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【2020輸入車大予想04】アウディQ3/Q3スポーツバックの上陸で、どうなるコンパクトSUV市場

掲載 更新 8
【2020輸入車大予想04】アウディQ3/Q3スポーツバックの上陸で、どうなるコンパクトSUV市場

2020年、注目のあの輸入車はいつ日本にやってくるのか。関係者のコメント、市場動向などの取材をもとに、Motor Magazine誌では徹底検証している。(以下の記事は、Motor Magazine 2020年2月号より、タイトル写真は新型アウディQ3)

Q3、e-tron、RSモデルと、アウディはニューモデルラッシュ
2020年、BEVで大きな動きを見せそうなのがアウディだ。日本の充電インフラとのマッチングの問題などのせいか、当初の予想より導入が遅れていたe-tronが、2020年後半、ようやく上陸する。e-tronはSUVの王道を行くソリッドなデザインが特徴だが、同じアーキテクチャを使って開発されたSUVクーペルックのe-tronスポーツバックもその後に上陸が予定されている。2025年までにラインアップの3分の1を電動化する計画のアウディだけに、ピュアEVたるe-tronのバリエーション展開を一気に進めようと考えているようだ。

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その一方で、エンジンモデルの充実化も進む。まず、WLTP問題もあって遅れていた新型Q3の導入がいよいよ開始される。本国ではすでにデビューして久しい2代目Q3は、コンパクトSUVの人気が高まる中、大きな期待が寄せられる1台だ。

Q3の導入遅れを一気に取り戻すべく、計画を進められているのがQ3スポーツバックだ。Q3をベースに、強く前傾したDピラーとクーペ風フォルムを実現したQ3スポーツバックは、日本でも大きな反響を呼びそうだ。このジャンルは日本でも人気が高まっており、そこにアウディ流の高い質感が加わることになるから、注目を集めるのは必至だろう。Q3よりやや遅れての登場となりそうだが、同時発表という可能性もある。

さらに、RSモデルの充実ぶりにも注目だ。まず新型に切り替わったA7スポーツバックにRS7スポーツバックが加わり、続いてアウディ伝統のスポーツワゴンと言えるRS6アバントも新型の上陸が予想されている。さらに2019年にデビューしたクーペフォルムのフラッグシップSUVであるQ8にもRS Q8が追加発表されているので、楽しみは膨らむばかりだ。

また、TT RSも2020年内に新型に切り替わる予定だ。標準のTTシリーズは2019年にフェイスリフトを受けたが、TT RSは旧来のままだったので、遅れてのアップデートということになる。さらに、Q3のRSモデル、RS Q3/RS Q3スポーツバックもやってくることだろう。

主力モデルでは、A1スポーツバックの1.0TFSIモデル追加、A6/A7シリーズのディーゼル追加、A4/A5/Q7のアップデートの準備も着々と進められているようだ。(文:石川芳雄/Motor Magazine 2020年2月号より)

アウディ e-tron 日本導入予定 2020年年内
フロアにバッテリーを搭載する関係上、高性能BEVは背の高さがパッケージング上の利点となるSUVとすることが多い。2018年12月に公開されたe-tronもそんな1台。e-tron 55 quattro95kWhのリチウムイオン電池により436km以上の航続距離を実現している。前後輪を別のモーターで駆動する電気4駆だが、フロントが125kWに対し、リアを140kWとすることで、旋回性能に配慮している点は実にアウディらしい。

アウディ e-tron スポーツバック 日本導入予定 2020年末頃
2019年のロサンゼルスショーで発表されたe-tronのクーペ版。ルーフ後半を大胆に絞り込んだボディはなかなかスタイリッシュ。キャビンはやや包まれ感が強く、荷室も615Lと少し小型化しているが、それでも実用性は十分と言えよう。360ps/561Nmのパワースペックは共通。効率化、空気抵抗の低減などにより航続距離も伸びた。

アウディ Q3 日本導入予定 2020年春~夏頃
ドイツでは2018年7月に発表され、すでに好調な販売を記録している新型2代目Q3。新世代のアウディデザインと先進メカニズムを採用しているが、WLTP問題や生産体制の問題で導入が遅れているが、いよいよ日本上陸が秒読みとなってきた。エンジンは1.5Lと2LのTFSIのほか、2.0TDIなど複数のパワートレーンが用意される模様。

アウディ Q3スポーツバック 日本導入予定 2020年春~夏頃
新型Q3の日本上陸が期待される中、2019年9月にはそのQ3をベースにファストバック風にリアを絞り込んだQ3スポーツバックが登場した。Qシリーズでスポーツバックの名が使われるのは初めてで、新型Q3と同時発表になるという噂も流れている。4ドアクーペスタイルのボディサイズは全長4500mm×全幅1843mm、日本でも使いやすそうなサイズだ。

アウディ RS6アバント 日本導入予定 2020年秋頃
アウディは実用性と高性能の両立を狙ってD/EセグメントではワゴンのアバントのみにRSモデルを展開する。A6の新型移行によって新たにリリースされたRS6アバントは張り出した大きなバンパースポイラーが特徴。これは今後の各RSモデルにも順次展開される。エンジンはマイルドハイブリッド付き4L V8ツインターボで最高出力は600psに達する。

アウディ RS7スポーツバック 日本導入予定 2020年夏~秋頃
ベースとなるA7スポーツバックは2018年9月に日本デビュー。それから約1年後となる2019年のフランクフルトモーターショーで発表されたのが高性能版のRS7スポーツバックだ。RS6アバントは張り出したエアインテークなど迫力のあるデザインが特徴だが、A7は力強さを秘めた流麗なデザインが特徴だ。エンジンはRS6アバントと同じ4L V8ツインターボで600ps/800Nmの実力。

アウディ RS Q8 日本導入予定 2020年夏~秋頃
2019年12月に発表されたQシリーズの最強モデル。4L V8ツインターボエンジンは600ps/800Nmを発揮、最高速は305km/hを誇る。欧州でのデリバリーは2020年春から開始される予定で、日本上陸は早くて2020年末か。

アウディ TT RS 日本導入予定 2020年秋
2019年4月にフェイスリフト版が上陸したTTクーペだが、モデル展開はTTSまでで、最高性能を誇るTT RSは導入が途絶えていた。しかし本国ではデザインをリフレッシュし、最新のバーチャルコクピットなどを搭載したフェイスリフト版が登場している。これが秋には日本にも到着するはずだ。400psの直列5気筒ターボエンジンに変更はない模様。

アウディ RS Q3/ RS Q3スポーツバック 日本導入予定 2020年内
2019年9月、Q3スポーツバックのデビュー間もなく、Q3/Q3スポーツバックのRSモデルが登場している。先代同様、パワーユニットは2.5L 直列5気筒ターボエンジンだが、そのスペックは400ps/480Nmまで高められている。欧州でのデリバリーは2019年末よりすでにスタート、価格は3万3500ユーロからとなっている。

アウディ A1スポーツバック 1.0TFSI 日本導入予定 2020年春
2019年11月に日本発表された新型2代目A1スポーツバック。まずは150ps/250Nmの1.5L 直4ターボを搭載した35TFSIの導入から始まっているが、秋にはいよいよ95ps/175Nmの1L 直4ターボを搭載した25TFSIが上陸する。

[ アルバム : 2020年のアウディ はオリジナルサイトでご覧ください ]

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みんなのコメント

8件
  • 日本導入がとにかく遅い
    1年半以上は日本を馬鹿にしてる
  • アウディの場合、どうせ勘違いしたボッタ日本価格設定でセールス自爆のパターンでしょう
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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