マクラーレンの圧倒は続かない？ 開幕勝利ノリス、フェラーリとレッドブルが中国GPライバルと予想

マクラーレンのランド・ノリスは、F1第2戦中国GPでレッドブルとフェラーリがライバルになってくると予想している。

マクラーレンは昨年コンストラクターズタイトルを勝ち取った勢いのまま、2025年開幕を迎え、先日行なわれたオーストラリアGPでは予選でフロントロウを独占。決勝でもライバルに差をつける走りを見せていた。雨によって波乱のレース展開にはなったが、ノリスがしっかりと今季初優勝を持ち帰って見せた。

ノリスは初のチャンピオン獲得に向けて好スタートを切ったものの、第2戦中国GPでマクラーレンが傑出しているとは考えておらず、レッドブルとフェラーリがライバルとなってくるはずだと語った。

中国GPの木曜日、開幕戦から勢いを持ち越せるかと問われたノリスは、次のように答えた。

「僕たちとしても、より上手くやれることを期待しているし、少しでも楽にできることを願っている」

「（オーストラリアでは）素晴らしいレースができた。知っての通り、レース半分までで僕達は15秒ほどのギャップを築いていたんだ」

「セーフティカーなどでレースが振り出しに戻ったところはあるけれどね。ただ期待はしている。レースウィークごとに話は違ってくるし、僕たちが前回と全く同じような状況になるとは言い切れないけれどね。僕は今週末、フェラーリがもう少し競争力を発揮してくると予想しているし、レッドブルがどれだけ速いのかも（オーストラリアで）目にしてきた。だから彼らのことを除外できないのは明らかだ」

「彼らは速い。僕たちが予選を前回のようにパーフェクトにこなせれば、アドバンテージはあるだろう。でも、彼らも間違いなくそう離れてはいないよ」

ノリスはオーストラリアGPでポールポジション、レース優勝、そしてファステストラップも記録するハットトリックを決めた。しかしマクラーレンの今季マシンMCL39には改善の余地がまだあると語っている。

「ドライバーとしては常にマシンの限界や、このマシンで何ができるのかについて考えている。そして、常に改善できる場所を見つけようとしているんだ」

「自分がもっと上手くできないかということも同様だ。確かにスタートは良かったけど、それがパーフェクトだったか、と言えばノーだ。僕がローンチの部分でパフォーマンスをいくらか失っていることは明らかだった」

またノリスはMCL39についてドライビングが極めて難しいとも語った。

「マシンの観点から言うと、このクルマは上手く機能しているし、パフォーマンスも良い。でも、まだドライビングがものすごく難しいんだ」

「あるコンディション、例えばウエットでは、マックス（フェルスタッペン／レッドブル）が僕らと同じくらいに速かった。ドライコンディションでは僕たちの方が少しだけ速かったから、僕たちはもう少し予測しやすく、快適なマシンにしていくだけだ」