ジムニーの最強クロカン対決というのは、クルマ趣味人のディスカッションテーマとしては盛り上がるものだ。パワフルなランクルと、ボディがコンパクトで自由度の高いジムニー、それぞれにメリットがあるのは直感的に思い浮かぶだろう。

 では、クロスカントリー4WDの基本スペックで比べてみるとどうなるのだろうか? ■ランドクルーザー走破性スペック

 最低地上高:225mm

 アプローチアングル:32度

 デパーチャーアングル:25度

 ランプブレークオーバーアングル:25度 ■ジムニー走破性スペック

 最低地上高:205mm

 アプローチアングル:41度

 デパーチャーアングル:51度

 ランプブレークオーバーアングル:28度 こうして見比べると、障害物とボディとの干渉に左右するアプローチアングル、デパーチャーアングルではジムニー有利に見えるが、最低地上高で20mmの違いというのは大きい。

 ランクルは水深70cmの川を渡ることができる!

 絶対的な走破性ではランクル有利といえるだろう。さらに、ランクルには車高調整機能があり、悪路走行用のハイモードを選ぶとフロント50mm、リヤ60mmも車高アップができる。

 さらに、ジムニーは公表していないが、ランクルは登坂能力45度、最大渡河性能700mmといった驚異的なスペックを持っている。ジムニーにしてもエアクリーナーから水を吸ってしまわないように高い位置に吸気口をレイアウトするなど工夫はしているが、さすがに700mmの深さの川を渡るのは厳しいだろう。

 もっとも、これらはノーマル状態での話であって、改造を前提にするともっと踏破性を上げることができる。車高を上げることもできれば、シュノーケルを装備して渡河性能をアップすることもできる。タイヤを大きくしたり、悪路でグリップするラグタイヤにしたりといったラフロードに合わせたカスタマイズを施せば、もっともっと走破性を高めることができる。そうしたカスタマイズパーツやメニューでいってもランクルとジムニーともに充実している。その点でもいい勝負ができるといえそうだ。

 走行中に災害にあってしまったときに、危険な状況から脱出するのであれば性能を引き出して走行するのは仕方がないといえるが、クロカン4WDだからといって危険な状態に嬉々として飛び出していくのはNGだ。たとえ700mmの渡河性能を持っていたとしても、それは勢いよく流れている荒れた河川を渡れるという意味ではなし、浸水している市街地では水の中にどんな障害物があるかもわからない。その意味では、どんなに走破性が高くても、リアルワールドで性能を引きだそうとすることは命知らずな行為といえる。

 ランクルやジムニーの走破性というのは、万が一の状況で命を守ってくれる。だからこそ、あえて危険な状況に飛び込んでいく必要はない。どんなにカスタマイズして走破性を高めたとしても、その性能を発揮するのはオフロードコースなど安全が確保できるところに限っておいたほうがいい。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

