現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > IMSA:2連勝中のマツダに性能調整。GTDクラス戦うNSX GT3にも重量増のBoP

ここから本文です

IMSA:2連勝中のマツダに性能調整。GTDクラス戦うNSX GT3にも重量増のBoP

掲載 更新
IMSA:2連勝中のマツダに性能調整。GTDクラス戦うNSX GT3にも重量増のBoP

 アメリカ・ウィスコンシン州のロード・アメリカで8月2~4日、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第9戦ロード・アメリカが開催されるのに先立ち、シリーズを運営するIMSAは当該ラウンドで適用されるBoP(バランス・オブ・パフォーマンス)を発表した。

 各車のパフォーマンスを調整するBoPの最新版では、第6戦ワトキンスグレン6時間レースで初優勝を飾り翌週開催となった第7戦モスポートでも総合優勝を果たしたマツダチーム・ヨーストのマツダRT24-Pをはじめ、DPiの3車種とGTデイトナ(GTD)クラスの3車種、計6モデルに新たな調整が加わっている。

IMSA第8戦:3ピット戦略採ったフォードGTが逆転勝利。GTDでは最終周に首位交代

 最高峰カテゴリーのDPiクラスに参戦し、第6戦から2戦連続ワン・ツー・フィニッシュで波に乗るマツダは今回、最低重量が20kg加算されて930kgに。また、エンジン出力は7500~9000rpmの間でターボブーストの最大圧が抑制され、約17馬力のパワーダウンを余儀なくされた。

 同時に、ライバルであるアキュラARX-05のミニマムウエイトも935kgから945kgに引き上げられおり、さらにはキャデラックDPi-V.Rも前戦比+20kgとなる980kgに設定されている。なお、キャデラックはエアリストリクター径が0.6mm広げられることで約11馬力分の出力向上を得た。

 一方、コア・オートスポーツが走らせるニッサンDPiは重量、エンジン出力の両方に一切の変更が加えられていない。

■GTDはアキュラNSX GT3 Evoほか3車種に微調整

 FIA-GT3マシンで争われるGTDクラスはアキュラNSX GT3 Evo、フェラーリ488 GT3、マクラーレン720S GT3が調整を受けた。

 このなかではマイヤー・シャンク・レーシングが走らせるNSXが、唯一打撃を受けるカタチの調整をもらい、最低重量が1330kgから1350kgに変更されている。

 一方、恩恵を受ける調整をもらったフェラーリは従来と比べて10kg軽い1325kgに。また、5500rpm以上のエンジン回転域でのブースト圧が緩和され、約4馬力のパワーアップを果たす。

 マクラーレンもブースト最大値が上方修正され約7馬力の出力上昇を獲得。さらに、30kgのマイナスウエイトによってクラス最軽量の1265kgで次戦に臨むこととなった。

 フォード、シボレー、ポルシェ、BMWが参戦しているGTル・マン(GTLM)クラスのBoPは前戦ライムロックパークから変更されていない。

■ユンコス・レーシングはロード・アメリカに間に合わず

 2019年シーズン第9戦ロード・アメリカには4クラス合計35台が出走する予定だ。しかし、DPiクラスに参戦しているユンコス・レーシングは同ラウンドを欠場することになった。

 リカルド・ユンコスが率いるチームは第7戦モスポートにおいて、ビクター・フランゾーニがドライブしていた50号車キャデラックDPi-V.Rが大クラッシュを喫した。幸いドライバーは無事だったものの、マシンは大破。モノコックを損傷し全損となっている。

 その後、ユンコス・レーシングは新しいシャシーを取り寄せ、新しいマシンを組み直し第9戦でシリーズに復帰するプランを立てていた。しかし、想定よりも多くの時間を要することが判明したことで今戦のエントリーを断念している。

