ドリ車パッケージの完成までは苦労の連続!
鬼加工の末に誕生したオンリーワン仕様
「このGRBインプレッサは浪漫だらけだ!」1JZ-GTE換装&完全FR化で高速ドリフトも自由自在
オーナーは生粋のドリフターだ。このGRBインプレッサも、ワタナベサービスの『ドリフトセンターデフ』を組んだFR仕様にしてドリフトを楽しんでいたそうだが、エンジンブロー2回、ミッションブロー1回、ドラシャブロー数えきれず…と、走るたびにどこかが壊れるという状況が続いた。
そうした負の循環に嫌気が差したオーナーは大きな決断をする。耐久性がすこぶる高く、エキゾーストサウンドも良い1JZ-GTEへのモーターチェンジだ。すぐにJZX100マークIIをドナー車として購入、プロのメカニックという職業を活かしてDIYで載せ換え作業を行ったという。
1JZへの換装にあたっては、サスペンションメンバーの一部を切り取り、ステアリングギヤボックス位置30mmほど下げるなど随所に加工を強いられたという。
ブラックアウトされたタービンはウエストゲート式のGT3037。エンジンマネージメントはGRB純正ECU+JZX100用パワーFCで行っている。
高負荷が続くドリフト走行でも音を上げようクーリングチューンも徹底。ワンオフの前置きインタークーラーの他、HPI製オイルクーラー、KOYO×flexの放熱塗装済みラジエターも導入されている。
サスペンションはブリッツのダンパーZZ-Rに、326パワーのマジバネ(F32kg/mm R20kg/mm)を組み込んだスペシャル。ドリフトに重要な切れ角は、ワンオフのショートナックルで限界までアップさせている。エンジョイドリフターであると同時にカーショーへの参加も趣味としているオーナーは、いかに低く、いかに走行性能を高めるかというテーマも追求している。
ミッションはベルハウジングを加工してZ33用6速を移植。プロペラシャフトはZ33用カーボン(純正)にアダプターをセットしてトヨタの8インチデフ(BRZ用)に接続する。ドライブシャフトはながおテクノ製の86/BRZ用強化品。ちなみに、ミッションケースの加工だけは専門業者に頼んだそうだ。その他、メンバーやアームなども徹底的に手を入れ、シャコタン対策もキッチリと敢行済み。
ビス留めのワイドフェンダーは、ロシアのフェンダリストというメーカーの製品。組み合わせるホイールは18インチのボルクレーシングTE37V SLで、12Jマイナス33という強烈なサイズをインストールしている。
コクピットは機能性と美観の両立を考えながら構成。ワイルドに延長されたサイドブレーキがドリ車を物語る。4連のメーターパネルなどはワンオフとのこと。ステアリングはMOMOのドリフティング330φを愛用する。
剛性アップを狙って室内にはサイドバー付きのロールケージを設置。リヤのクロスバーはシートを残したままでも装着できるよう製作されたワンオフ品だ。シートはドライバー側がビオス、ナビ側がガイアスという組み合わせ。
仕上がりは完全にコンクールコンディション。それでいて、深いアングルでのハイスピードドリフトも可能というのだから、完全無欠のスーパーチューンドと言っても決して過言ではないだろう。ちなみに、オーナーは車両製作中に独立。今では”LittleBrave”というカスタムショップを立ち上げ、エンドユーザーのマシンメイクを全力でサポートしているそうだ。
●取材協力:LittleBrave Mail:LittleBrave9666@gmail.com
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