現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ベース車と似ても似つかんぞ! 面影ゼロな大変身を遂げた「メーカー謹製改造車」5選

ここから本文です

ベース車と似ても似つかんぞ! 面影ゼロな大変身を遂げた「メーカー謹製改造車」5選

掲載 17
ベース車と似ても似つかんぞ! 面影ゼロな大変身を遂げた「メーカー謹製改造車」5選

 この記事をまとめると

■少数生産車は既存のモデルをベースに改造を施す手法が取られることも多い

ダイハツの問題が最大のニュース! OEMのあり方についても一石を投じる契機となった2023年

■ベース車両がわからないほどの変更を受けて誕生したモデルをピックアップ

■新たに型式認証を得ているモデルや改造車扱いとなっているモデルも存在する

 ロードスターやプログレをベースにクラシックスタイルを再現

 少数生産の限定車などは、一からクルマを作っていくと莫大な金額となってしまうため、すでにある既存の車種をベースに改造を施すという手法が採られることも珍しくない。

 今回は、一見するとベース車がわからないほどの変更を受けたモデルをピックアップしてご紹介しよう。

 ミツオカ・ロックスター

 古くから現行車をベースにクラシカルな内外装を与えたモデルを多く世に送り出しているミツオカ。そんなミツオカが手がけた車両の多くが、一見するとベース車がわからないほど手が入れられている。なかでも大きくイメージを一変させているのが、創業50周年を記念してリリースされた「ロックスター」だろう。

 ベースとなったのはマツダのND型ロードスターであるが、ライトウェイトスポーツであるロードスターに対して、ロックスターはある意味対極にあるともいえるアメリカンマッスルカーのイメージを纏っており、ロードスターらしい人馬一体の走り味は大きくスポイルすることなく、ワイルドな雰囲気が与えられている点が最大の特徴となっている。

 トヨタ・オリジン

 トヨタ自動車生産累計1億台を記念して、2000年11月に発売されたのが、初代トヨペット・クラウンのデザインを現代風にアレンジしたオリジンだ。

 ベースとなっているのは「小さな高級車」のキャッチコピーでも知られるプログレの3リッターモデルで、パワートレインなどはプログレと同一。しかし、ドアは初代トヨペット クラウンと同じ観音開きに改められており、外装の変更部分はほぼ手作業によって製作されている。

 1000台限定ではあるものの、しっかりと型式認証を受けており、プログレとは異なる「JCG17」という型式が与えられている点も興味深いところだ。

 メーカー間の垣根を超えて誕生したモデルもある

 三菱パジェロジュニア フライングパグ

 1997年9月に三菱の販売チャネルのひとつであった「カープラザ店」の20周年を記念する限定車としてリリースされたのが、パジェロジュニア フライングパグとなる。

 すでに車名にパジェロジュニアと入っていることからベース車はおわかりだと思うが、クラシカルなサイクルフェンダーや縦型の大型グリルを備えたルックスは、正面から見たらベース車の面影はまったくないものとなっている。

 1990年代に登場したということで、当時流行のクラシカル風に仕立てただけと思われるかもしれないが、じつは日本初のフルタイム4WD技術を搭載し、1936年に発表された「三菱PX33」をデザインモチーフとしている由緒あるモデルなのだ。

 フィアット124スパイダー/アバルト124スパイダー

 2013年1月にマツダとフィアットが提携に合意したことで、ND型ロードスターをベースとしたモデルがリリースされることとなった。当初はアルファロメオブランドからリリースされるという話もあったが、結局フィアットから往年の124スパイダーの名前を冠して販売されることとなった。

 日本ではフィアット124スパイダーのハイチューン版となるアバルト124スパイダーのみが正規販売となったが、デザインは往年の124スパイダーのデザインをモチーフに現代風にアレンジしたものとなっており、ベース車の存在が知れ渡った現在では驚きも少ないかもしれないが、かなり細部までロードスターとは異なる意匠を纏っているのだ。

 トヨタ・クラシック

 クラシックはトヨタの市販車生産60周年を記念して1996年に発表されたモデルで、トヨタ初の量産車であるトヨダAA型乗用車をモチーフとしたもの。

 ベースとなっているのはピックアップトラックのハイラックス(5代目)であるが、ハイラックスの面影は皆無といっていいほど変更が加えられており、本家に近いボディスタイルを実現していた。

 パワートレインはハイラックスのままだが、クラシックは乗用車登録ということで、排出ガス規制はしっかり乗用車系のものに適合している。こちらはトヨタテクノクラフト(当時)の手によって製作されたこともあってか、ハイラックスの型式である「YN86改」と改造車扱いとなっていた。

