現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタが欧州版の新型「ハイエース」EV発売! 最大9名乗車の「プロエースヴァーソ」EV仕様を欧州で

ここから本文です

トヨタが欧州版の新型「ハイエース」EV発売! 最大9名乗車の「プロエースヴァーソ」EV仕様を欧州で

掲載 更新 77
トヨタが欧州版の新型「ハイエース」EV発売! 最大9名乗車の「プロエースヴァーソ」EV仕様を欧州で

■欧州版「ハイエースワゴンEV」こと「プロエースヴァーソ エレクトリック」とは?

 トヨタの欧州法人(以下、欧州トヨタ)は、同市場の電気自動車新型「プロエースヴァーソ エレクトリック」を2021年4月23日に発売しました。
 
 日本市場における乗用車「ハイエースワゴン」と同じポジションの電気自動車と考えられますが、どのようなモデルなのでしょうか。

【画像】欧州版「ハイエースワゴンEV」登場! VIP仕様も存在する豪華ワゴンを見る!(22枚)

 新型プロエースヴァーソ エレクトリックは、ボディサイズが「コンパクト」「ミディアム」「ロング」の3種類が存在し、異なるタイプとして「コンビ」「シャトル」「ファミリー」「VIP」のタイプが設定されています。

 コンビは、3列シートを採用し、仕事での実用性を重視。シャトルは、仕事とプライベートの両方で必要なスペースを確保しつつ、最大9人乗りです。

 ファミリーモデルは、レジャーやパーソナルユースのためのスペースや快適性を重視。8人乗りのレイアウトでは60:40分割の2列目と3列目を採用しています。

 VIPは、エグゼクティブの移動を想定し、高級感の高い仕様と快適性を備えています。

 7人乗りでは、2列目シートに180度回転が可能なキャプテンシートや折りたたみ式のリアラウンジテーブルを採用。

 なお、新型プロエースヴァーソ エレクトリックの開発にあたっては、航続距離(最大330km)、充電時間(1時間以内の急速充電)、所有コスト、バッテリーの品質(8年/16万km保証を標準装備)などユーザーの負担を減らす取り組みもおこなっているといいます。

 現在、欧州市場においてLCV(ライト・コマーシャル・ビークル)の新車販売台数に電気自動車(BEV)の割合は約1%とごくわずかだといいますが、従来の内燃機関を搭載したバンに代わる実用的な車両への需要は、さまざまな要因によって加速しているようです。

 また、欧州各地では低排出ガスおよびゼロ排出ガスのゾーンが施行され、都市中心部の大気汚染を低減。

 そのなかで、トヨタは、新型モデルの導入により、市場をリードするために早い段階での取り組みをおこなっています。

 この新型モデルは、BEVセグメントにおいてクラス最高の出力、性能、充電条件を有するだけでなく、ディーゼルエンジン車と同等の品質と積載性、乗車性を実現。

 新型プロエースヴァーソ エレクトリックでは、ユーザーの使用用途に合わせて、2種類のリチウムイオン電池の選択が可能となり、フロントに搭載されたモーターで前輪を駆動します。

 ひとつめの小さなリチウムイオン電池仕様は、18個のモジュールから構成され50kWhを発揮し、航続距離はクラス最高の230kmに達します。

 この電池は、都市部で短い距離を定期的に移動するユーザーや、大規模な学校や工業団地などに最適です。

 ふたつめの大きなリチウムイオン電池仕様は、27個のモジュールで構成され75kWhし、最大航続距離330kmの走行が出来ます。

 なお、欧州トヨタは、「同市場での調査によって1日の走行距離が45km程度のユーザーが多いことを明かしており、両方の電池が提供する走行距離は、ほとんどのユーザーにとって毎日の充電を必要としないことを意味する」と説明しています。

※ ※ ※

 なお、欧州市場で展開されるプロエースシリーズには、前述のプロエースヴァーソ以外に商用車「プロエース」と、ボディサイズが小さな商用車「プロエースシティ」と乗用車「プロエースシティヴァーソ」がラインナップ。

 これらは、日本における「アルファード」や「グランエース」、「ハイエースシリーズ」でターゲットとするユーザーに対応するモデルです。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

