現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 外出を「苦にさせない」秘訣はクルマの装備にあり! 高齢者の乗降がラクになるアイテム6つ

ここから本文です

外出を「苦にさせない」秘訣はクルマの装備にあり! 高齢者の乗降がラクになるアイテム6つ

掲載 更新 13
外出を「苦にさせない」秘訣はクルマの装備にあり! 高齢者の乗降がラクになるアイテム6つ

あると便利なアイテム&機能を紹介

 足腰が弱った高齢者でも、元気だったころのようにドライブを楽しみたいし、病院などに自家用車で通う際、できるだけ快適かつスムースに乗り込みたいはずだ。ドライブは気持ちを明るく、元気にさせる力があり、また乗り込みやすいクルマは、外出がおっくうにならずに済む効果さえあると言っていい。

いまどきは安全と安心がお金で買える! 高齢の「両親」が乗るクルマに絶対付けておきたい装備5選

【回転クッション】

 すでに所有しているクルマが一般的なクルマであっても、高齢者が乗りやすくアレンジできる。例えば、助手席、後席のシートの上に置く、回転式マットだ。これがあると、座ったまま体をクルリと回転することができる。乗り込む際も降車する際も、より楽になる。

【ユニバーサルステップ】

 ミニバンやSUVなどでステップが高いというなら、車内に収納してもジャマにならないステップを用意するといいだろう。仮にリヤドアのステップ高が40cm以上あっても、高さ20cm程度のステップがあれば、乗降はグッと楽になる。20cmというのは、新型ノア&ヴォクシーのユニバーサルステップも採用する高さなのである(車体側のステップ高は380mm)。

【アシストグリップ】

 また、乗り降りする際に体を支えるためのアシストグリップもあるといい。ミニバンのBピラーには縦長のアシストグリップが付いているのが普通だが、その高さも重要。適度に細く握力をあまり要しない、適切な位置にある、滑りにくいグリップであることもポイントだ。アシストグリップが付いていないクルマでも、アフターパーツでアシストグリップパーツがあるので、装着すればいいのである(前席ヘッドレストのステーに取り付ける横バータイプが便利)。

【パワースライドドア】

 もちろん、足腰の弱った高齢者を後席に乗せるのであれば、ヒンジ式ドアより、パワースライドドアが有利なことは言うまでもない。そのパワースライドドア車(ミニバンやプチバン、スーパーハイト系軽自動車)でもステップが低く、段差なしにフロアに続くワンステップフロアだとさらに快適な乗降が可能になる。

 ステップ地上高は、一般的には360~400mmの高さにあるのが普通ながら、それでも高く足運びがしにくいというのであれば、冒頭に触れた折り畳み式のステップ(脚立式やボックス型がある)を用意すれば完璧だろう。ステップを選ぶ際は、高さや滑りにくさとともに、格納性も重要なポイントとなることをお忘れなく。

【ウェルカムランプ】

 また、夜間の乗降では、ステップ部分の照明も不可欠。純正で付いていなければ、DIYなどしてLED照明などを付けてほしいところだ。

【ウェルキャブ】

 しかし、今乗っているクルマが、そうした目的や乗降性の解決になかなかそぐわない場合は、いっそ、非課税になるウェルキャブを検討するのもいいだろう。コンパクトカーからミニバンまで、例えば助手席回転シート、後席の回転シートが用意されている。

 最近、感心したのは、新型ノア&ヴォクシーのウェルキャブだ。車いす仕様車はスロープの角度が穏やかで(そのぶん、スロープは長めになるが)、操作しやすく、なおかつスロープが見事に荷室下に収まり、普段使いにもしっかり対応してくれるのである。

 さらに、新型ノア&ヴォクシーのサイドリフトアップチルトシート装着車があり、後席が車外へスライドダウン&チルトして、着座や立ち上がり性をサポートしてくれる。特筆すべき点はスライドドアから出るサイドリフトアップチルトシートの車外への張り出し量が極めて小さいところ。

 大きく張り出してしまうと、駐車環境によってはシートは外に出ても人が乗り降りしにくいことにもなるのだが、この新型ノア&ヴォクシーのサイドリフトアップチルトシートは、従来の1100mmの約半分の550mmで済むのである。実際に体験してみたのだが、チルト機構によって降車の際の座面の前下がりの角度、座面のホールド感にも配慮されているのだ。

 いずれにしても、足腰が弱った高齢者は家にこもりがちだが、積極的にクルマで出掛けさせてあげることで、足腰は元に戻らないかもしれないが、高齢者が大好きな場所へのドライブによって元気を取り戻せる可能性大。ぜひ、クルマの乗降お助けアイテムを活用し、乗降に配慮した上で外へ連れ出してあげてほしい。

