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【長期レポート】ジープ コンパスは、適度な大きさと広い荷室で「お仕事」でも使いやすい

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【長期レポート】ジープ コンパスは、適度な大きさと広い荷室で「お仕事」でも使いやすい

クルマは長く乗れば乗るほど見えてくるものがある。これまでMotor Magazine誌で掲載した長期レポート車ジープ コンパスを紹介していこう。コンパスには、雪景色もよく似合う。メインカットは、以前に長野方面へ出かけた際に撮影したもの。少々、雪が深くなっても常時4WDとなるモードを選べば、ほとんど問題なく走破してくれた。(Motor Magazine 2022年5月号より)

全長4420mm、全幅1810mmの適度なボディサイズ
春の訪れを感じさせる陽気が続き、桜の花も少しずつ開き始めた3月中旬のこと。都心でも、まるで真冬に逆戻りしたかのような寒さに襲われた日があった。朝からの雨は午後に雪へと変わり、路面に積りこそはしなかったものの、周囲は雪景色となった。

●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか

都心を走るクルマの多くは、すでにスタッドレスタイヤからノーマルタイヤへ履き替えていたようだが、取材などで山沿いを含む各地へ出かけることが多いMMコンパス号は、まだスタッドレスタイヤを装着したまま。それゆえ、こうした突然の降雪にも慌てる必要はなく、いつもどおりに稼働することができた。ジープブランドのモデルでしかも4WD仕様、それに最新型スタッドレスタイヤを装着しているのだから、よほどの悪条件が重ならない限りは安心だ。

さて、MMコンパス号に乗っていてメリットだと感じるのが、その適度なボディサイズである。

コンパスの全長は4420mm、全幅が1810mmでホイールベースは2635mm。そして標準状態でのラゲッジルーム積載容量を調べてみると770Lとなっている。以前に担当していたジープのレネゲードは、ベースとなるプラットフォームはコンパスと同じだがホイールベースは2570mmと短く、全長4255mm、全幅1805mm、そしてラゲッジルーム積載容量は524Lだ。

ひとまわりコンパクトなレネゲードはレネゲードなりの扱いやすさを備えているが、やはり後席まわりやラゲッジルームのスペースには限りがある。だから、機材車として活用することの多いテスト車としては、コンパスぐらいのボディサイズが適しているのだ。

日常的に使用している限り、MMコンパス号で気になるような部分はほとんどない。あえて言うなら、ATセレクターを左方向へ倒す時の動きに若干の引っかかり感があることぐらいだろうか。

コンパスにパドルシフトは未装備なので、走行中にシフトダウンやシフトアップを行う際にはセレクターを左へ倒し、マニュアルモード状態にしてから前後に操作する。この、標準状態から左へ倒す時に、セレクターがスッと動くのではなく、どこかがわずかに引っかかるような操作感なのだ。

■第8回/2022年2月22日~3月23日(8カ月目)のデータ
・オドメーター:14245km
・走行距離:676km
・給油量:66.1L
・実燃費:10.2km/L

■ジープ コンパス リミテッド主要諸元
●全長×全幅×全高:4420×1810×1640mm
●ホイールベース:2635mm
●車両重量:1600kg
●エンジン:直4 SOHCマルチエア
●総排気量:2359cc
●最高出力:129kW(175ps)/6400rpm
●最大トルク:229Nm/1700-3900rpm
●トランスミッション:9速AT
●駆動方式:AWD
●燃料・タンク容量:レギュラー・60L
●WLTCモード燃費:11.5km/L
●タイヤサイズ:225/55R18
●車両価格(税込):509万円(当時)

[ アルバム : Jeepコンパス 長期レポート はオリジナルサイトでご覧ください ]

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