現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 「こだわりのエンジン車」世界で最も美しいクーペ、レクサスLCと2UR型マルチシリンダーV8の絶妙マッチング

ここから本文です

「こだわりのエンジン車」世界で最も美しいクーペ、レクサスLCと2UR型マルチシリンダーV8の絶妙マッチング

掲載 更新 37
「こだわりのエンジン車」世界で最も美しいクーペ、レクサスLCと2UR型マルチシリンダーV8の絶妙マッチング

官能のパワーとV8サウンド。最後の5リッター自然吸気は絶品

 ボア94mmの名機、トヨタUR系V8エンジンは、レクサスLC500が搭載する5リッターの2UR-GSE型を最後にその役目を終える気配が濃厚だ。
 2UR型を自然吸気エンジンとして最初に味わったのは2007年にデビューしたISFだった。ISFはドイツのライバル(AMGやBMW・M)に勝るとも劣らないスペックと、官能的なフィールでユーザーを魅了した。中でも高回転域で高らかに響き渡るエグゾーストノートは、耳に心地よく響く官能的なナイスサウンドだった。

レクサス「カーボンニュートラル戦略」の象徴。LF-Zエレクトリファイドは、走りと造形の両面でプレミアム度を鮮明化

 マニアックな5リッター・V8自然吸気エンジンが、世界で最も美しいクーペ、LCに積まれたのは2017年。477ps/7100rpm、540Nm/4800rpmのスペックと、世界最速の変速スピードを誇る10速ATの組み合わせは、印象的な造形にふさわしいパフォーマンスをもたらした。レクサスの「リボーン」を牽引したこのラグジュアリークーペには、3.5リッターV6とモーターを組み合わせたハイブリッド仕様の500hもラインアップされ、デビュー当初は個人的にハイブリッドのほうがLCのキャラクターにふさわしい、と思っていた。だが、V8の500にじっくりと乗って考えが変わった。

とびきり優雅で贅沢な走り。今のうちにこの魅力を味わおう!

 2UR-GSE型V8は、同じレクサスのLFA用V10と並ぶ、日本が生んだ最高のマルチシリンダーNAユニットである。とにかく踏み込む瞬間がたまらなく気持ちがいい。いまとなっては驚くほどのパワースペックではないし、実際、思い切りアクセル踏み込んだところで速さはスーパースポーツの域には届かない。だが、それがかえっていい。エンジンフィールをじっくり楽しめるからだ。小気味いい10速ATもこのエンジンに合っている。

 通常は豊かなトルクを感じながらゆったりとクルージングを楽しみ、状況に応じてV8の本領を堪能する。LC500には、とびきり贅沢で優雅なドライビングプレジャーがある。しかもエンジンサウンドが絶品。絶妙に調律された珠玉のV8サウンドは、それだけでも500を選ぶ価値がある。
 LC500は、内燃機関の音と心地よさを、いまのうちに思い切り楽しんでおきたい……、そんなユーザーにぴったりのスペシャルモデルだ。クーペもいいが、4層構造のソフトトップを採用したコンバーチブルも魅力的である。

 とはいえ正直にいうと、もう少し小さめのボディ、ISとの組み合わせがパワーフィール的にはベターだと思う。実際、北米市場ではIS500という2UR型を積んだ限定車が登場した。日本市場への導入を切に望む。たとえそれが最後の2UR型となったとしてもだ。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
AUTOCAR JAPAN
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
乗りものニュース
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
motorsport.com 日本版
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
AUTOSPORT web
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
AUTOSPORT web
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
AUTOSPORT web
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
くるまのニュース
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
AUTOSPORT web
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
AUTOCAR JAPAN
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
Auto Messe Web
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
AUTOSPORT web
リバティ・メディアCEOマッフェイの退任、背景にあるのはアンドレッティとのトラブルか
リバティ・メディアCEOマッフェイの退任、背景にあるのはアンドレッティとのトラブルか
AUTOSPORT web
約10年ぶりに“メイド・イン・イングランド”に!? 新型「ミニ・コンバーチブル」が“ミニの聖地”で生産開始
約10年ぶりに“メイド・イン・イングランド”に!? 新型「ミニ・コンバーチブル」が“ミニの聖地”で生産開始
VAGUE
【クルマら部】「ポルシェ911」クルマ愛クイズ!全4問・解答編
【クルマら部】「ポルシェ911」クルマ愛クイズ!全4問・解答編
レスポンス
昭和の香り残す街に130台のクラシックカー…青梅宿懐古自動車同窓会2024
昭和の香り残す街に130台のクラシックカー…青梅宿懐古自動車同窓会2024
レスポンス
三菱「新型SUVミニバン」公開! 全長4.5m級ボディדジムニー超え”最低地上高採用! タフ仕様の「エクスパンダークロス アウトドアE」比国に登場
三菱「新型SUVミニバン」公開! 全長4.5m級ボディדジムニー超え”最低地上高採用! タフ仕様の「エクスパンダークロス アウトドアE」比国に登場
くるまのニュース
新型フォルクスワーゲン・ティグアン発売。7年ぶり全面刷新、2Lディーゼルと1.5Lハイブリッドを展開
新型フォルクスワーゲン・ティグアン発売。7年ぶり全面刷新、2Lディーゼルと1.5Lハイブリッドを展開
AUTOSPORT web
【第2回】サイトウサトシのタイヤノハナシ:スタッドレスタイヤはなぜ効く?
【第2回】サイトウサトシのタイヤノハナシ:スタッドレスタイヤはなぜ効く?
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

37件
  • 世界で最も美しいかどうかは分からない。ただこれまでにはなかった美しさはあると思う。欲しい。
  • パワー、サウンド、前後重量バランス、デカい割にはハンドリングの応答性・・・国産で最高クラスかと。

※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1400.01760.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

565.81588.0万円

中古車を検索
LCの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1400.01760.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

565.81588.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村