F1プレシーズンテストが終わり、マクラーレンは開幕戦オーストラリアGPのためにメルボルンへ向かう。
マクラーレンの新車MCL34にはどれだけの競争力があるのだろうか?
ホンダF1、山本雅史MS部長のF1マネージングディレクター就任を発表。「これまで以上にF1へのコミットメント強化を図る」
「競争力については、テストの内容を受けて評価するのはとても難しい」とマクラーレンのスポーツディレクターを務めるジル・ド・フェランは語った。
「テストの間、どのチームも違うことをやっている。1日のそれぞれのタイミングで異なるエンジンモード、タイヤ、そして燃料積載量で走行しているのだ。だから正確に自分たちの競争力を測るのは非常に難しい。信じてほしいが、我々もやろうとはしているのだ!F1のジャーナリストはラップタイム分析を多く行なっていた。それは我々も同じだ」
マクラーレンはチームとしてある目標を持ってテスト開催地であるバルセロナに向かっていた。
「テストでは多くの周回を走行し、走行距離を稼いで信頼性を確実なものにしたかった。そして、いくつかのシステムを完成させるのが目標だった。結果的には、ほとんどの目標を達成したよ」
「今回のテストでは、新たなマシンを理解しすべて想定通りに挙動させ、ピレリタイヤへの理解も大きく深めることができた」
「もうひとつテストで最も重要なことは、新ドライバーのカルロス・サインツJr.とランド・ノリスをチームによく溶け込ませ、シーズンに向けて彼らができる限り最善の準備をできるようにすることだった」
「それもやり遂げることができたよ。そうした3つのカテゴリーで、10点満点で10点を取れたかといえばノーだ。だが我々は満足のいく結果を出せたし、オーストラリアへは準備万端で向かうことになる。土曜日の予選が終わるまでには、我々にどれだけの競争力があるかが分かるだろう」
2019年はマクラーレンとルノーが組んで2年目のシーズンだ。
「人々が互いをよく知るようになり、協業関係は改善している」
「日々、協業関係がより良いものになるように努力している。彼らが冬の間に素晴らしい仕事をしたのは確かだ。そのことにとても感謝している。我々は双方とも弛まず集中し、改善を継続していかなければならないことを分かっている」
「競争力の点では、全体の感触を掴むことすら難しい。オーストラリアGPの後なら、どれだけ競争力があるか分かるかもしれない。だがより明確な状況を把握するには、数レースが必要なのは確かだ」
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