御料自動車とはどんなクルマ?
令和の時代がスタートし、なんか気持ちも一新!!
【日本自動車産業のどん底からの復興】リーマンショック後10年、バブル崩壊後の10年は何が違う?
平成最後の日となった4月30日、そして令和元年初日の5月1日と、天皇陛下の退位、新天皇の即位に関するニュースなどをご覧になった人も多いだろう。実際に皇居周辺に出かけ、歴史的な瞬間を味わった人もいたでしょう。
特に5月1日は剣璽等承継(けんじとうしょうけい)の儀に臨まれる天皇陛下の車列が赤坂御所から皇居に向けて走る様子が生中継で伝えられ、また、沿道でその姿を一目見ようと訪れた人もたくさんいました。
この際、新天皇がご乗車されたクルマはトヨタセンチュリーに似た外観をしながら、周りを取り囲む護衛の車両と比べて一回り大きな、威風堂々とした特注車でした。
5月1日、剣璽等承継の儀、即位後朝見の儀を終えられ皇居から赤坂御用地に戻られる天皇陛下がご乗車されたセンチュリーロイヤルには天皇旗が掲出された
このクルマは「大型リムジンタイプ御料自動車」と呼ばれるもので、旧型となった2代目センチュリー(GZG50型)をベースに専用開発された車両で、一般的には「センチュリーロイヤル」と呼ばれているものです。車体寸法は以下の通りです。
・センチュリー(GZG50型)
全長5270mm×全幅1890mm×全高1475mm
・センチュリーロイヤル(GZG51型)
全長6150mm×全幅2050mm×全高1780mm
あれほど大きく見えるセンチュリーよりも全長が880mm長く、全幅は160mm広く、全高は305mmも高いのです。全高の1780mmはちょっとしたミニバン並みの高さで、圧倒的な存在感があることが映像からも見て取れたことでしょう。
めったに見ることができない貴重な御料自動車
小社より発行されている『天皇陛下と 皇族方と 乗り物と』の著者で、長年にわたる皇室取材、宮内庁取材を通して皇室の車両に詳しい工藤直通氏によると、センチュリーロイヤルは通常のリムジンタイプが3台、寝台タイプが1台あるとのことで、すべて「皇ナンバー」と呼ばれる、皇室車両専用のナンバーで登録されているといいます。
『天皇陛下と 皇族方と 乗り物と』誌面より。ここでは先代御料自動車の「プリンスロイヤル」の話題だが、皇ナンバーと車検証の写真も掲載している
写真を見ればおわかりのように、御料自動車には一般的なナンバープレートは装着されていません。天皇陛下が特別な機会にご乗車になるクルマだから、一般的な法律とは別の扱いなのは当然だろうと思われるでしょうが、実はフロントグリル正面から見て右下に小さな円形のプレートが装着されているのです。工藤氏に聞くと「正式には皇室用ナンバープレートというもので、『皇』の文字と算用数字で記された直径10センチメートルの銀メッキのプレートで、我々は皇ナンバーと呼んでいます」とのこと。現在は1~3、5、7~9が発行されており、4台のセンチュリーロイヤルを含めた合計7台の御料自動車に装着されているということです。
5月1日午前9時50分、剣璽等承継の儀に臨まれるため、皇居に向けて赤坂御所を出発する天皇陛下をお乗せになったセンチュリーロイヤル。この時点で天皇旗は掲出されていない
意外に思われるかもしれませんが、この「皇ナンバー」の御料自動車も一般の自動車と同じように車検の対象となっているのです。たしかに、写真を見るとフロントウィンドウの中央上部、ルームミラーの位置に車検ステッカーが貼られていることがわかります。また、車検証も存在します。さらに以外なのが国税となる重量税はしっかりと課税されていて、所有者である宮内庁が納税をしているということ。ちなみに地方税の自動車税は非課税となっています。
威風堂々たるセンチュリーロイヤルの姿は、御料自動車にふさわしい
センチュリーロイヤルは、天皇陛下皇后陛下が国事行為や皇室の重要行事に際してご乗車される車両なので、目にする機会は限られます。今回の一連の行事でも、赤坂御用地と皇居を行き来される天皇皇后両陛下は一般車のセンチュリーとセンチュリーロイヤルを都度都度に応じて使い分けされていました。つまり、センチュリーロイヤルが使用されるのは、特別な機会に限られると言うことなのです。
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