3月12日、ホンダは、2シーター・オープンスポーツ「S660」の生産を終了し、特別仕様車「Version Z」を発売することを発表した。
2015年4月に登場したS660は、ミドシップ・レイアウトの軽自動車規格の2シーター・オープンだ。本田技術研究所設立50周年を記念した商品企画提案コンテストをきっかけに開発がスタートし、累計で3万台以上が販売された。
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それが来年3月をもって生産終了になることが発表された。今年の1月時点では、「生産終了はいたしません」(ホンダ広報部)と、述べていたのであったが、残念な決定である。
しかし、生産終了にあたって、特別仕様車の「Version Z」が発売されることになったのはグッド・ニューズである。この特別仕様車は、ホンダの関連会社「ホンダ・アクセス」が手がけるコンプリート・カーの「Modulo X」をベースに仕立てられるというのも期待させる。
外装は、特別カラーの「ソニックグレー・パール」。前後のHマークや車名エンブレムはブラッククローム調に変更され、アルミホイールも精悍なブラック・ペイントだ。
内装は、カーボン調の加飾をメーターバイザーや助手席エアアウトレットまわりに装着。人工皮革を使ったドアライニングはブラック×ボルドーの2トーンで、グレーステッチ付きとオシャレだ。センターコンソールには、“Version Z”のロゴ入りアルミ製プレートが鎮座する。
S660 Modulo X Version Zの価格は315万円。トランスミッションは6MTのみだ。
文・稲垣邦康(GQ)
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みんなのコメント
S660と同じく自動ブレーキが搭載できなことで有名だった86/BRZは2.4L化(北米重視へのシフト)はあれどフルモデルチェンジで対応し生産継続を決めた。ロードスターに至ってはマイナーチェンジで対応させる気合いの入りよう。
対応させる術はいくらでもある。特にホンダの技術力の高さは折り紙つきなのだから。つまり生産継続できないのではなく、生産継続「しない」なんだろう。
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