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語源を辿るとわかる! ロードスター・カブリオレ・コンバーチブル……昔は明確な違いがあったオープンカーの呼び方とその中身

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語源を辿るとわかる! ロードスター・カブリオレ・コンバーチブル……昔は明確な違いがあったオープンカーの呼び方とその中身

 この記事をまとめると

■オープンカーにはさまざまな呼称がある

オーナーなら頷ける失敗談! オープンカー「あるある」6選

■現在はあまり厳格な使い分けはされていないが、昔は明確な違いがあった

■種類とそれぞれの意味について解説する

 昔は明確な違いがあった

 ロードスターにカブリオレにコンバーチブル。ひと口にオープンカーといってもいろいろな呼び方があることを、クルマ好きなら知っているだろう。ではそれぞれ何が違うのか。最近はオープンカー自体が少ないこともあり、あまり厳格な使い分けはしないようだが、昔は明確な違いがあったようだ。

 まずロードスターは、幌のない馬車が語源で、オープンが基本のスポーツカーを指す。サイドウインドウは脱着式という仕立てが一般的で、昔はフロントウインドウを倒せる車種もあった。

 これに近いのがイタリア車のバルケッタ。小舟という意味で、やはり簡潔な幌を持つスポーツカーに用いられた。同じイタリア車に多いスパイダーは、幌骨がクモの足のように見えることからつけられた。バルケッタよりはしっかりした幌を備えたスポーツカーに与えられたようだ。

 コンバーチブルはアメリカ車が好んで使った呼び名。形を変えられるという意味でわかるとおり、オープンとクローズドの両方で使えるクルマに使われた。つまりロードスターよりはるかにしっかりした幌を持ち、クローズドの状態でもハードトップ並みの快適性が味わえた。

 コンバーチブルと似たような意味で使われる呼び名にカブリオレがある。こちらはフランス語で、ロードスター同様馬車時代から存在しており、当時は2人乗りで開閉可能な幌を持つ車両を指していたので、コンバーチブルよりパーソナルカー的なタイプを指すことになるかもしれない。

 イギリスではコンバーチブルのようなボディを、ドロップヘッドクーペと呼ぶこともあった。基本はクーペだが屋根を下ろせる、つまりオープンにもできるという意味を込めたものだ。

 これに対する言葉でフィックストヘッドクーペという言葉もあったが、僕たちはクーペと言えばボディと一体の固い屋根を持つ構造を思い浮かべるわけで、いかにもイギリスらしい言い回しである。

 幌ではなくハードトップを折り畳んで格納するリトラクタブルハートトップには、バリオルーフやトランストップ、クーペカブリオレなど、それぞれのブランドが個別に与えたネーミングで呼ばれることが多い。

 マツダ・ロードスターのリトラクタブルファストバック(RF)もそうで、閉じたときにファストバックスタイルに近くなるので、その点を強調して命名したようだ。

 裏を返せば、メジャーになれなかったので呼び名が固定されなかったとも言える。1990年代にこのタイプが次々に登場したときは、ひとつのジャンルが確立されると思ったが、その後の環境性能重視の流れの中で、重量の嵩む構造が足を引っ張る形になってしまったようだ。

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みんなのコメント

8件
  • 結局メーカーが好き勝手に呼んでいるってことですね。
  • なぜ「DHC」を入れない?

    このライターは知らないんだろうな、
    『真相深入り! 虎ノ門ニュース』(しんそうふかいり!とらのもんニュース)は、
    DHCテレビがYouTube Live等の動画共有サービスにてライブ配信を行っている
    極めて重要なニュース番組だってことを!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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