こんな記事も読まれています

アウディの充電施設、2か月で600名利用 新料金プランでサービス提供開始 東京・紀尾井町
アウディの充電施設、2か月で600名利用 新料金プランでサービス提供開始 東京・紀尾井町
グーネット
WECの“カスタマー締め出し”にポルシェが警告。10メーカー参戦の2025年、残枠はわずかに『2』か
WECの“カスタマー締め出し”にポルシェが警告。10メーカー参戦の2025年、残枠はわずかに『2』か
AUTOSPORT web
V8×MT×FR採用! 新型「スポーティセダン」初公開! “青感”高めた「豪華内装」が超カッコイイ「CT5-V ブラックウイング ル・モンストルE」アメリカに登場
V8×MT×FR採用! 新型「スポーティセダン」初公開! “青感”高めた「豪華内装」が超カッコイイ「CT5-V ブラックウイング ル・モンストルE」アメリカに登場
くるまのニュース
マクラーレン 初のEVスーパーカー計画、現在の技術では達成困難 「支援」要請
マクラーレン 初のEVスーパーカー計画、現在の技術では達成困難 「支援」要請
AUTOCAR JAPAN
駐車の際の「前向き」「後ろ向き」問題…日本での正解をお教えします! 米国で「前向き」が多いのは防犯上の理由もありました
駐車の際の「前向き」「後ろ向き」問題…日本での正解をお教えします! 米国で「前向き」が多いのは防犯上の理由もありました
Auto Messe Web
ハースが「文句なし」のダブル入賞。ペレスを抜き返したヒュルケンベルグが今季ベスト6位/F1第11戦
ハースが「文句なし」のダブル入賞。ペレスを抜き返したヒュルケンベルグが今季ベスト6位/F1第11戦
AUTOSPORT web
【最長/最深トンネル爆走】 ベントレー新型コンチネンタルGTスピード オープンのGTCも同時発表
【最長/最深トンネル爆走】 ベントレー新型コンチネンタルGTスピード オープンのGTCも同時発表
AUTOCAR JAPAN
『ビースト』という名のスクールバス!? 90名乗車でEV航続241km、米国で納車開始
『ビースト』という名のスクールバス!? 90名乗車でEV航続241km、米国で納車開始
レスポンス
復活するIGTC鈴鹿が『1000km』&控えめなエントリー目標である理由「長距離に慣れているチームがほとんどない」
復活するIGTC鈴鹿が『1000km』&控えめなエントリー目標である理由「長距離に慣れているチームがほとんどない」
AUTOSPORT web
新型「4WDスポーツ車」初公開! レトロな「丸目」に超ハイパワー「V型8気筒エンジン」搭載! “日本専用”の特別なベントレーに衝撃の声!
新型「4WDスポーツ車」初公開! レトロな「丸目」に超ハイパワー「V型8気筒エンジン」搭載! “日本専用”の特別なベントレーに衝撃の声!
くるまのニュース
デコトラの命ともいえる電飾! LEDが台頭するもいまだ電球派もいる理由とは?
デコトラの命ともいえる電飾! LEDが台頭するもいまだ電球派もいる理由とは?
WEB CARTOP
愛車の履歴書──Vol42. 石野真子さん(後編)
愛車の履歴書──Vol42. 石野真子さん(後編)
GQ JAPAN
イクリプスがカーナビ「AVN」のLSシリーズ2024年モデルを発売
イクリプスがカーナビ「AVN」のLSシリーズ2024年モデルを発売
レスポンス
ヒョンデが近々WECハイパーカークラスに参入目指す? LMDh車両開発を準備中との噂
ヒョンデが近々WECハイパーカークラスに参入目指す? LMDh車両開発を準備中との噂
motorsport.com 日本版
気軽に「憧れのフェラーリやデロリアン」のオーナーに! 価値ある旧車を毎月一定額で共同所有「クルマ好き必見の新サービス」とは
気軽に「憧れのフェラーリやデロリアン」のオーナーに! 価値ある旧車を毎月一定額で共同所有「クルマ好き必見の新サービス」とは
VAGUE
新型「“ミニ”Gクラス」登場! 斬新“スッキリ”マスクの「3列シートSUV」! めちゃ静音な新型「EQB」発売 811万円から
新型「“ミニ”Gクラス」登場! 斬新“スッキリ”マスクの「3列シートSUV」! めちゃ静音な新型「EQB」発売 811万円から
くるまのニュース
オーロライエローが輝く、太陽がテーマの『レンジローバースポーツ』登場
オーロライエローが輝く、太陽がテーマの『レンジローバースポーツ』登場
レスポンス
ル・マン、ニュル、スパで『3週連続24時間』の2025年。超・過酷日程は「1年限りの問題」
ル・マン、ニュル、スパで『3週連続24時間』の2025年。超・過酷日程は「1年限りの問題」
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2420.02794.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

600.03880.0万円

中古車を検索
NSXの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2420.02794.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

600.03880.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村