心臓部は2JZ改3.1L+T51Rタービン仕様で750馬力を発揮!
自分で組んだニューエンジンでベストタイム更新
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FD3Sにフルチューン2JZ-GTEを搭載して筑波アタックを続ける異色マシン(Newtype Racing FDXproject)は、2019年シーズンを前にエンジンをリフレッシュ。ドライバー兼オーナーの淡路さんが初めて組んだというエンジンは、HKSの87φピストンおよびイーグル製のコンロッドを利用して排気量を3.1Lまで拡大。
制御系は以前まで使用していたF-CON VプロからLINKに変更。ブースト圧の制御もLINKで行い最大ブースト圧は1.7キロに設定。なお、LINKは単体でエンジンから補機類まで全ての制御が可能のため、システムの簡素化にも役立っているそうだ。
組み合わせるタービンはHKSのT51Rで、最高出力は750psに到達。排気の取り回しを改善するスペースを確保するため、マスターバックレス化しているのも新たな試みだ。当初はブレーキの扱いに戸惑っていたが、初期制動が強めのパッドを投入したことで操作フィールは改善しているそうだ。
また、ハイブースト化に合わせて点火系も強化。さらに、抵抗を少しでも減らすためにスズキの軽自動車から流用した電動パワステを装着してパワステポンプを廃止している。
足回りはDG5のダンパーにハルスプリングの組み合わせで、スプリングレートはフロント32kg/mmのリヤ36kg/mmをセットしている。
リヤアームにはスーパーナウのロングアームをセット。純正アームよりも強度を持たせながらキャンバー調整幅も広がるため、サスセッティングの自由度を高めることができる。
エクステリアは独特だ。当初はドリフト仕様だったこともあり、エアロパーツは空力よりも見た目を重視していた。しかし、タイムアタック仕様への変更とともに周囲のマシンを見ながら徐々に機能追求型に変更。2019シーズンからは、アンダーパネルもドライカーボン製に変更して空力バランスを最適化させている。
コクピットは軽量化のためにインパネをアルミパネルで製作。メーターもAIMのリンクエディションに変更し、データ管理を一括で行えるようにしている。ちなみにミッションは2JZ純正のゲトラグで、数少ないHパターン採用車両だ。
現在のベストタイムは56秒038だが、淡路さんの読みでは走行データの分析により現仕様のままで55秒台前半は狙えるとのこと。来シーズンの走りに期待大だ。
スペック
■エンジン:2JZ-GTE(750ps/90kgm) トラスト インタークーラー、サージタンク/HKS T51Rタービン、ピストン、カム、エキマニ/イーグルコンロッド/KOYOラジエター、オイルクーラー/LINK ECU/エアロモーティスA1000フューエルポンプ/1000ccインジェクター ■燃料:ハイオクガソリン ■ドライブトレイン:スープラ純正ゲトラグ6速MT/OS技研 トリプルプレートクラッチ/R200デフ&ドラシャ流用/LSD ■フットワーク:DG5車高調/ハルスプリング(F32kg/mm R36kg/mm)/スーパーナウ リヤロアアーム ■タイヤ:アドバンA050(295/35-18)
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