現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > ジェントルマンドライバーに朗報! 競技専用の「アルピーヌA110 ラリー」が登場

ここから本文です

ジェントルマンドライバーに朗報! 競技専用の「アルピーヌA110 ラリー」が登場

掲載 更新
ジェントルマンドライバーに朗報! 競技専用の「アルピーヌA110 ラリー」が登場

Alpine A110 Rally

アルピーヌ A110 ラリー

23台のブガッティが壮大なキャラバンを組む「グラン ツール」いよいよ4日目。一族ゆかりのパリに到着!

国際ラリー競技向けのレギュレーションに照準

アルピーヌのライトウェイトミッドシップ2シーター、A110のバリエーションに国際ラリー競技向けの「A110 ラリー」が追加された。ワンメイクレース用「A110 カップ」、FIA GT4カテゴリーのホモロゲーション用「A110 GT4」に続くモータースポーツモデルの第3弾となる。

一般公開されたのは、FFSA(フランス自動車競技連盟)国内ラリー選手権の第6戦、モンブラン・ラリーの会場にて。モルジヌに集まった多くのラリーファンの前に姿を現した。

車体価格は15万ユーロから(約1770万円)で、オプションとしてデータ収集システムとアルピーヌ・ブルーの外板色が用意される。

A110 ラリーは、FIAが2011年に導入したラリーレギュレーション・FIA R-GTに適合する。同規定は参戦車両を2輪駆動のGTモデルに限定し、現在ロータス・エキシージやポルシェ 911 GT3、アバルト124などが参戦している。世界耐久選手権のLMP2クラスでアルピーヌと協働しているレースコンストラクターのシグナテックが設計および開発を担当。「GT4」と「カップ」同様、軽量なアルミニウムシャシーを採用する。

ラリーシーンの厳しいコンディションを想定し、3WAYサスペンション、新規開発したブレンボ製ブレーキ、FIAのホモロゲーションに規定されているロールケージやサベルト製バケットシート、6点式ハーネスなどの安全装備も万全に備えた。

6速シーケンシャル+LSDを搭載

トランスミッションは6速のシーケンシャルとし、リミテッド・スリップ・デフ(LSD)も採用。量産ベースの1.8リッター直4ターボはラリー向けにチューニングを施し、最高出力はベースを軽く50hpは上回る300hp以上を標榜する。

シェイクダウンはフランス・マニクール近郊にあるリュルシー=レヴィのサーキットで実施。2WDラリーの名手、エマニュエル・ギグーと2015年の国内ジュニアチャンピオン、ロラン・ペリエの2名が開発ドライバーを務める。ふたりは主に耐久性や基本的なセッティングを担当するという。

過酷なラリーシーンに耐えうる信頼性の高さと同じくらい重要視したのが、扱いやすさとアフォーダブルな価格設定。プロフェッショナルはもとより、ジェントルマンドライバーや有能な若手たちに門戸を広げることが狙いだ。

シグナテックとアルピーヌはFFSAとともに、FIA R-GTのホモロゲーション取得に向けた活動を進めている。まもなく認可がおりる模様で、2019年中にはデリバリーを開始すると明言。つまり、2020年シーズンに間に合わせるべく計画は進行している。

レーシングコンストラクターのシグナテックが完全協力

アルピーヌのコマーシャル兼コンペティション部門のディレクター、レジス・フリコッテは説明する。

「我々アルピーヌは、1973年に初めて世界ラリー選手権で勝利しました。その歴史から、ラリー復帰に対する期待はとても高かったのです。この冒険の成功を確実なものにするべく、研究から開発、生産、販売面まで含めて、シグナテックに協力を依頼しました。彼らはFIA世界耐久選手権をはじめ、A110のGT4やカップカーでも我々のパートナーを務めてくれています。A110 ラリーは、きっと運転して楽しく、驚くほど効率に優れたクルマに仕上がっているはずです」

シグナテックのディレクター、フィリップ・シノーは語る。

「アルピーヌが特別な舞台に帰ってくる。そんな刺激的なプロジェクトのパートナーに、シグナテックが選ばれたことはとても光栄です。我々は、自らのサヴォアフェール(匠の技)のすべてをアルピーヌの求める形に活かしました。最初のテストは大変良い結果に終わっています。A110 ラリーは、真のラリーマシンとしての資質と、運転することの楽しさ、そして妥協のないパフォーマンスを兼ね備えたクルマです」

「エマニュエル・ギグーとロラン・ペリエとの開発は大変貴重な機会でしたし、専門知識を提供してくださったルノー・スポール・レーシング、テスト中のロジスティクスをサポートしていただいたチームFJに深く感謝しています。第一号車の完成までまだまだやることは山積みですが、今回の一般公開は我々の新しいチャレンジにおける記念すべき一歩です」

【専用スペックおよび装備】

アルピーヌ A110 ラリー

・300hp以上に出力をチューンナップした1.8リッター直4ターボエンジン

・6速シーケンシャルトランスミッション

・リミテッド・スリップ・デフ

・FIA公認ロールケージ

・サベルト製バケットシート+6点ハーネス

・ブレンボ製ブレーキ

・ボッシュ モータースポーツ製ABS

・パドルシフトおよびディスプレイ付属ステアリングホイール

・アジャスタブル・トラクションコントロール

・FIA公認FT3燃料タンク(65リッター)