新車99万円! ダイハツ「“最安”ワゴン」どんな人が買う? イチバン安い「国産乗用車」は装備が十分! 超お手頃な「ミライース」支持するユーザー層とは
新車99万円! ダイハツ「“最安”ワゴン」どんな人が買う? イチバン安い「国産乗用車」は装備が十分! 超お手頃な「ミライース」支持するユーザー層とは
くるまのニュース
2025年は赤・黄・黒の3色 スズキ「V-STROM 250SX」2025年モデル発売
2025年は赤・黄・黒の3色 スズキ「V-STROM 250SX」2025年モデル発売
バイクのニュース
「高いのはしゃーない」光岡の55周年記念車『M55』、800万円超の価格もファン納得の理由
「高いのはしゃーない」光岡の55周年記念車『M55』、800万円超の価格もファン納得の理由
レスポンス
KTM1390スーパーデュークGT発表!カテゴリーで最も過激なスポーツツアラーを標榜するGTが1390系エンジンでバージョンアップ
KTM1390スーパーデュークGT発表!カテゴリーで最も過激なスポーツツアラーを標榜するGTが1390系エンジンでバージョンアップ
モーサイ
新しい2.2Lディーゼルエンジンと8速ATを搭載したいすゞ「D-MAX」および「MU-X」がタイでデビュー
新しい2.2Lディーゼルエンジンと8速ATを搭載したいすゞ「D-MAX」および「MU-X」がタイでデビュー
カー・アンド・ドライバー
新型「メルセデスCLA」のプロトタイプに試乗!次世代のメルセデス製電気自動車の実力やいかに?
新型「メルセデスCLA」のプロトタイプに試乗!次世代のメルセデス製電気自動車の実力やいかに?
AutoBild Japan
紀伊半島の「最南端」に大変化!? 無料の高速「串本太地道路」工事進行中! 関西エリアの交通を一変する「巨大ネットワーク計画」とは
紀伊半島の「最南端」に大変化!? 無料の高速「串本太地道路」工事進行中! 関西エリアの交通を一変する「巨大ネットワーク計画」とは
くるまのニュース
ホンダ、栃木県とスポーツ振興協定を締結…ラグビーとソフトボールで地域活性化へ
ホンダ、栃木県とスポーツ振興協定を締結…ラグビーとソフトボールで地域活性化へ
レスポンス
軍用車マニアはたまらない!? 大戦中の1942年に製造された“フォード製ジープ”をオークションで発見 フォード「GPW」ってどんなクルマ?
軍用車マニアはたまらない!? 大戦中の1942年に製造された“フォード製ジープ”をオークションで発見 フォード「GPW」ってどんなクルマ?
VAGUE
ズボラ派にもバス&タクシーにもうってつけ! 洗車後の拭き取りをサボれる純水洗車にメリットしかなかった
ズボラ派にもバス&タクシーにもうってつけ! 洗車後の拭き取りをサボれる純水洗車にメリットしかなかった
WEB CARTOP
スズキが新型「ソリオ」1月発表!? “迫力顔&先進機能”採用!? 既に予約した人も!? 何が変わった? 販売店に寄せられた声とは
スズキが新型「ソリオ」1月発表!? “迫力顔&先進機能”採用!? 既に予約した人も!? 何が変わった? 販売店に寄せられた声とは
くるまのニュース
カワサキ「Z2」エンジン お気楽過ぎる「丸塗り」では後々後悔 可能な限り緻密なマスキングを目指す!! ~日本の至宝「空冷4発」を未来へ継承~Vol.23
カワサキ「Z2」エンジン お気楽過ぎる「丸塗り」では後々後悔 可能な限り緻密なマスキングを目指す!! ~日本の至宝「空冷4発」を未来へ継承~Vol.23
バイクのニュース
[DSP大全]「位相」を合わせられれば、“一体感のあるサウンド”を獲得可能!
[DSP大全]「位相」を合わせられれば、“一体感のあるサウンド”を獲得可能!
レスポンス
ノリス、ラスベガス初日は上位タイムも低グリップに手を焼く「市販車の方が速い気がする……」燃料多載での走行にはまだ課題も?
ノリス、ラスベガス初日は上位タイムも低グリップに手を焼く「市販車の方が速い気がする……」燃料多載での走行にはまだ課題も?
motorsport.com 日本版
アドベンチャーツアラー「V-STROM 250SX」が色変更!新設定「ソノマレッドメタリック」の鮮やかな赤が眩しい!   
アドベンチャーツアラー「V-STROM 250SX」が色変更!新設定「ソノマレッドメタリック」の鮮やかな赤が眩しい!   
モーサイ
初代日産リーフは「普通に乗れる」電気自動車だった【10年ひと昔の新車】
初代日産リーフは「普通に乗れる」電気自動車だった【10年ひと昔の新車】
Webモーターマガジン
【最新モデル試乗】すべてがグレードUP! 理想の選択肢、三菱アウトランダーPHEVの驚く完成度
【最新モデル試乗】すべてがグレードUP! 理想の選択肢、三菱アウトランダーPHEVの驚く完成度
カー・アンド・ドライバー
全長3m切り! ホンダの「本格オフロード車」がめちゃ楽しそう! 1リッターエンジン搭載で悪路性能スゴい! 米国で人気の「パイオニア」どんなモデル?
全長3m切り! ホンダの「本格オフロード車」がめちゃ楽しそう! 1リッターエンジン搭載で悪路性能スゴい! 米国で人気の「パイオニア」どんなモデル?
くるまのニュース

みんなのコメント

77件
  • 日本では高級感だけでワンボックスを売ってるトヨタもクルマの本場では本気でワンボックス作ってて可笑しい
    アルファードやヴェルファイア乗ってる連中はヨーロッパの事など気にしないからね
  • 個人的にはアルファードやヴェルファイアよりもこちらの方が好きです。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村