現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > スバル新型SUV「クロストレック」世界初公開! 全車電動化&国内初「3眼カメラ」採用で安全強化! 来春発売へ

ここから本文です

スバル新型SUV「クロストレック」世界初公開! 全車電動化&国内初「3眼カメラ」採用で安全強化! 来春発売へ

掲載 2
スバル新型SUV「クロストレック」世界初公開! 全車電動化&国内初「3眼カメラ」採用で安全強化! 来春発売へ

■5年ぶり全面刷新で「XV」から車名変更 3代目はスタイリッシュに

 スバルは2022年9月15日、新型「CROSSTREK(クロストレック)」を世界初公開しました。

【画像】これがスバル新型クロストレックだ! ヘキサゴングリルがイケてるワイルドSUV登場(51枚)

 クロストレックは、コンパクトなボディやスバル独自のシンメトリカルAWDをベースとした本格的なSUV性能、ラギッドかつスポーティなデザインを組み合わせることにより、都会からアウトドアシーンまで幅広く活用できる多用途性を実現したクロスオーバーSUVです。

 これまで日本市場では「XV」としてラインナップされていましたが、3代目となる新型では車名をグローバルで使用されているクロストレックに統一。従来型の個性的なデザインをさらに際立たせ、動的質感にもより磨きをかけました。

 車名変更の理由について、新型クロストレックの開発者である株式会社SUBARU 商品企画本部 毛塚紹一郎氏は次のように説明します。

「クロストレックとは『クロスオーバー』と『トレッキング』の造語です。

『アウトドア』をコンセプトとして新型SUV(XVの後継車)の開発を進めるにあたり、重装備のアウトドアではなく、気軽に楽しめる『トレッキング』のような世界観を表現したいということで、これまで海外で使用していたクロストレックという車名に全世界で統一することになりました」

 新型クロストレックの外観は、厚みを感じさせる高いフード位置により逞しさを表現。さらにシャープなフロントグリルバーやLEDヘッドライトにより、軽快かつ精悍なイメージのフロントマスクに仕立てました。

 サイドはクラッディングエリアを拡大して高い走破性を予感させるとともに、ダイナミックなラインや造形を盛り込んだボディにより、頼もしさと躍動感を両立。

 標準グレードは17インチアルミホイール、上級グレードは18インチアルミホイールを装着します。

 リヤビューは、キャビンを絞り込むことでフェンダーの張り出しを強調し、安定感を表現しました。

 日本仕様の新型クロストレックのボディカラーとして、新色の「オフショアブルー・メタリック」と「オアシスブルー」を含む、全9色が設定されます。

 内装は、インストルメントパネルをマルチマテリアルの多層構造とすることで、各素材の風合いを活かした、シンプルでありながら表情豊かなデザインです。

レヴォーグ」や「WRX S4」などで採用している、大画面の11.6インチセンターインフォメーションディスプレイを新型クロストレックにも採用。

 使い勝手の良さや、先進的ですっきりとしたデザインはそのままに、スマートフォンとの連携機能を大幅に強化し、スマホ感覚でシームレスに扱えるインフォテインメントシステムに進化しました。

 センターコンソール上面の位置を高くして包まれ感と上質感を表現するとともに、操作性も向上。工夫を凝らした収納も充実させ、使い勝手の良さを感じさせるインテリアとしました。

 ドアハンドルは、人体工学に基づいて設計した「インナープルハンドル」により、自然な姿勢で開閉することが可能。

 シートは、上級グレードはファブリック(シルバーステッチ)、標準グレードはトリコット(シルバーステッチ)を採用したほか、メーカーオプションとして本革シートも用意されます。

 新型クロストレックの車内は、従来型と同じくゆとりある室内空間を実現しました。広い室内空間はどのような体格のドライバーでも最適なドライビングポジションを取れるだけでなく、長距離ドライブでも乗員全員が疲れにくく、ゆとりある移動時間を提供します。

 荷室スペースは、従来型同等の大きな荷室開口部と必要十分な荷室容量を確保。6:4分割可倒式リヤシートによって荷室を自在に拡張することで、大きな荷物や長尺物の搭載も可能です。

 さらに、リヤゲート下部のトリムやサイドシルプレートに、山をモチーフとしたテクスチャーを採用。デザイン性や遊び心だけでなく、滑り止めやキズ防止という実用性も兼ね備えています。

 また、サイドシルプレートは形状を最適化。ルーフに荷物を載せたり、洗車時に屋根を拭き上げるために足をかける際の安定性を高めました。

※ ※ ※

 医学的知見を取り入れた骨盤を支えるシート構造の採用により、車体の揺れが頭部に伝わることを防いだほか、シートレールを直接車体に固定する構造に変更してシートその揺れを抑制して快適な乗り心地を実現。

 また、ルーフパネルとブレースの間に、振動の吸収性が高く、制振性に優れた高減衰マスチック(弾性接着剤)を採用することで、ルーフの振動によって発生する騒音の音圧を低減して車内音の収束性がアップし、快適性が向上しました。

■国内スバル車初となる3つのカメラを搭載した「アイサイト」

 新型クロストレックのプラットフォームは、従来型のXVにも採用された「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」がさらに進化。

 レヴォーグなどで採用している、ボディ全体の骨格部材を強固に組み立ててから外板パネルを溶接する「フルインナーフレーム構造」によってボディの高剛性化と軽量化を図るとともに、構造用接着剤の適用拡大やサスペンション取り付け部の剛性向上など、最新の知見や技術を盛り込みました。

 このSGPの採用により、高く評価されてきた従来型XVを上回る、高いレベルの動的質感を実現しているといいます。

 さらに、応答遅れが少ないスポーティで上質なステアリングフィールを実現する、「2ピニオン電動パワーステアリング」を採用。ドライバーのステアリング操作軸をモーターアシスト軸から分離した構造とし、操舵初期のフリクションを低減して、リニアでなめらかなトルク伝達を可能としました。

