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三菱「アウトランダーPHEV」のEV走行距離が100キロ以上に! 大幅改良でシステムが刷新…見た目以上に中身が大きく変わって、価格は526万3500円から

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三菱「アウトランダーPHEV」のEV走行距離が100キロ以上に! 大幅改良でシステムが刷新…見た目以上に中身が大きく変わって、価格は526万3500円から

専用オーディオをはじめ上質さを追求した改良を実施

2024年10月8日に大幅改良モデルが発表された三菱「アウトランダーPHEV」。外装デザインの変更は控えめですが、インテリアはディスプレイの大型化や高級なセミアリニンレザーを採用するなど上質さを追求。大幅改良の最大のポイントは、ヤマハと共同開発した専用オーディオを搭載するなどやる気に満ちあふれています。ここでは大幅改良の6つのポイントについて紹介します

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国産PHEVを代表する1台がアウトランダーPHEV

2021年、2022年と2年連続で、国産車プラグインハイブリッド(以下PHEV)の中で新車販売台数No.1に輝いた三菱「アウトランダーPHEV」がマイナーチェンジを行った。2021年10月に登場した現行型アウトランダーPHEVは、新開発のプラットフォームの採用をはじめ、内外装やプラグインハイブリッドシステムを刷新しただけでなく、7人乗り3列シートモデルを設定するなど商品力を向上させて好調なセールスを続けているモデルだ。

アウトランダーPHEVに搭載されているパワートレインは、2.4L直列4気筒ガソリンエンジンとモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステム+8速スポーツモードCVT。駆動方式は4WDのみで、前後トルク配分を行うセンターカップリングデバイスに電動モーターによる油圧クラッチを取り入れた電子制御4WDを採用している。

進化した車両運動統合制御システム「S-AWC」を搭載。ブレーキ制御「ブレーキAYC」を後輪にも採用することで、前後輪の分散制御が可能。これにより、7つのモードから、路面状況の変化に合わせたドライブモードを選ぶことができる。

先進安全装備では、高速道路同一車線運転支援技術「マイパイロット」を搭載。さらにナビリンク機能搭載車は速度標識を読み取って設定速度を自動で切り替えたり、ナビゲーションの地図情報を活用して、高速道路のカーブや分岐などで適切な車速に調整したりすることも可能となっている。

大幅改良のポイントは6つ

2024年10月9日、三菱アウトランダーPHEVが大幅改良を行い商品力の向上を図った。大幅改良のポイントは以下の6点。

1.駆動用バッテリーを刷新し、航続走行距離をこれまでの約87kmから約106km(Mグレード)へと伸長。

2.サスペンションの最適化や新タイヤ採用など、より上質で安定感の高い乗り心地を実現。

3.内外装デザインを一部変更し、質感を向上。

4.ナビゲーション画面の大型化やコネクティッド機能の拡充、シートベンチレーション機能などの採用により利便性と快適性を向上。

5.ヤマハ株式会社(以下ヤマハ)と共同開発し、音質へのこだわりを追求した2つのオーディオシステムを全車に採用。

6.最上級グレード「Pエグゼクティブパッケージ」の設定となっている。

EV走行距離を延ばすとともに走りの安定性も向上

まずは搭載されているリチウムイオンバッテリーを刷新し、バッテリー容量を約13%増の22.7kWhとした。その結果、全グレードでEV走行可能距離が約20km延長しただけでなく、PHEVシステムの最高出力が約20%向上している。

これにより、電動車の特徴であるスムーズで力強い加速性能を持続し、高速道路での合流や追い越し時のストレスを軽減。そしてアクセル操作時のモータートルク特性をマイルドにすることで、車両挙動が安定し快適性も向上させている。

より上質で安定した乗り心地の実現に向けて、サスペンションチューニングを見直すとともに、新開発のタイヤを装着。その結果、路面からの振動やショックを低減し、より上質で安定した乗り心地を実現。また電動パワーステアリングのアシスト力の最適化と出力向上によるS-AWCの制御見直しによって旋回中の安定性を向上させている。

質感の向上を狙ったエクステリアは、フロントアッパーグリルをスムーズな造形に変更。そしてフロント&リアのスキッドプレートでは、立体的なデザインへの変更を加えつつ、色をチタニウムグレーとしている。

そしてリアコンビネーションランプをスモークタイプに変更し、Tシェイプのストップランプを際立たせている。また、ターンランプ、バックランプをLED化。18/20インチのアルミホイールは、上質感と力強さを表現した新デザインへと変更している。

三菱とヤマハがオーディオシステムを共同開発

インテリアでは、最上級仕様のセミアリニンレザーシートのデザインを変更。そしてシートやインストルメントパネルに新色の「ブリックブラウン」を採用することで、モダンでラグジュアリーな落ち着きのある室内空間を演出している。

また、スマートフォン連携ナビゲーションシステムのモニターサイズを従来の9インチから12.3インチに大型化。さらにコネクテッド機能の機能拡充により、ナビゲーション上のPlace APIやストリートビュー、航空写真ビューも見ることが可能となっている。

加えて運転席、助手席には、体とシート間の熱こもりを防いで快適なドライブを提供するシートベンチレーション機能や、つねに優れた後方視界を提供するデジタルルームミラーを採用し、利便性と快適性を向上させている。

こだわりのオーディオシステムでは、ヤマハと三菱自動車がアウトランダーPHEV専用に共同で「ダイナミックサウンド ヤマハ アルティメット」と「ダイナミックサウンド ヤマハ プレミアム」という2つのオーディオシステムを開発。

最上級グレードのPエグゼクティブパッケージに採用されるダイナミックサウンド ヤマハ アルティメットでは、計12個のスピーカーとデュアルアンプの搭載に加えて、車速に応じて音量や音質を自動調整し、ロードノイズの影響を低減するサウンド補正機能により、どんな走行条件下でも常に最高の音楽体験を提供してくれる。

またP、G、Mグレードには、8スピーカーのダイナミックサウンド ヤマハ プレミアムを搭載。ウーファーの同軸上にツイーターを配置したコアキシャルスピーカーをリアに採用し、高音から低音まで幅広い音域表現を可能としている。

従来、アウトランダーPHEVはP、G、Mの3グレードだったが、今回最上級グレードとして「Pエグゼクティブパッケージ」を追加。このグレードはヤマハと共同開発したダイナミックサウンド ヤマハ アルティメットをはじめ、専用のセミアリニンレザーシートを標準装備。また、従来GとMグレードでしか選択のできなかった5人乗りがP/Pエグゼクティブパッケージでも選べるようになっている。

大幅改良した三菱アウトランダーPHEVの車両本体価格は、Mの5人乗りの526万3500円(消費税込)から、Pエグゼクティブパッケージ7人乗りの668万5800円(消費税込)。CEV補助金は55万円となっている。

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みんなのコメント

4件
  • 木田信明
    現行アウトランダーPHEV乗りですが、本当に最高の素晴らしい車だと思います、乗っていて安心感を覚えます、車が全てやってくれます、いかにEV走行距離を減らさず、ガソリンを減らさず、考えながら走るのが楽しくて、降りるのが嫌になります、情報量が無茶苦茶多いので、それを巧みに操りながの運転も楽しいです、マイナーチェンジしましたが、今のままで充分満足しています、因みに38k/L..4ヶ月ガソリン入れず状況です
  • kaz********
    8速CVTにセンタカップリング4駆動?
    本当に?
    きちんと調べてから掲載したほうがいいと思います。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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