欧州日産は10月10日、フルモデルチェンジしたコンパクトSUV「ジューク」の生産が、英国サンダーランド工場で開始されたと発表した。
先月、約10年ぶりのモデルチェンジを遂げたジューク。初代は、個性的なフロントマスクやクーペライクなサイドビューなど大胆なデザインを採用し、世界で100万台以上を販売。BセグメントSUVの定番モデルとしての地位を築き上げた。
今回生産開始がアナウンスされた2代目は、成功を受け継ぐキープコンセプトながら、よりエッジの効いたルックスを採用。ファニーな印象もあった初代から、一気にスタイリッシュなエクステリアへと進化した。インテリアもボディサイズの拡大により余裕を増したほか、8インチタッチスクリーンや車内Wi-Fiスポットに加え、ネット配信によるアップデート機能も備えるなど日産で最も進んだコネクテッド機能を有している。ステアリングアシストや自動追従機能など「プロパイロット」と呼ばれる一連の最新運転支援システムが付与されるのも特徴だ。
初代から組み立てを担っている英サンダーランド工場は、新型ジュークのために1億ポンド(約140億円)に達する投資を実施。ボディに用いられる超高張力鋼板は新規に製作された27の金型でプレス加工され、塗装ブースも4つを新設し15のボディカラーに対応している。117馬力を発揮する1.0L 3気筒ターボガソリンエンジンも同工場内で生産される。巨大な投資に加え、従業員の訓練にも5,000時間以上を費やしたというから、欧州日産の力の入れよう半端ではない。
英国のEU離脱の影響も懸念される中、新型ジュークは開発から生産まですべて英国で行われる純英国産モデルとなる。先代同様にメインマーケットは販売台数の70%を占める欧州で、11月末には販売が開始される見込み。これまでのところ、新型ジュークの日本での展開は発表されていないが、スタイリッシュなコンパクトSUVを望む声に応え、東京モーターショーで何らかのアナウンスがあることを期待したいところだ。
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