こんな記事も読まれています

アメリカンマッスルまでEV化かよ……でもじつはローパワーFFなんて世代もあった「ダッジ・チャージャー」の歴史を振り返る
アメリカンマッスルまでEV化かよ……でもじつはローパワーFFなんて世代もあった「ダッジ・チャージャー」の歴史を振り返る
WEB CARTOP
軽には軽の流儀がある! 「軽デコトラ」をイケてる名車にするための三大奥義
軽には軽の流儀がある! 「軽デコトラ」をイケてる名車にするための三大奥義
WEB CARTOP
こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】国産車最後の5ナンバーサイズFRクーペ[ロードスタークーペ]
こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】国産車最後の5ナンバーサイズFRクーペ[ロードスタークーペ]
ベストカーWeb
55年に渡るGT-Rの歴史にある「空白の16年」! スポーツグレードは存在したのに日産がGT-Rを「名乗らせなかった」理由とは
55年に渡るGT-Rの歴史にある「空白の16年」! スポーツグレードは存在したのに日産がGT-Rを「名乗らせなかった」理由とは
WEB CARTOP
ハッチバックのヤリスを圧倒! 改良されたヤリスクロスに乗ったらバカ売れも当然と思える中身だった
ハッチバックのヤリスを圧倒! 改良されたヤリスクロスに乗ったらバカ売れも当然と思える中身だった
WEB CARTOP
日本でピックアップ熱が高まってるしメーカーさんここはひとつ導入どうですか? いすゞD-Maxにホンダ・リッジラインにマツダBT-50……海外は日本メーカーの魅力的なトラックだらけだった
日本でピックアップ熱が高まってるしメーカーさんここはひとつ導入どうですか? いすゞD-Maxにホンダ・リッジラインにマツダBT-50……海外は日本メーカーの魅力的なトラックだらけだった
WEB CARTOP
旧車好きを振り向かせるキラーワード「ダットラ」! なんで働くクルマの代表「トラック」がそこまで愛され続けるのか?
旧車好きを振り向かせるキラーワード「ダットラ」! なんで働くクルマの代表「トラック」がそこまで愛され続けるのか?
WEB CARTOP
マツダ6の復活にワクワクしかない! 北京で公開された「EZ-6」の衝撃的なカッコ良さをデザインのプロが分析!!
マツダ6の復活にワクワクしかない! 北京で公開された「EZ-6」の衝撃的なカッコ良さをデザインのプロが分析!!
WEB CARTOP
人気も価格も高止まり!!「絶版400cc4気筒ネイキッド」その中でも意外と手が出せるモデル6選
人気も価格も高止まり!!「絶版400cc4気筒ネイキッド」その中でも意外と手が出せるモデル6選
モーサイ
キャッチコピーが印象的だった1990年代の日本車3選
キャッチコピーが印象的だった1990年代の日本車3選
GQ JAPAN
レクサスが100万円代で買えちゃう!!!! お財布の紐を締めても[ハイソ感]が味わえる[国産サルーン4選]
レクサスが100万円代で買えちゃう!!!! お財布の紐を締めても[ハイソ感]が味わえる[国産サルーン4選]
ベストカーWeb
「まさかお前が…!?」 セダンやクーペから「“SUV”に変身していた」意外な国産車3選
「まさかお前が…!?」 セダンやクーペから「“SUV”に変身していた」意外な国産車3選
くるまのニュース
まるで「RX-8」!? マツダが観音開きの「ロータリー・スポーツカー」実車展示! リトラ風「ヘッドライト」も美しい“斬新モデル”登場
まるで「RX-8」!? マツダが観音開きの「ロータリー・スポーツカー」実車展示! リトラ風「ヘッドライト」も美しい“斬新モデル”登場
くるまのニュース
日産「GT-Rワゴン」登場!? R34フェイス×R33 5速MT搭載!? “謎の日産車”の正体とは
日産「GT-Rワゴン」登場!? R34フェイス×R33 5速MT搭載!? “謎の日産車”の正体とは
くるまのニュース
いまクルマ界のファッショントレンドは「差し色」! 「ちょい足し」がオシャレすぎるクルマ5台
いまクルマ界のファッショントレンドは「差し色」! 「ちょい足し」がオシャレすぎるクルマ5台
WEB CARTOP
ビートルの元は軍用車だった? 庶民でもクルマが買える世の中にするために作られたクルマ達
ビートルの元は軍用車だった? 庶民でもクルマが買える世の中にするために作られたクルマ達
ベストカーWeb
トヨタ現行「スープラ」を痛車に!「RX-7」でスポーツカーに目覚め、AMG「A45」「ランエボX」で痛車仕様にハマったオーナーでした
トヨタ現行「スープラ」を痛車に!「RX-7」でスポーツカーに目覚め、AMG「A45」「ランエボX」で痛車仕様にハマったオーナーでした
Auto Messe Web
人気とタマ数のバランスでまさかのお得感! 100万円以下とかありえない「コスパ最強」の中古車をピックアップした
人気とタマ数のバランスでまさかのお得感! 100万円以下とかありえない「コスパ最強」の中古車をピックアップした
WEB CARTOP

みんなのコメント

17件
  • yuz********
    光岡が架装したした車に
    メーカー謹製はなんだか違い気が、、、
    日本語って難しいなあ
  • tak********
    光岡はメーカー謹製改造車ちゃう、フロントだけはなんとかそれっぽくしてるが、側・背面、内装まで手がまわってない、なんちゃって改造車だろ。
    近所にボルドーとかいったかエセクラッシクカー風のが止まってたが、内装は雰囲気の欠片もないシルビアまんまだった。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村