BMWチームRLLから2019ロレックス・デイトナ24時間レースに参戦し、25号車BMW M8 GTEでGTル・マン(GTLM)クラス優勝を飾ったアウグスト・ファーフスはレース後、先日急逝したチャーリー・ラム氏が自身とともに車内に居たように感じたと語った。
トム・ブロンクビストの代役として急きょデイトナ24時間への参戦が決定したファーフスは、1月26日にスタートした同レースでコナー・デ・フィリップ、フィリップ・エング、コルトン・ヘルタと25号車BMWをシェア。
シュニッツァーを率いたチャーリー・ラム氏が急逝。11月に引退レースを戦ったばかり
レース終盤、大雨の影響でコースのいたるところでスピンやクラッシュが発生する難しいコンディションのなか、ファーフスはクラストップを争うリシ・コンペティツィオーネの62号車フェラーリ488 GTEを残り2時間余りで交わし、チームが待ち望んだリザルトを持ち帰った。
2018年限りでDTMドイツツーリングカー選手権を引退したブラジリアンは、事前のテストを行うことなく今戦にぶっつけ本番で臨んだものの、見事に仕事を果たしてM8 GTEのデイトナ初優勝に貢献。この勝利を長年に渡ってシュニッツァー・モータースポーツを率い、24日に63歳で亡くなったラム氏に捧げている。
2018年11月にマカオで行われたFIA GTワールドカップでは、ラム氏の勇退イベントとなった同レースをポール・トゥ・ウインで制したファーフス。そんな彼はこの週末、ラム氏が“スペシャルコドライバー”として車内に一緒に居たように感じたと語った。
「僕にとって彼は、多くの友人たちやレースの愛好家よりもはるかに大きな存在だった。そんな彼がM8 GTEの車内に居たんだ」
「チャーリー(・ラム)がこれまでに成し遂げてきたことや、僕が彼から学んだことを忘れることはない。だからこそ僕らはこの素晴らしい結果をお祝いする」
「きっとチャーリーも僕たち全員に拍手を送ってくれているはずだからね」
また、2年前のADAC GTマスターズにシュニッツァー・モータースポーツから参戦したエングもラム氏に敬意を表すひとりだ。
「この勝利はあなたのためものだたよ、チャーリー」とエング。
「僕らは彼にたくさんのサポートをもらった。彼と1年間レースをすることができうれしかったよ。そのなかで僕はとても多くのことを学んだんだ」
「今日のレースでは、彼が僕たちのために指をクロスさせてくれていたのを感じることができたよ」
■BMW M8 GTE初の24時間レース優勝は「ひとつの大きな節目になった」
エングはまた、ファーフスがレース終盤にみせた功績を称えるとともに、今回のデイトナでの優勝が「BMWにとって“特別な勝利”になった」と語っている。
BMW M6 GTLMの後継機として2018年にデビューしたM8 GTEは、デ・フィリップとアレクサンダー・シムズのペアがIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップのスプリントレースで2勝を挙げるも、6時間以上の耐久レースでは結果を残すことができていなかった。
「わずか数時間以内にアウグスト(・ファーフス)がみせた走りはとても印象的だったよ。彼が62号車フェラーリを追い越したときのクルマの動きを、僕はこれまで見たことがなかった」と語ったエング。
「それは非常に誇りに思うことであり、僕たち全員にとって特別な勝利になった」
「僕たち(BMWワークスドライバー)の多くは、本当の初期段階からM8 GTEの開発プロセスに関わってきたんだ。だからこそ、この大きな節目となった優勝をBMWとRLLと一緒に祝いたいと思う」
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