 また、操舵角に応じてステアリングのギア比が変化する「VGR(Variable Gear Ratio)」を継続採用。低速時の取り回しの良さと高速走行時の直進安定性を両立しています。

 加えて、優れた昇圧性能を持つ電動ブレーキブースターを採用。プリクラッシュブレーキで、自転車の急な飛び出しなどへの応答性が向上しました。全車速追従機能付クルーズコントロール使用時の、急な先行車の割り込みなどに対する素早い減速も実現しています。

 新型クロストレックのパワートレインは、モーターアシストの軽快な走りが愉しめる2リッター e-BOXERを採用。エンジンやリニアトロニックCVTにも振動や騒音を低減する改良を施しました。

 運転支援システムとして新世代「アイサイト」を搭載。新型ステレオカメラユニットは画角を従来型の約2倍に拡大し、画像認識ソフトや制御ソフトを改良することでより広く遠い範囲まで認識することができます。

 また、ステレオカメラはフロントガラス取り付け式に変更するとともに、レンズフードを採用してレンズに誤って触れることがないようにしました。

 そして、国内で販売されるスバル車として初めて広角単眼カメラを搭載。新型ステレオカメラよりも広角で、二輪車や歩行者を認識できる単眼カメラを新採用することで、低速での走行時にプリクラッシュブレーキで対応できるシチュエーションを拡大し、歴代アイサイトとして最高の性能を実現します。

 安全性能では、デジタルマルチビューモニターを搭載。4つのカメラ映像を合成して車両周囲360度を映し出す3Dビュー/トップビューを採用し、車両周囲の視認性を高めました。

 また、フルLEDハイ&ロービームランプ+LEDコーナリングランプをスバルとして初めて搭載。

 ハイ&ロービームランプ、ポジションランプに加えターンランプもLED化したほか、交差点での右左折時などに進行方向を照らすLEDコーナリングランプを装備し、夜間の視認性を向上させました。

 そして、従来型でも評価の高かったSGPの衝突安全性のポテンシャルをさらに引き上げ、万が一の衝突に備え、乗員保護はもちろん、歩行者保護も含む衝突安全性能が向上。

 対前面衝突では、バンパービームを車両外側まで拡大するとともに、衝突サブフレームを追加し、対車両の衝突事故において自車の衝突安全性だけでなく、相手側の乗員を守る性能(コンパティビリティ)も高めました。

 また、「レガシィ アウトバック」と同様に、実際の正面衝突事故を想定して、コンパティビリティを評価する新たな前面衝突試験「MPDB(Mobile Progressive Deformable Barrier)」を導入しています。

 コネクティッドサービス「SUBARU STARLINK」がさらに進化。従来の「つながる安全」機能に加え、利便性や快適性を高める新サービスを展開して、コネクティッドサービスの領域拡大を図りました。

※ ※ ※

 新型クロストレックは、「日常はもちろん、休日のアウトドアやアクティビティにチャレンジしてみたい」「いつでも、どこにでも行けて、自由に、そしてこれまで以上に満ち足りた時間を過ごしたい」そんな気持ちを後押しする「とことん使えて、頼りになる相棒」と呼べるクルマに仕上がっているといいます。

 新型クロストレックの日本市場導入は2023年春頃の予定となり、その後、世界各国市場へ順次導入されることになります。

※ ※ ※

■新型クロストレック諸元(プロトタイプによる参考値)

ボディサイズ:全長4480mm×全幅1800mm×全幅1580mm(ルーフレール・シャークフィンアンテナアリの場合)
室内サイズ:室内長1930mm×室内幅1505mm×室内高1200mm
乗車人数:5名
ホイールベース:2670mm
最小回転半径:5.4m
最低地上高:200mm
車両重量:1540kgから1620kg
エンジン:2リッターDOHC直噴+モーター(e-BOXER)
トランスミッション:リニアトロニックCVT
ステアリング:ラック&ピニオン式
サスペンション形式:(前)ストラット式独立懸架/(後)ダブルウィッシュボーン式独立懸架
ブレーキ:(前)ベンチレーテッドディスク/(後)ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ・ホイール:225/60R17または225/55R18

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

EVオワコンへ!? [PHEV]はEVへのつなぎ役になるのか? 日本の販売比率はたったの1.16%の現実 ハイブリッドじゃダメなのか???
EVオワコンへ!? [PHEV]はEVへのつなぎ役になるのか? 日本の販売比率はたったの1.16%の現実 ハイブリッドじゃダメなのか???
ベストカーWeb
トヨタがスゴイぞ!! 軒並みEV転換は失敗!? これからどうなっていくの?
トヨタがスゴイぞ!! 軒並みEV転換は失敗!? これからどうなっていくの?
ベストカーWeb
もう少し売れてもイイよね?? 日産[マーチBOX]今が狙い時説
もう少し売れてもイイよね?? 日産[マーチBOX]今が狙い時説
ベストカーWeb

みんなのコメント

2件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

220.0295.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

49.8289.8万円

中古車を検索
XVの車買取相場を調べる

査定を依頼する

あなたの愛車、今いくら?

申込み最短3時間後最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!

あなたの愛車、今いくら?
※1:本サービスで実施のアンケートより (回答期間:2023年6月〜2024年5月)
メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

220.0295.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

49.8289.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

あなたの愛車、今いくら?

申込み最短3時間後最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!

あなたの愛車、今いくら?
※1:本サービスで実施のアンケートより (回答期間:2023年6月〜2024年5月)
メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村

あなたの愛車今いくら?