RBの角田裕毅にとって、今週末のF1ベルギーGPは将来のために重要な1戦であると言われる。レッドブルのセルジオ・ペレスが、この夏休み中にも更迭されるのではないかと言われていて、レッドブルの首脳陣は角田、ダニエル・リカルド、リアム・ローソンのいずれかからペレスの後任を選ぼうとしていると言われる。
しかし角田は、レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーのヘルムート・マルコと、この件については特に詳しく話していないと語る。
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ペレスの後任を決める上で、ハンガリーとベルギーの2連戦は、レッドブルに関わる全てのドライバーにとって重要だと言われてきた。そしてハンガリーで角田は、抜群のタイヤマネジメント能力を発揮して1ストップ作戦を成功させ、9位でフィニッシュ。ポイントを獲得したことで、この争いの中から一歩抜け出したように見える。
ただ、ペレスの後任最有力として名が挙がるのが、ローソンやリカルドの方が多いのが実情。行末がどうなるのかは全く分からないとも言える。
裏で何が起きているのか? レッドブルが自分自身の将来にどんな考えを持っているのか? それらについてマルコ博士とどんな話をしているのか? そう尋ねられた角田は、ベルギーGPの木曜日に次のように語った。
「どこで話したんだっけかな? スペインかな……ああ、オーストリアだったかな」
角田はそう切り出した。
「まあどこで話したにせよ、彼(マルコ)はその時、『次の数回のレースは、将来に向けて重要になる』とか、そんなことを言ったんです」
「その時点では、オーストリアのレースは良くなかった。だから『そうだ! 彼はレッドブルのシートではなく、僕の将来や将来のF1シートについて話をしているのかもしれないな』と考えたんです。つまり、その意味について深く尋ねることはしなかったんです」
ただマルコ博士がそういう話をするのは、特に珍しいことではないと角田は言う。
「ご存知の通り、ヘルムートはとても典型的な人物です。僕が2レース、もしくは1レースでも良いパフォーマンスを発揮できなかったら、すぐに僕のところにやってきて、プレッシャーをかけるんです。だから、それは僕にとっては通常のことでした」
「その後、シルバーストンとハンガリーで僕がやったことは、明らかだと思います。それ以外のことは何も話していませんよ」
なお角田はベルギーGP後のサマーブレイク中は、日本に帰国する予定だという。
「ニュース次第ですけどね!」
角田はそうおどけて語った。
「日本に帰るつもりです。この6年間、夏の間に日本に帰ることができませんでした。だから、友だちと楽しい時間を過ごすのが楽しみです。バーベキューとか、何でもいいです。とっても楽しいと思います」
「どうやら日本はとても暑いらしいので、そのための準備が必要ですけど……リラックスできる素敵な時間になるだろうと思います」
「主に東京にいると思います。でも山とか、どこかの島にも行けたらいいなと思っています。日本には沖縄という、素敵な島があるんです。本当におすすめですよ。素敵な場所です」
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