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え、これですか? オリジナルのプジョー205のような格好してますがレストモッドモデルです プジョー205 GTI トルマンエディション(Tolman Edition)

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え、これですか? オリジナルのプジョー205のような格好してますがレストモッドモデルです プジョー205 GTI トルマンエディション(Tolman Edition)

このレストモッドされたプジョー205GTIは、オリジナルより優れているのか?200馬力のパワーと900kgの軽量化でプジョー205GTIトルマンエディションは、あらゆる点でオリジナルのGTIを凌駕するはずだ。7万ユーロ(約1,000万円)超のレストモッドの全情報を公開!

この「プジョー205」は、一見普通の「GTI」のように見えるが、実はその下には多くの新機能が搭載されているのだ。1983年から1998年の間に530万台以上販売された「プジョー205」は、今でも最も成功した小型車のひとつである。プジョーは1984年に早くもスポーツモデルとして、「205GTI」を発表し、当初は1.6で103馬力、後に1.9で128馬力まで発揮させた。

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そうこうしているうちに、ホットハッチは人気のある定番商品となり、しかも実に高価なものとなってしまった。では、さまざまな改良も施された「新車の205GTI」に乗ると、どんな感じなのだろうか。この問いに、イギリスのトルマンレーシング社がレストモッドで応える!

プジョー205GTIレストモッド

レストモッドは、もちろん昔からある新しいものではない。このビジネスはここ数年前から盛んになり、今ではほとんどの自動車メーカーが少なくとも一度はレストモッドを手がけている。でも、聞いたことがない?アイデアはとてもシンプルで、昔も今も人気のあるオールド&ヤングタイマーを取り上げ、オリジナルのシェルに、現代のテクノロジーを植え付けるというものだ。それが、今回のこの「プジョー205GTI」なのだ。

それを担うのが、クリストファー トルマンが2007年に設立したトルマン モータースポーツという会社である。様々なモータースポーツ活動に加え、最近ではレストモッド事業にも積極的に取り組んでいる。しかし、トルマンは、他の競合他社とは少し違ったアプローチを選択している。「205GTIトルマンエディション」は、オリジナルのプジョーに現代のテクノロジーを「ただ」流し込むのではなく、個々のパーツを改良・交換する一種のレストアを施しているのだ。

トルマン氏は、「モディファイされたオリジナルのような走りをする205GTIを作ることが目標」と、自身のホームページで説明している。数々のテストを経て、今回、初のカスタマーカーが完成した。

オリジナルとほとんど区別がつかない

開発クルーの一人は「レストモッドは、一見してオリジナルと見分けがつきません」と語る。プジョーのプロでも、よく見ないとわからないほどだ。例えば、オリジナルの15インチのスピードライン製ホイールの後ろからは、APレーシングブレーキシステム(スチールフレックスライン付き)が顔を出し、オリジナルのヘッドライトとテールライトには、LEDテクノロジーが施され、いくつかの控えめなトルマンレタリングが施されている。それだけだ。少なくともビジュアル的には・・・。

700時間以上の作業を経て完成したGTI

というのも、トルマンが手がけるレストモッドは、1台あたり700時間以上もの作業時間を要するからだ。ベースとなるのはオリジナルの「プジョー205GTI」で、ネジ一本まで分解し、塗装まで剥離し、脱脂とシーリングが施される。実際に改造を始めるのはそれからなのだ。

エンジンを開けて完全にリビルト。小型の1.6リッターと、前輪に最高出力128馬力(触媒併用時は120馬力)を発揮する人気の1.9リッター4気筒から選択可能となっている。そこに、トルマン氏は、8Vのシリンダーヘッドを16Vに交換し、よりシャープなカムシャフト、スポーツエグゾースト、エンジンエレクトロニクスを取り付けた。最終的には、最大200馬力と217Nm(標準160Nm)が、わずか900kgの車体重量に見合うようになるはずだ。

性能数値も明らかになった。停止状態からわずか6.5秒(標準:7.8秒)で100km/hまで到達するロードスピード、最高速度は225km/h(標準:205km/h)と言われている。しかし、最もパワフルなエンジンも、適切なギアボックスがなければ、戦いの半分に過ぎない。また、オリジナルの5速マニュアルギアボックスも改良され、シフトリンケージと新しいブッシュが装着された。加えて、クワイフ製リミテッドスリップディファレンシャルもオプションで用意されている。サスペンションは、ビルシュタイン製ダンパーと新しいアンチロールバーで最適化されている。

デジタルインスツールメントがオリジナルインスツールメントと同じように見える

外観の変化と同様に、内装も繊細に変化している。オリジナルのシートは、現代的なファブリックで張り替えられ、新しい赤いカーペットが敷かれている。ステアリングホイールはアルカンターラで仕上げられ、ブラウプンクト ブレーメン(Blaupunkt Bremen)カーステレオは、80年代のオリジナルなコックピットの外観とシームレスに調和している。

タッチスクリーンインフォテイメント、エアコン、GPSトラッカーを含むアラームシステムなどもオプションで用意されている。また、MOTECのデジタルメーターディスプレイは、オリジナルのメータースタイルを採用しながらも、追加情報を表示するオプションも用意されているのが大きな特徴だ。

換算ベース価格76,000ユーロ(約1,100万円)

多くのレストモッドがそうであるように、「205GTIトルマンエディション」も決して安くはない。価格は55,000ポンド(約910万円)+税からとなっている。ドイツでは、少なくとも税込みで76,000ユーロ(約1,1000万円)に相当する。ホットハッチとしては高額だが、よく整備されたオリジナルの「205GTI」が、現在2万ユーロ(約290万円)以上、することを考えると、相対的な価格といえるだろう。

つい数ヶ月前、パリで走行距離7,000km未満の1987年製「205GTI」がオークションにかけられ、82,960ユーロ(約1,200万円)という驚くべき価格で落札された。このオークションの結果と比較すると、レストモッドはお買い得と言えるかもしれない。

Text: Jan Götze Photo: Tolman Racing

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みんなのコメント

7件
  • プジョー205GTI カッコ良かったな〜
    円高もあってバーゲンプライスだった
  • 特に仏車党じゃないけど、205はカッコいいよなー。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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