プジョーがまたも最速。トヨタ、ポルシェは虎視眈々、50号車フェラーリは7周のみ/WECバーレーンFP3
プジョーがまたも最速。トヨタ、ポルシェは虎視眈々、50号車フェラーリは7周のみ/WECバーレーンFP3
AUTOSPORT web
予選ヒートからペナルティ続発の波乱。勝者失格により南米王者モンテネグロが金メダル獲得/FIA MSG
予選ヒートからペナルティ続発の波乱。勝者失格により南米王者モンテネグロが金メダル獲得/FIA MSG
AUTOSPORT web
S4改め、アウディS5 アバントへ試乗 3.0L V6ターボのHVで367ps! 新デザインテーマの車内
S4改め、アウディS5 アバントへ試乗 3.0L V6ターボのHVで367ps! 新デザインテーマの車内
AUTOCAR JAPAN
24歳で手に入れ31年…「ミニ モーク」から「ミニ マーコスGT」に乗り換えた理由は…「増車するならまたクラシックミニですね」
24歳で手に入れ31年…「ミニ モーク」から「ミニ マーコスGT」に乗り換えた理由は…「増車するならまたクラシックミニですね」
Auto Messe Web
アストンマーティン、F1サンパウロGPスプリントは2台揃ってピットスタート選択。決勝へ向けた準備時間に当てる
アストンマーティン、F1サンパウロGPスプリントは2台揃ってピットスタート選択。決勝へ向けた準備時間に当てる
motorsport.com 日本版
日産、欧州向け小型EV開発へ 10年以上ぶり「Aセグメント」参入 ルノー子会社と協業
日産、欧州向け小型EV開発へ 10年以上ぶり「Aセグメント」参入 ルノー子会社と協業
AUTOCAR JAPAN
自身を批判する一部の人間に腹を立てるフェルスタッペン「僕はただパフォーマンスを発揮し続けるだけ」と気に留めず
自身を批判する一部の人間に腹を立てるフェルスタッペン「僕はただパフォーマンスを発揮し続けるだけ」と気に留めず
AUTOSPORT web
初PPのapr LC500h、先輩・小高からの“愛のあるLINE”で新人・中村も気が引き締まった?「明日は普通に走ることが目標です(汗)」
初PPのapr LC500h、先輩・小高からの“愛のあるLINE”で新人・中村も気が引き締まった?「明日は普通に走ることが目標です(汗)」
motorsport.com 日本版
誰が高速道路を「逆走」しちゃうの? 矢印読めないの? 事故件数“危険レベル” 対策どうなってるのか
誰が高速道路を「逆走」しちゃうの? 矢印読めないの? 事故件数“危険レベル” 対策どうなってるのか
乗りものニュース
水平対向エンジン搭載! 新型「2ドア“クーペ”」公開! ド迫力ワイドボディ&ツインターボでめちゃ楽しそう! 900馬力超えの「P39 40SE」英国に登場
水平対向エンジン搭載! 新型「2ドア“クーペ”」公開! ド迫力ワイドボディ&ツインターボでめちゃ楽しそう! 900馬力超えの「P39 40SE」英国に登場
くるまのニュース
ハミルトン、セナの戴冠マシン『MP4/5B』でデモランへ「ここでドライブできるなんて思いもしなかった」
ハミルトン、セナの戴冠マシン『MP4/5B』でデモランへ「ここでドライブできるなんて思いもしなかった」
AUTOSPORT web
BMW、大型ハイパーネイキッド『M1000R』の最新モデルを公開。同時発表の『S1000R』は5馬力アップ
BMW、大型ハイパーネイキッド『M1000R』の最新モデルを公開。同時発表の『S1000R』は5馬力アップ
AUTOSPORT web
1960年代風の「レトロなスポーツカー」発売へ 500馬力V6に "リトラ" 採用! ベルトーネ新型「ランナバウト」公開
1960年代風の「レトロなスポーツカー」発売へ 500馬力V6に "リトラ" 採用! ベルトーネ新型「ランナバウト」公開
AUTOCAR JAPAN
ブガッティ「W16ミストラル」は巨大台風並みの強い風力を活用! オープンエアで最高速420キロの世界を楽しめるハイパーカーの空力はどうなっている?
ブガッティ「W16ミストラル」は巨大台風並みの強い風力を活用! オープンエアで最高速420キロの世界を楽しめるハイパーカーの空力はどうなっている?
Auto Messe Web
3年ぶりポールの64号車Modulo、ドライの決勝にも期待する声。「今年はテストの調子のままで来れている」とHRC
3年ぶりポールの64号車Modulo、ドライの決勝にも期待する声。「今年はテストの調子のままで来れている」とHRC
motorsport.com 日本版
F1コラム:標高2240メートルでの過酷なレース。高地のコンディションがドライバーとチームメンバーにもたらす困難
F1コラム:標高2240メートルでの過酷なレース。高地のコンディションがドライバーとチームメンバーにもたらす困難
AUTOSPORT web
新型『イプシロン・ラリー4』投入の名門ランチア、イタリア王者の賞典で2026年からのERC参戦を表明
新型『イプシロン・ラリー4』投入の名門ランチア、イタリア王者の賞典で2026年からのERC参戦を表明
AUTOSPORT web
マツダのコンパクトSUV「MX-30」が進化! 遊び心ある「おしゃれな特別仕様車」を新設定 “大きなディスプレイ”が鎮座する新コックピットも注目です
マツダのコンパクトSUV「MX-30」が進化! 遊び心ある「おしゃれな特別仕様車」を新設定 “大きなディスプレイ”が鎮座する新コックピットも注目です
VAGUE

みんなのコメント

10件
  • 海外で今も売られているv8ディーゼルターボ4500ccのランクル70を日本で発売したら最強だね
  • いくらカタログスペックで大丈夫だと言われても700mmの深さの水に突っ込む勇気はない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

165.4200.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0650.0万円

中古車を検索
ジムニーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

165.4200.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0650.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村