現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタが次世代BEVや次世代水素技術など一挙大公開! 売る気満々の「BEVのMT仕様」も体験試乗したら、なんとエンストする!

ここから本文です

トヨタが次世代BEVや次世代水素技術など一挙大公開! 売る気満々の「BEVのMT仕様」も体験試乗したら、なんとエンストする!

掲載 27
トヨタが次世代BEVや次世代水素技術など一挙大公開! 売る気満々の「BEVのMT仕様」も体験試乗したら、なんとエンストする!

BEVの車体を鋳造によって3分割で一気につくる「ギガキャスト」が見どころ

トヨタが静岡県内の東富士研究所で「トヨタテクニカルワークショップ2023」を開催し、様々な次世代技術を公開した。集まった一部メディアからは、ため息が出るほど濃い内容のイベントだった。
これまでトヨタは、今年4月の佐藤恒治社長による新経営体制になってから、豊田章男(現会長)が推進してきた「電動化」「知能化」「多様化」の経営路線を継承しつつも、さらなる進化を目指すと説明してきた。
なかでもBEV(電気自動車)については、「2030年のグローバルで年間販売台数350万台を目指す」と言い続け、次世代バッテリーを開発中といった概要や、「bZ4X」に次ぐbZシリーズとして中国で「bZ3」を公開するなどしてきた。だが、メディアにとって、またユーザーにとっても、「次世代のトヨタの道筋がよく見えない」という印象があったように思う。その反動であるかのように、今回の公開情報は多彩であることに加えて、そのどれもがかなり早い段階での量産を目指していることに驚いた。

待たせたな!今なお高い人気の「X100系マークII」がトミーテックから1/64ミニカーとなって登場!【モデルカーズ】

筆頭は、鋳造によって車体を3分割で一気につくる「ギガキャスト」だ。BEVの前・中・後のそれぞれを一体造形とすることで、BEV製造ライン全体としての工程を大幅に短縮する。そして、バッテリーについても、bZ4X比で航続距離を2倍とする「パフォーマンス版」やコストを抑える「普及版」、さらに全固体電池など、合計5種類のバッテリーの実物を展示した。これらを2026年から2028年までに同時並行で量産化を目指すという。

また、テストコースでの試乗では、日野製の大型FCV(燃料電池車)の助手席での試乗や、中型FCV、水素エンジンのレクサス「LX」、ダイハツの商用軽バンBEV、ハイラックスBEVなど、これまで非公開の実験車両を体験することができた。

MTのBEVはちゃんとエンストする!?

そうした中で、BEVに対する概念を覆すような実験車両があった。外観はレクサス「UX」なのだが、なんとMT仕様なのだ。6速MTで、ちゃんとクラッチペダルもあるではないか!?
とはいえ、このクルマはれっきとしたBEVなので、同乗した開発担当者は「当然、クラッチ機能もありません」と言い切る。恐る恐る1速でクラッチミートっぽくふるまってみると、あら不思議。左足の裏の感覚はまさにMTのクラッチミートなのだ。しかも、エンジン音がアクセル開度に伴って変化するのだが、その音は”いかにもゲームっぽい”ような安っぽさが全くない。まるでリアルなエンジン音を車内で聴いているように錯覚してしまう。
シフトアップを続けても、まるで普通のMT車のように感じる。また、あえて坂道発進で急にクラッチをつないでみると、ちゃんとエンストするではないか!また、速度が低い状態で高いギアに入れると、アクセルレスポンスが鈍り、エンジン音もちゃんと歯切れが悪くなる。そして「渋滞時などでは、スイッチひとつでBEVに戻る」という代物である。

このMT仕様のBEVの開発期間は約2年、「クルマ屋らしいBEV」を目指す上で「やるなら、本気で量産するべく、徹底的にチューニングしよう」と開発を進め、このレベルに達した。現状で、既に量産レベルという印象だった。AE86のBEVコンバージョンが話題となったが、最新BEVのMTという新たな楽しみが増えそうだ。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

