現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 日産が新型「リーフ」を予告! 3代目は「クーペSUV」になる? 斬新デザイン採用で数年以内に発表か

ここから本文です

日産が新型「リーフ」を予告! 3代目は「クーペSUV」になる? 斬新デザイン採用で数年以内に発表か

掲載 28
日産が新型「リーフ」を予告! 3代目は「クーペSUV」になる? 斬新デザイン採用で数年以内に発表か

■次期リーフの登場が明らかに!

 2023年11月24日、日産は英国における今後の電動化戦略を発表しました。
 
 その電動化戦略からは次期型「リーフ」がSUV化する可能性が読み取れます。
 
 いったい、どのような内容が発表されたのでしょうか。

【画像】「えっ…!」めちゃカッコイイ&爆速のリーフが凄い! 画像を見る!(38枚)

 今回の発表では、英国のサンダーランド工場で生産するモデルのすべてが将来的にBEVになること、そしてそのBEVが、英国におけるベストセラーモデルの「キャシュカイ」、コンパクトSUVの「ジューク」、そして「リーフ」であることが明らかとなりました。

 リーフは現在でもBEV専用車ですが、キャシュカイとジュークの現行モデルはガソリン車もしくはハイブリッド車(e-POWER)となっており、BEVはラインナップされていません。

 つまり、今回の発表により、キャシュカイとジュークの次期型がBEVのみとなり、ガソリン車とハイブリッド車は廃止されることが明らかとなったわけです。

 ただ、日産は、今後欧州に投入する新型車のすべてをBEVにすることを2023年9月に明らかにしており、今回の発表はその流れをうけてのものであるため、それ自体に大きな驚きはありません。

 今回の発表で最も注目すべきは、キャシュカイ、ジューク、そしてリーフの次期型がすでに日産が発表しているコンセプトモデルからインスピレーションを受けたものとなることが明言されたことです。

 そのコンセプトモデルが、ジャパンモビリティショー2023に出展された「ハイパーアーバン」と「ハイパーパンク」、そして2021年に発表された「チルアウト」の3台です。

 現時点では、キャシュカイ、ジューク、リーフのそれぞれが、どのコンセプトモデルと対応しているのかについては明らかにされていません。

 しかし、ハイパーアーバンとキャシュカイはその都会的なコンセプトが、ハイパーパンクとジュークはその前衛的なデザインというコンセプトが重なっていることから、それぞれを結びつけて考えることの妥当性は高そうです。

 そうすると、チルアウトが次期リーフを示唆するものになると考えられます。

 しかし、流麗なクロスオーバーSUV風のスタイリングを持つチルアウトと、2世代にわたってハッチバックスタイルを維持してきたリーフのイメージは重なりません。

 チルアウトはリーフの次期型を示唆するものではないと考えることもできます。

 しかし、ハイパーアーバンとハイパーパンクのどちらもハッチバックではないことから、いずれにせよこれまでのリーフのイメージからは外れています。

■次期型リーフはSUVとなることがほぼ確実か

 結論から言えば、リーフの次期型は、クロスオーバーSUV風のスタイルへと生まれ変わることがほぼ確実と考えられます。

 そして、やはりチルアウトが次期型リーフになると考えるのが妥当なようです。

 それぞれの現行モデルの発売時期を見ると、キャシュカイが2021年、ジュークが2019年、そしてリーフが2017年となっており、順当にいけばリーフが最も早くフルモデルチェンジを迎えることとなります。

 そうした視点でそれぞれのコンセプトモデルを見ると、ハイパーアーバンとハイパーパンクは市販モデルにはほど遠いデザインである一方、チルアウトはより現実的なデザインとなっていることがわかります。

