■軽トラを「トレーラー」に大胆カスタム!
将来のクルマを示すコンセプトカーや新型車が発表され、クルマ好きならずとも盛り上がるのが、国内外で開催されるモーターショーなどの自動車イベントです。
なかでも毎年1月に千葉県の幕張メッセで開催される「東京オートサロン」は、日本最大規模のカスタムカーショーとして世界的に注目されており、自動車メーカーやパーツメーカー、カスタムショップが一同となって、数々のコンセプトカーやカスタムカーを披露します。
次回の「東京オートサロン2024」開催が2024年1月12日と近づいた今だからこそ、これまでの国内外のモーターショーで注目を集めたコンセプトカーやカスタムカーを振り返って紹介します。
【画像】「えっ…!」カッコいい! これが斬新「軽トレーラー」です(33枚)
ユニークさから記憶に残った1台が、ホンダの「アクティ・コンポ」です。
同車のベースとなったホンダ「アクティ」は、初代モデルが1977年に登場。トラック仕様にくわえてライトバン仕様も展開し、その使い勝手の良さや高い走行性能からビジネスの現場で愛されてきた軽商用車です。
その構造は、車両中央にエンジンを配置したMR(ミッドシップエンジン・リアドライブ)という駆動形式を採用しており、これは軽トラックとしては唯一無二のもの。
さらに荷台はフレームの一部としても使用する独自のモノコック構造とするなど、ホンダらしく個性的なモデルでした。
そんなアクティトラックを「トラックヘッド」とし、車体後部に一体型のトレーラーを取り付けることで斬新なトレーラースタイルを実現したコンセプトカーが、2002年に初公開されたアクティ・コンポです。
アクティが元々備えていた「積載力」を徹底的に追求し、様々な用途において活用が可能なアクティ・コンポは、ビジネスからレジャーまであらゆる用途で活躍できる、ライフスタイルの可能性を広げるモデルだといいます。
同車の車体後部に取り付けられたトレーラーの荷室容量は最大約4700リットルと大容量で、配送業務やオフィス空間、さらにはレストランとしても活用が可能。
プライベートではレジャーアイテムを好きなだけ積載し、好きな時に好きな場所へ気の向くままに出発できます。
さらに、トレーラーに設けられたサイドパネルは開閉が可能なウイングゲート式。
開口部が大きいので荷物の積み降ろしに利便性を発揮するほか、「窓付き」や「ドア付き」などのオプションパネルに付け替えることも可能です。
また、トレーラー内部には多彩なユーティリティも備え付けられているので、くつろげるプライベート空間としても利用でき、アイデア次第で使い方が広がります。
このアクティ・コンポのボディサイズは、トレーラーも含めて全長4975mm×全幅1475mm×全高1990mm。
軽自動車枠を大幅に超える車体サイズゆえに、小回り性能が気になるところですが、アクティ・コンポはハンドル切れ角を拡大する4WSシステムを搭載しています。
これはトレーラー後部にある3軸目のホイールも操舵できる仕組みで、狭い場所での小回りと安定したコーナリングを可能としていました。
※ ※ ※
アクティ・コンポは、可愛らしい見た目のみならず、軽トラックの可能性を大きく広げる魅力的なコンセプトを持つカスタムカーでした。
残念ながら市販化はおこなわれませんでしたが、2024年1月に開催される次回のオートサロン2024では、どのような遊び心あふれるモデルがホンダから登場するのか大いに期待したいところです。
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みんなのコメント
でーへんもいらんわ
いちいち載せるな
最後の数行が伝えたい事でしょう…車関連のWEBニュース中身が薄いのが多すぎますね。