HRC渡辺社長、フェルスタッペンの4連覇を祝福「ホンダ/HRCとしてサポートし続けてこられたことを誇りに思う」
HRC渡辺社長、フェルスタッペンの4連覇を祝福「ホンダ/HRCとしてサポートし続けてこられたことを誇りに思う」
motorsport.com 日本版
斬新「日本の“フェラーリ”」に大反響! 「約700馬力のV8スゴイ」「日本なのに左ハンしかないんかい」「めちゃ高ッ」の声! 同じクルマが存在しない「J50」がスゴイ!
斬新「日本の“フェラーリ”」に大反響! 「約700馬力のV8スゴイ」「日本なのに左ハンしかないんかい」「めちゃ高ッ」の声! 同じクルマが存在しない「J50」がスゴイ!
くるまのニュース
本拠地の欧州で「メルセデス・ベンツのタクシー仕様」シェア急降下! なぜ? 「“ベンツのタクシー”に乗れたらラッキー」な時代が到来するのか
本拠地の欧州で「メルセデス・ベンツのタクシー仕様」シェア急降下! なぜ? 「“ベンツのタクシー”に乗れたらラッキー」な時代が到来するのか
VAGUE
「銀の皿」に「レジ横のガム&タバコ販売」に1000円以下のメニューと「ザ昭和」がたまらない! トラック野郎を癒し続ける「采女食堂」はぜひ立ち寄るべし【懐かしのドライブイン探訪その5】
「銀の皿」に「レジ横のガム&タバコ販売」に1000円以下のメニューと「ザ昭和」がたまらない! トラック野郎を癒し続ける「采女食堂」はぜひ立ち寄るべし【懐かしのドライブイン探訪その5】
WEB CARTOP
ラッセルが今季3度目のPP獲得。ガスリーと角田裕毅がQ3で健闘見せる【予選レポート/F1第22戦】
ラッセルが今季3度目のPP獲得。ガスリーと角田裕毅がQ3で健闘見せる【予選レポート/F1第22戦】
AUTOSPORT web
F1ラスベガスGPで追い上げ2位のハミルトン「予選がしっかりできれいれば、楽勝だったろうに」
F1ラスベガスGPで追い上げ2位のハミルトン「予選がしっかりできれいれば、楽勝だったろうに」
motorsport.com 日本版
中央道「長大トンネル」の手前にスマートIC開設へ 中山道の観光名所もすぐ近く!
中央道「長大トンネル」の手前にスマートIC開設へ 中山道の観光名所もすぐ近く!
乗りものニュース
ペレス、チームメイトのフェルスタッペンとは対照的に10位が精一杯「レッドブルは最高のチーム。来年は良いマシンが作れるはず」|ラスベガスGP
ペレス、チームメイトのフェルスタッペンとは対照的に10位が精一杯「レッドブルは最高のチーム。来年は良いマシンが作れるはず」|ラスベガスGP
motorsport.com 日本版
「ん、ここ工事してなくない?」 高速道路の車線規制“ムダに長い”場合がある理由とは?
「ん、ここ工事してなくない?」 高速道路の車線規制“ムダに長い”場合がある理由とは?
乗りものニュース
日本専用の新型「“MR”スポーツカー」初公開! 旧車デザイン×「ネットゥーノ」エンジン採用! 600馬力超えの「チェロSE」登場
日本専用の新型「“MR”スポーツカー」初公開! 旧車デザイン×「ネットゥーノ」エンジン採用! 600馬力超えの「チェロSE」登場
くるまのニュース
ピエール・ガスリー、予選3番手から無念マシントラブル脱落に「顔面平手打ちされたみたい」残り2戦にポテンシャルは確信|F1ラスベガスGP
ピエール・ガスリー、予選3番手から無念マシントラブル脱落に「顔面平手打ちされたみたい」残り2戦にポテンシャルは確信|F1ラスベガスGP
motorsport.com 日本版
モーターマガジンMovie 週間視聴回数BEST5 プラス1(2024年11月17日~11月23日)
モーターマガジンMovie 週間視聴回数BEST5 プラス1(2024年11月17日~11月23日)
Webモーターマガジン
F1マシンを脇に歌舞伎……来春鈴鹿のグリッドでも! 日本GPアンバサダーに就任した市川團十郎「息子と歌舞伎の扮装で踊る計画を」
F1マシンを脇に歌舞伎……来春鈴鹿のグリッドでも! 日本GPアンバサダーに就任した市川團十郎「息子と歌舞伎の扮装で踊る計画を」
motorsport.com 日本版
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
くるまのニュース
遂に“冷却機能”も装備! ハイグレード・ワイヤレス充電スマホホルダーの注目作が登場【特選カーアクセサリー名鑑】
遂に“冷却機能”も装備! ハイグレード・ワイヤレス充電スマホホルダーの注目作が登場【特選カーアクセサリー名鑑】
レスポンス
“やっちまった”タナク、僚友ヌービルにWRCタイトル明け渡す痛恨クラッシュは「マジで大惨事」
“やっちまった”タナク、僚友ヌービルにWRCタイトル明け渡す痛恨クラッシュは「マジで大惨事」
motorsport.com 日本版
スバル新型「すごいフォレスター」登場に反響あり! 水平対向エンジン×本格ハイブリッド搭載に「楽しみ!」の声も! 日本発売は一体いつ?
スバル新型「すごいフォレスター」登場に反響あり! 水平対向エンジン×本格ハイブリッド搭載に「楽しみ!」の声も! 日本発売は一体いつ?
くるまのニュース
「えっ、4つのリングのマークじゃない!?」 アウディが新ブランドを立ち上げ なぜ“4リングス”を使わない? 世界最大市場での戦略とは
「えっ、4つのリングのマークじゃない!?」 アウディが新ブランドを立ち上げ なぜ“4リングス”を使わない? 世界最大市場での戦略とは
VAGUE

みんなのコメント

27件
  • このMTの特許をポルシェやフェラーリに売るだけでウハウハだな。
  • 信者はトヨタはギガキャストなんて採用しないとか言ってたけど採用するみたいね
    修理が出来ないって言ってたけど手のひら返すのかな?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

400.3491.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

188.6588.0万円

中古車を検索
UXの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

400.3491.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

188.6588.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村