最新のボートやマリンレジャー、先進技術を見て、触れて体感できる「ジャパンインターナショナルボートショー2025」が3月20日に開幕した。会場はパシフィコ横浜をはじめ4会場。トヨタやホンダ、ヤマハ、スズキなど、マリン製品を手掛ける自動車系メーカーのボートや新エンジンなどが会場を賑わせている。
同ショーは2025年で64回目を迎える歴史あるイベント。「あふれる笑顔 この海でずっと・・・・」をテーマに、マリンレジャーの魅力をアピールする。
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国内のマリン市場は、コロナ禍の2022年に出荷額296億円とピークを迎えたものの減少傾向。2024年には272億円と前年比95%に落ち込んだ。またプレジャーボートの保有隻数は2000年のピークから約半分まで減少、これは毎年4000~5000隻が減少している計算になるという。
一方で二級ボート免許取得者数はコロナ禍比では減少しているものの、およそ10年前と同等の4万4000人、中でも女性比率が約4%増加し、特殊小型(水上オートバイ)では同約6%増加しているという。こうした背景から、日本マリン事業協会は「マリンビジョン2026」として、海の楽しさを知ってもらうこと、体験機会の提供と拡大をめざし「海は街より刺激的プロジェクト」を立ち上げるなどしている。
そうした情報発信の一環として、「ジャパンインターナショナルボートショー2025」ではパシフィコ横浜、横浜ベイサイドマリーナ、日本丸シーカヤックパーク、八景島マリーナ会場の4会場で、展示や体験イベントを開催する。出展者数は199社、165隻ものボートやヨット、水上オートバイが並ぶほか、アパレルや最新の超高級車までが一堂に会する。
◆トヨタは「揺れないイス」、スズキは「ステルス」船外機
数億円の高級ボートを見て触れて回るだけでも楽しめるが、誰もが知る自動車系メーカーが大きなブースを構えているのも見どころのひとつだ。
トヨタ自動車は、2024年10月に発表した高級ボートの新製品「PONAM-35 SV」の模型展示のほか、船酔いを軽減する「揺れないイス」のコンセプトを展示。揺れないイスはシートの基部にバランサーを装着したもので、高級車向けに開発中の技術を転用し、ボート用の提案をおこなう。後付けも可能なため、シートだけでなく、テーブルや化粧台などにも採用できる可能性があるとして、来場者からの要望を聞きながら市販化につなげるねらいだ。
マリン事業60周年を迎えるスズキは、全面マットブラック仕上げの船外機シリーズ「ステルスライン」を展示。ボートの見た目にもこだわりたいユーザーにアピールする。このステルスラインは2024年、米国のマリン業界専門誌Boating Industryで評価され「Top Products賞」を受賞している。また、東京オートサロン2025で初公開されたバス釣り仕様の『フロンクス』、「フロンクス SEA BASS NIGHT GAME」もブースに展示し、注目を集めている。
ホンダは4ストローク船外機「BF250」「BF150」を国内初展示。フラッグシップの「BF350」のデザインコンセプトを継承し高級感のあるスタイリングとなっているのが大きな特徴で、クラストップレベルの燃費・環境性能も向上させた。このほか、ヨーロピアン多目的ボートや和船に大型船外機を搭載し展示をおこなった。
◆電動推進器、船の水素エンジンに2.7億円超の高級ボートも
中でもひときわ大きいブースを構えるのがヤマハ発動機だ。最新ボートを多数展示するのに加え、国内で販売を開始した次世代の電動推進システム「HARMO(ハルモ)」の新型や水素エンジン船外機を国内初展示している。
新型HARMOは、電動ならではの静粛性、リムドライブ方式による高効率な電動推進などの特長をそのままに、艇体への取り付け方法が一般的な船外機と同様になり、搭載性が向上した。またジョイスティックで操作できる次世代操船制御システム「ヘルムマスターEX」と統合することで離着岸も容易に、さらにオートパイロットにも対応する。
また、楽器のヤマハ株式会社とのコラボレーションによって誕生した水上オートバイ「ウェーブランナー」向けの専用高音質オーディオシステムもアピール。高感度かつパワフルなスピーカー、大出力の連続再生が可能なアンプ、最適化された音響チューニングによって水上での豊かな時間を演出するとしており、会場では試聴を楽しむこともできる。
係留展示をおこなうベイサイドマリーナ会場では、ヤマハが輸入販売をおこなうフランスの超高級ボートブランド「PRESTIGE(プレステージ)」3隻の展示もおこなう。注目は2024年10月に発売された新世代のサロンクルーザー『PRESTIGE F4.9』だ。3室のベッドルームに広々としたサロン&ダイニングスペースなどはまさにラグジュアリー。新設計の船型や、ジャイロシステム搭載などにより静止時にも安定した極上の空間を味わえるという。参考価格は2.7億円超とのこと。
これらのほかにも、国内外メーカーによる最新の高級ボートや、魅力あるマリンレジャーの世界観を味わうことができる。「ジャパンインターナショナルボートショー2025」は3月20日から23日までの開催。来場者はコロナ前レベルの5万人を見込んでいる。
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みんなのコメント
港は国が整備してるのに、そこを管理する自治体や漁協が独占して高額な料金設定していますから。
ここにメスを入れない限り、日本でマリンレジャーは発達しないですね。