■残念だけどもうお別れ…2020年に生産終了しちゃったクルマとは
間もなく終わりを迎える2020年。新型コロナウイルスのパンデミックなど、例年にないほどの激動の1年となりましたが、そんな2020年をもって惜しまれつつ生産終了したクルマがあります。
さすがにエンジンがデカすぎでしょ!? 大排気量コンパクトカー5選
そのなかから、現在のところ次期型モデルの登場がアナウンスされていないモデルを5台ピックアップして紹介します。
●ホンダ「ジェイド」
中国市場をメインに開発されてきたジェイドは、ステーションワゴンとミニバンの中間的なキャラクターを持ったモデルでした。
中国では2013年に発売がスタートしたのち、日本には2015年から導入。当初は3列シートのみで、パワートレインもハイブリッドのみがラインナップされます。
3列シートを備えるジェイドですが、すべての列が2名乗車の6人乗りで、3列目シートのルーフ部はリアウインドウとなっていることから、解放的な室内を実現していました。
しかしジェイドは、ミニバンほど広くなく、ステーションワゴンほど荷室も広くないという点が災いしたのか販売は不調。
1.5リッターターボエンジンの追加や、2列5人乗りの仕様を設定するなどしたものの良化することはなく、2020年7月に販売を終了しました。
●ホンダ「N-BOXスラッシュ」
ホンダ初代「N-BOX」をベースとし、ルーフを100mm下げて、ルーフパネル後端がなだらかに傾斜するクーペスタイルと、リアのスライドドアをヒンジドアに変更した個性的なルックスを持つのが軽自動車の「N-BOXスラッシュ」です。
登場は通常のN-BOXに遅れること3年の2014年12月で、「Nシリーズ」としては初めて電動パーキングブレーキを採用したモデルでもありました。
個性的なスタイルに合わせて、内装色も古き良き時代のアメ車を思わせるような真っ赤なシートを持ったものや、サーフブルーの内装を持ったさわやかなものなど、さまざまなタイプが設定されていたのも特徴です。
また、8個のスピーカーと17センチのバックロードホーン型サブウーファーで構成する「サウンドマッピングシステム」も用意。
ファミリー向けのN-BOXに対して、こだわりを持つコアなユーザー向けのN-BOXスラッシュと、同じN-BOXでも異なるキャラクターを持っていました。
2017年にN-BOXがフルモデルチェンジして2代目モデルが発売された後も、N-BOXスラッシュは販売を継続。
仕様変更や特別仕様車の設定などがおこなわれていましたが、2020年2月で販売終了しました。現在のところ2代目N-BOXにはスラッシュは設定されていません。
●ダイハツ「キャスト(アクティバ&スポーツ)」
「生活を彩る自分仕様の軽自動車」をコンセプトに2015年から販売が開始されているダイハツ 「キャスト」は、かつての「ミラジーノ」を思わせるようなレトロなエクステリアや、軽自動車ながらこだわりを感じさせる内装を持ったスペシャリティ寄りのモデルです。
キャストのスタンダード仕様である「スタイル」のほか、SUVテイストを盛り込んだ「アクティバ」とスポーティな雰囲気を持った「スポーツ」の3タイプが用意されていたのが最大の特徴でした。
アクティバはSUVらしさを強調するプロテクター類を備え、ベース車よりも大径の165/60R15サイズのタイヤを装着したり、最低地上高を30mm高めるなど、アクティブなシーンで活躍するモデル。
一方のスポーツはターボエンジンのみのラインナップし、サスペンションも専用のチューニングが施され、またオプションで16インチアルミ+ハイグリップタイヤを設定するなど、スポーツ度満点でした。
しかし、2020年3月にアクティバとスポーツが廃止され、スタイルのみに一本化。
アクティバの実質的な後継車は「タフト」となりますが、スポーツの後継車は存在していません。
■セダンの人気低迷に伴い、歴史あるモデルに幕
●スバル「レガシィB4」
1989年に初代モデルが登場して以来、俊足ワゴンのイメージが強いスバル「レガシィ」。ツーリングワゴンだけでなく、セダンも高いポテンシャルを秘めたスポーツセダンとして一定の評価を集め続けています。
しかしスポーツセダンらしいターボモデルは5代目をもって消滅し、その後俊足セダンの役割は「WRX」へ譲り、6代目レガシィはスバルのフラッグシップというというキャラクターへ変更されます。
2019年9月には北米市場で一足先に7代目モデルが販売されましたが、日本では6代目を継続販売。しかし、2020年6月をもってセダンの「レガシィB4」の販売が終了しました。
7代レガシィB4の導入予定はないとされていますが、クロスオーバーSUVの「レガシィアウトバック」は次期モデルが登場することになっています。
●日産「ティアナ」
2003年に初代モデルが登場した日産「ティアナ」は、それまでの高級車像とはやや異なる「モダンリビング」をキーワードに誕生した大型セダンでした。
どちらかというと押し出しの強いデザインが採用されるこのクラスでは珍しく、柔和なイメージのデザインとし、助手席シートにオットマンを採用するなど(一部グレード)、新たな顧客の取り込みにも成功したモデルといえるでしょう。
2008年にはキープコンセプトのまま2代目へと進化。先代には設定されていなかった大型ガラスルーフのスタイリッシュガラスルーフを設定しましたが、これは2枚の大きなガラスがルーフを覆い、フロントはアウタースライド式サンルーフとして、リアはガラスルーフとして開放的な室内空間を実現していました。
そして2013年に登場した3代目は、北米市場で販売される「アルティマ」の兄弟車となり、先代まで設定されていたV型6気筒エンジンが消滅して4気筒エンジンのみのラインナップとなりました。
オットマンなどのおもてなし装備は継続採用されていましたが、日本国内でのセダン需要の冷え込みも影響してか、大きなマイナーチェンジも実施されず、2020年夏ごろには日産公式サイトから姿を消しています。
※ ※ ※
ホンダは、今回取り上げたジェイドとN-BOXスラッシュのほかにも、「シビックセダン」と「グレイス」の生産を生産終了。
トヨタは「ポルテ/スペイド」「プレミオ/アリオン」「プリウスα」、レクサスは「GS」、スズキは「バレーノ」「SX4 S-CROSS」といったモデルがなくなりました。
事情はさまざまですが、どんな理由でも生産終了となるのは寂しく感じるものです。
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みんなのコメント
格安でしょうし、いいクルマですし
何故ならあの人の記事はいつもホンダが
最初なんだものw