2024年シーズンを最後にメルセデスを離れ、来年からフェラーリへ移籍するルイス・ハミルトン。フレデリック・バスール代表は、彼の仕事に対する姿勢がフェラーリにとって良い違いを生んでくれるはずだと期待している。
フェラーリは2024年シーズンをコンストラクターズランキング2位で終了。マクラーレンと最後までタイトル獲得を争ったものの、14ポイント届かなかった。
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しかしながら2024年の戦績は優勝5回、表彰台22回。これは2018年にセバスチャン・ベッテルを擁してタイトル争いを繰り広げたシーズン以来、最も好成績だったと言える。
フェラーリは2023年1月にバスール代表が就任して以来、彼の下で立ち直りを進めてきた。そしてそのバスール代表は2025年にハミルトンが加入することで、チームにさらなる違いがもたらされると期待している。
バスール代表は今シーズンの終盤のように僅差となった場合、ハミルトンの仕事に対する姿勢が”違い”をもたらすだろうと考えているのだ。
「ルイスはF1で18年を過ごし、タイトルを何度も獲得してきた経験を持ち込んでくれると確信している」
バスール代表はそう語る。
「そしてその考え方を維持し、あらゆる場所で少しでも良い結果を出そうとすることが、本当の意味での追い風になるだろう」
「(F3ユーロ、GP2で)2005~2006年にルイスとやっていたときから、彼が既にそうやって細部にまでこだわっていたことを、よく覚えているよ」
バスール代表は、FIA F2に参戦するARTグランプリの創設者。そしてハミルトンは、F1昇格前にはそのARTグランプリ(F3参戦時のチーム名は、当時はASMだった)に在籍し、ジュニアカテゴリーを戦ってきたドライバーなのだ。
「最終的によく見てみると、我々とマクラーレンの予選での差は1/100秒だったんだ。レッドブルとメルセデスも同様で、こうなってくると今は細部について話している段階にあるんだ」
「我々はあらゆる領域で最後の1/1000秒を追い求める、そうした考え方が本当に必要だと思う。そしてルイスはそのための武器になるだろう」
なおハミルトンはフェラーリでの新たな挑戦に向けては、あなどらずに、かつ楽しみにしていると語った。
「もちろん、本当にモチベーションを刺激されているし、ドライバーなら誰であってもこうしたチャンスを得られることは夢のようなシナリオだろう」
ハミルトンはそう語った。
「でも大変なことだとも分かっている。別のチームに移るのは簡単なことじゃないんだ。メルセデスに加入した時のことを覚えているし、新しいチームに溶け込んで、ツールや色々なことを学ぶのには時間がかかったものだ」
「その時と同じ集中力と力強さ、そして信頼を持って来年に臨むのは、エキサイティングだし気分が湧くね」
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