メルセデス・ベンツは、スポーツコンパクトモデルとなる新型「Aクラス」および、プレミアムコンパクトセダンの新型「Aクラスセダン」の発売を開始した。価格は498万円~570万円。
●文:月刊自家用車編集部
街中でもキビキビ走るコンパクトボディが魅力
Aクラスは、ワイド&ローのプロポーションとアグレッシブで若々しいボディにメルセデス・ベンツの先進技術を注ぎ込むことで高い快適性を持つ、スポーツコンパクトモデルで、Aクラスセダンは、AクラスやBクラスなどに使用している最新の前輪駆動シャシーをベースにしたプレミアムコンパクトセダンとなっている。セダンのフォーマルさと、Aクラスの持つ若々しいイメージを融合させたモデルで、狭い街中であっても持て余すことがない、コンパクトなボディサイズが特長となっている。
―― 新型Aクラス
―― 新型Aクラスセダン
両モデルとも、対話型インフォテインメント システム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」や充実した安全運転支援システムを採用するなど多くの機能を採用しているモデルだ。
今回の新型「Aクラス」および「Aクラスセダン」は、内外装のデザインを刷新するとともに、ナビゲーションシステムをSクラス等に採用している最新世代にアップデートし、安全性や快適性を高めるアダプティブハイビームアシストを全モデルに標準装備、MBUX ARナビゲーション、アドバンスドサウンドシステム等をA 200 dおよびA 200 d セダンに標準装備、A 180およびA180セダンにオプション設定している。
エクステリア&インテリアデザイン
ボンネットにパワードームを備え疾走感あるプロポーションに変更したフロントデザインは、サメの尖った鼻先を想わせる前傾したフロントエンドによりシャープさを強調している。シャープな印象を与える水平基調のヘッドライトデザインも見事に融合している。
またAMGラインでは、マットクローム仕上げの小さなスリーポインテッドスターが無数に散りばめられたシングルルーバータイプの「スターパターンフロント グリル」を採用 (標準仕様はブラック仕上げ) し、両サイドの大口径エアインテークが、よりアグレッシブかつパワフルなデザインを作り上げている。
インテリアには、新世代のステアリングホイールを採用し、オプションのAMGラインパッケージを選択すると、3本のツインスポークにより近未来的なスポーティさを演出している。シートは100%リサイクルから得られた原料を使用したファブリックを採用、カーボンニュートラルな商品を投入している。
パワートレーン
A 180に搭載される「M282」エンジンは、シリンダーヘッドが三角柱を横に寝かした形状となっている「デルタ形シリンダーヘッド」を採用。通常のシリンダーヘッドに比べると、装着時の高さがある一方、幅や重さが小さくなり、軽量化、省スペース性能が向上している。
A 200 dに搭載される「OM654q」は、最高出力150PS(110kW)、最大トルク320N・mと、コンパクトなボディを力強く加速させる性能を有しながら、低振動で高い静粛性を両立。ターボチャージャーは可変タービンジオメトリーを採用しており、低回転域から 高回転域まで全域でトルクフルな加速を可能にしている。
<次ページ>新型Aクラスの価格及び写真ギャラリー
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みんなのコメント
Aクラスは295万だったかな。
年々高くなるな。