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

軍用ジープが最新モデルで蘇る…ドアなし&オリーブドラブが渋い「ラングラー ウィリス'41」発表
軍用ジープが最新モデルで蘇る…ドアなし&オリーブドラブが渋い「ラングラー ウィリス'41」発表
レスポンス
ロゴスと「ファイナルファンタジーXIV」コラボのアウトドアグッズの予約受付がスタート!
ロゴスと「ファイナルファンタジーXIV」コラボのアウトドアグッズの予約受付がスタート!
バイクブロス
インディカー初体験の角田裕毅、インディ500への挑戦に現状関心ナシも「もう少し歳をとって考えが変われば……」
インディカー初体験の角田裕毅、インディ500への挑戦に現状関心ナシも「もう少し歳をとって考えが変われば……」
motorsport.com 日本版
ベントレーCEOの旧私邸を改装。ベントレー本社近隣の特別な顧客体験スペース「The Mews」を発表
ベントレーCEOの旧私邸を改装。ベントレー本社近隣の特別な顧客体験スペース「The Mews」を発表
LE VOLANT CARSMEET WEB
スズキ「最上級SUV」新発表! トヨタ「ヤリスクロス」サイズの“豪華仕様”! 精悍顔もカッコイイ「グランドビターラ ドミニオンE」印国に登場
スズキ「最上級SUV」新発表! トヨタ「ヤリスクロス」サイズの“豪華仕様”! 精悍顔もカッコイイ「グランドビターラ ドミニオンE」印国に登場
くるまのニュース
アドベンチャースタイルの“軽二輪スクーター”ホンダ「ADV160」に2025年モデル登場! ふたつの新色をプラスした「全3色のカラバリがスポーティ」
アドベンチャースタイルの“軽二輪スクーター”ホンダ「ADV160」に2025年モデル登場! ふたつの新色をプラスした「全3色のカラバリがスポーティ」
VAGUE
「RS」最新モデル日本上陸!! アプリリア「RS457」発売
「RS」最新モデル日本上陸!! アプリリア「RS457」発売
バイクのニュース
「ルノー・セニック E-Techエレクトリック」が「モーター・トレーダー・インダストリー・アワード2024」で「ニューカー・オブ・ザ・イヤー」受賞
「ルノー・セニック E-Techエレクトリック」が「モーター・トレーダー・インダストリー・アワード2024」で「ニューカー・オブ・ザ・イヤー」受賞
LE VOLANT CARSMEET WEB
BMW R1300GSアドベンチャーをイギリス人レーサーが斬る「30Lタンクの巨体で攻めの走りができる…そのシャシーと電子制御に驚愕だ」
BMW R1300GSアドベンチャーをイギリス人レーサーが斬る「30Lタンクの巨体で攻めの走りができる…そのシャシーと電子制御に驚愕だ」
モーサイ
「シボレー コルベット E-Ray」は4WD化の恩恵が絶大!もっと刺激的な電気エイの襲来に喝采を【新車試乗】
「シボレー コルベット E-Ray」は4WD化の恩恵が絶大!もっと刺激的な電気エイの襲来に喝采を【新車試乗】
Webモーターマガジン
軽さと居住性を両立したバックパッキングテント「Thouswinds サジタリアスシングルテント」が発売!
軽さと居住性を両立したバックパッキングテント「Thouswinds サジタリアスシングルテント」が発売!
バイクブロス
「緊急車両が来て道を譲らないとどうなりますか」  理由に「『聞こえんかった』は通用するのですか」 譲るのはマナー?義務? 具体的にどう譲ればいいのですか。
「緊急車両が来て道を譲らないとどうなりますか」 理由に「『聞こえんかった』は通用するのですか」 譲るのはマナー?義務? 具体的にどう譲ればいいのですか。
くるまのニュース
日産のフルサイズSUV『アルマーダ』新型、ベース価格は5.6万ドルに据え置き…12月米国発売へ
日産のフルサイズSUV『アルマーダ』新型、ベース価格は5.6万ドルに据え置き…12月米国発売へ
レスポンス
ハミルトンFP2も首位、メルセデス好調も上位は接戦模様か。RB角田裕毅は10番手|F1ラスベガスGP
ハミルトンFP2も首位、メルセデス好調も上位は接戦模様か。RB角田裕毅は10番手|F1ラスベガスGP
motorsport.com 日本版
スズキ、フラッグシップ『ハヤブサ』のカラーリングを変更した最新モデルを発表。11月22日より発売
スズキ、フラッグシップ『ハヤブサ』のカラーリングを変更した最新モデルを発表。11月22日より発売
AUTOSPORT web
まだまだ続きます 北近畿豊岡道の「有料トンネル」料金徴収期間を延長 背景に老朽化
まだまだ続きます 北近畿豊岡道の「有料トンネル」料金徴収期間を延長 背景に老朽化
乗りものニュース
700万円超え! スバル新型「SUV」発表! 2リッター「水平対向」×マイルドハイブリッド搭載! 全長4.7m級の「新フォレスター」欧州に登場へ
700万円超え! スバル新型「SUV」発表! 2リッター「水平対向」×マイルドハイブリッド搭載! 全長4.7m級の「新フォレスター」欧州に登場へ
くるまのニュース
F1ラスベガスFP2速報|FP1に続きメルセデスのハミルトンが最速。角田裕毅10番手
F1ラスベガスFP2速報|FP1に続きメルセデスのハミルトンが最速。角田裕毅10番手
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1040.01610.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

641.71358.0万円

中古車を検索
A110の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1040.01610.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

641.71358.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村