こんな記事も読まれています

アウディだけどポルシェが作ったRS2! 名車誕生のワケは「財政難のポルシェを救うため」の仕事だった
アウディだけどポルシェが作ったRS2! 名車誕生のワケは「財政難のポルシェを救うため」の仕事だった
WEB CARTOP
F1 Topic:4連覇に王手をかけたフェルスタッペン。タイトル獲得条件をおさらい
F1 Topic:4連覇に王手をかけたフェルスタッペン。タイトル獲得条件をおさらい
AUTOSPORT web
世界的に数字の入った車名だらけ! 数え歌的に車名で1から10まで数えてみた
世界的に数字の入った車名だらけ! 数え歌的に車名で1から10まで数えてみた
WEB CARTOP
【試乗】ボルボ XC90が大幅改良。「完全電動化への橋渡し」だけでは役不足だと感じる、新型の熟成度
【試乗】ボルボ XC90が大幅改良。「完全電動化への橋渡し」だけでは役不足だと感じる、新型の熟成度
Webモーターマガジン
[15秒でわかる]トライアンフ『タイガー・スポーツ660』…先進機能を多数搭載
[15秒でわかる]トライアンフ『タイガー・スポーツ660』…先進機能を多数搭載
レスポンス
約260万円! スバル新型「インプレッサ」発表に反響! 新色に「爆オシャブルー」採用したスバルの人気「5ドアハッチ」どんな人が買ってるの?「最新の納期」もまとめて紹介!
約260万円! スバル新型「インプレッサ」発表に反響! 新色に「爆オシャブルー」採用したスバルの人気「5ドアハッチ」どんな人が買ってるの?「最新の納期」もまとめて紹介!
くるまのニュース
教習所での路上試験で安全運転義務違反は何点減点されるのか?
教習所での路上試験で安全運転義務違反は何点減点されるのか?
LE VOLANT CARSMEET WEB
【MotoGP】経営悪化のKTM、レッドブルによる『救済』のウワサは否定。MotoGPへの影響懸念も「全ての参戦シリーズに残る」
【MotoGP】経営悪化のKTM、レッドブルによる『救済』のウワサは否定。MotoGPへの影響懸念も「全ての参戦シリーズに残る」
motorsport.com 日本版
まだ多くの日本人が知らないEVの「走る以外」のメリット! 東京都なら実質約3万円で設置できる「VtoH」とは
まだ多くの日本人が知らないEVの「走る以外」のメリット! 東京都なら実質約3万円で設置できる「VtoH」とは
THE EV TIMES
日本導入に期待! アウディのコンパクトクロスオーバー「A3オールストリート」に本国でPHEVを追加
日本導入に期待! アウディのコンパクトクロスオーバー「A3オールストリート」に本国でPHEVを追加
Webモーターマガジン
山本舞香さんがラリージャパン2024でトークショーに出演。特注のレーシングスーツ姿を初披露
山本舞香さんがラリージャパン2024でトークショーに出演。特注のレーシングスーツ姿を初披露
AUTOSPORT web
マツダのフラッグシップといえば『センティア』があった【懐かしのカーカタログ】
マツダのフラッグシップといえば『センティア』があった【懐かしのカーカタログ】
レスポンス
ついに首都高八重洲線10年間の通行止めに! 2025年4月上旬から。KK線ともお別れ。【道路のニュース】
ついに首都高八重洲線10年間の通行止めに! 2025年4月上旬から。KK線ともお別れ。【道路のニュース】
くるくら
トヨタが「大逆転ワールドチャンピオン」に! 最後の最後でドラマがあった!? トヨタ会長「感動という共感が生まれる」 WRCで「マニュファクチャラーズ」獲得、ラリージャパンもトヨタ優勝
トヨタが「大逆転ワールドチャンピオン」に! 最後の最後でドラマがあった!? トヨタ会長「感動という共感が生まれる」 WRCで「マニュファクチャラーズ」獲得、ラリージャパンもトヨタ優勝
くるまのニュース
市川團十郎×佐藤琢磨、同い年のふたりが歌舞伎とレースに共通点見出す。白熱するトークの裏で11歳の新之助が大物ぶりを発揮!?
市川團十郎×佐藤琢磨、同い年のふたりが歌舞伎とレースに共通点見出す。白熱するトークの裏で11歳の新之助が大物ぶりを発揮!?
motorsport.com 日本版
日産が新型「車中泊ミニバン」発売! 巨大ベッド&高性能四駆を搭載した「4人乗りセレナ」がスゴい! 車高アップで走破性高めた新モデルとは?
日産が新型「車中泊ミニバン」発売! 巨大ベッド&高性能四駆を搭載した「4人乗りセレナ」がスゴい! 車高アップで走破性高めた新モデルとは?
くるまのニュース
ポルシェの超レアな限定車「911ダカール」がついに生産終了!最後の1台は斬新なカラーリングで驚愕
ポルシェの超レアな限定車「911ダカール」がついに生産終了!最後の1台は斬新なカラーリングで驚愕
VAGUE
バッグ・コンテナ・テーブルの3WAY! ロゴスの「LOGOS キャンプツールリュック(テーブル付き)」がクラファンにて先行販売を開始
バッグ・コンテナ・テーブルの3WAY! ロゴスの「LOGOS キャンプツールリュック(テーブル付き)」がクラファンにて先行販売を開始
バイクブロス

みんなのコメント

13件
  • 最初の画像のように、助手席のお年寄りをスムーズに乗降させるとしたら
    ベストマッチする車両はやっぱり、トヨタのポルテ/スペイドが一番ですが
    残念ながらすでに絶版…
    この最初の画像はダイハツ・タントのものと思いますが、タントだと
    この画像の通り大きく助手席ドアを開けなければならず、駐車スペースに
    余裕が無いとスムーズに乗降しにくいのではないかと思います。
    そのタントもモデル末期。
    次期タントがどうなるのか、使い勝手の面も含めてユーザーには気になる
    ところではあります。
  • 乗降性よりおトイレとか身体の不調のが不安になるんですよ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

309.0358.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.9574.0万円

中古車を検索
ヴォクシーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

309.0358.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.9574.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村