2025年F1第1戦オーストラリアGPを5番手からスタートして、レースの42周目まで6番手を走行しながら、ポイント圏外に終わった角田裕毅(レーシングブルズ)。その理由はドライからインターミディエイトにタイヤを交換するタイミングが遅かったことだ。
なぜ、レーシングブルズは対応が遅れてしまったのか。レース後、アルファタウリ時代にチーフレースエンジニアを勤め、昨年からリライアビリティマネージャーを務めているジョナサン・エドルズに話を聞いた。
【角田裕毅F1第1戦分析】ピットタイミングを見誤り入賞を逃すも「最低限の仕事はできた」とチームリーダーに徹した決勝
「非常に難しい状況だった。雨が降るという予報はわかっていたし、実際に雨が降ってきたことも確認していた。ただし、コースのほとんどはドライで、一部がウエットというとてもトリッキーなコンディションだった。だから、すぐにピットインさせるわけにもいかなかった」
なぜなら、もしあそこで角田をピットに呼べば、それを見ていた後続のドライバーたちがステイアウトするからだ。
「我々の前を走っていたドライバーの多くが、我々と同じようにステイアウトしたのはそのためだ。雨が降ってきた状況では、時に前を走っていると不利な状況になることがある」
エドルズが言うように、44周目にドライからインターミディエイトへのタイヤ交換を行ったドライバーのうち、角田の前を走っていたドライバーは3人で、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)はステイアウトした。角田の後方を走っていたルイス・ハミルトン(フェラーリ)も、角田と同じ47周目にピットインした。
「我々はスタート直後から6番手争いをしていたアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)を見ながらレースをしていた。でも、ユウキのほうがひとつ上のポジションを走っていたから、判断は先に行わなければならず、難しかった。もし、先にピットインすれば、アルボンはステイアウトしただろうし、すぐに雨がやむことも考えられた」
判断が難しかったことは確かだが、だからといって正しかったわけではない。44周目にピットストップできなかったとしても、45周目にピットインさせていれば、12番手までポジションを下げることはなかっただろう。
今回のレースで不幸中の幸いだったのは、レース後にローラン・メキース代表が、すぐにドライバーに謝罪したことだ。
「レースに関しては、雨が降るまではユウキが非常に力強い走りを見せていた。最後のコールを間違えてしまった。それが今日、非常に大きな代償となった。このことについて、ユウキに謝罪しなければならない」
次の中国GPこそ、力を出し切ってもらいたい。
[オートスポーツweb 2025年03月17日]
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