 こうした点から、リーフの次期型がチルアウトからインスピレーションを受けたクロスオーバーSUVとなる可能性が濃厚であると言えそうです。

 近年では多くのモデルがクロスオーバーSUV化していることを考えると、リーフの次期型も大胆なスタイルチェンジが行われたとしても不思議ではありません。

 さらに、大型のバッテリーを搭載できることや高い居住性が得られることを考えると、BEVにとってクロスオーバーSUVが理想的なボディタイプであることも事実です。

 チルアウトは「アリア」と同じ「CMF-EV」と呼ばれるプラットフォームを採用しているものの、ボディサイズはアリアよりひと回り小さいことが明らかとなっています。

 また、そのフロントマスクを見ると、現行のリーフなどに見られる「Vモーショングリル」ではなく、アリアのような近未来感のあるデザインが新たに採用されています。

 一方、クロスオーバーSUV風のボディを採用しているチルアウトですが、全高は1600mm以下であると推測されます。

 もし、このサイズ感がリーフの次期型にも引き継がれるのであれば、実際の使い勝手は現行のリーフとそれほど大きく変わることはないかもしれません。

 世界初の量産型BEVとして世界に衝撃を与えてきたリーフですが、近年では強力なライバルが多く登場していることから、やや目立たない存在となってしまっています。

 ただ、現時点で明らかとなっていることはごくわずかとはいえ、今回の発表により、リーフの次期型が登場することは確実となりました。

 BEVのパイオニアであるリーフがどのように生まれ変わるのか、日本のみならず世界中のユーザーが注目しています。 

※ ※ ※

 日産は今回の発表のなかで「これらのモデルの名称、仕様、発売日などの詳細については、後日発表予定」としています。

 この言葉を文字通り受け止めるのであれば、キャシュカイやジューク、そしてリーフという既存の車名が引き継がれない可能性も考えられます。

 いずれにせよ、これらの次期型の詳細については、日産からのさらなる情報を待つ必要がありそうです。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

トヨタ車体が提案! 斬新ドア採用の「クロスバンギア」は市販化する? ノアヴォク派生ぽい「“SUVミニバン”コンセプト」はどうなるの?
トヨタ車体が提案! 斬新ドア採用の「クロスバンギア」は市販化する? ノアヴォク派生ぽい「“SUVミニバン”コンセプト」はどうなるの?
くるまのニュース
「えっ!?」スクーターメーカー「ベスパ」製の4輪車なんてあったの?  65年前に登場した4人乗りの“マイクロカー”を発見 どんなクルマ?
「えっ!?」スクーターメーカー「ベスパ」製の4輪車なんてあったの? 65年前に登場した4人乗りの“マイクロカー”を発見 どんなクルマ?
VAGUE
タクシー・ライドシェアに「チップ文化」は根付くか? 配車アプリ普及で、月収アップに追い風? その効果と課題を考える
タクシー・ライドシェアに「チップ文化」は根付くか? 配車アプリ普及で、月収アップに追い風? その効果と課題を考える
Merkmal
買うなら今よ! 3代目[トヨタ・ヴィッツRS]走りが楽しすぎる件
買うなら今よ! 3代目[トヨタ・ヴィッツRS]走りが楽しすぎる件
ベストカーWeb
金属の塊から削り出したよう! 新型BMW X3のシンプルかつ迫力ボディをデザインのプロが分析
金属の塊から削り出したよう! 新型BMW X3のシンプルかつ迫力ボディをデザインのプロが分析
WEB CARTOP
“釣り業界最大級のイベント”過去最大!227社が出展する“釣りの祭典”『釣りフェス2025 in Yokohama』開催
“釣り業界最大級のイベント”過去最大!227社が出展する“釣りの祭典”『釣りフェス2025 in Yokohama』開催
AutoBild Japan
日産とビームスのコラボレーションモデル、ついに登場!──GQ新着カー
日産とビームスのコラボレーションモデル、ついに登場!──GQ新着カー
GQ JAPAN
【欧州】トヨタ“2代目”「C-HR」なぜ日本で売らない!? 最新版は“プリウス顔”の超カッコイイ「クーペSUV」に! 初代「大ヒット」でも未導入な理由とは
【欧州】トヨタ“2代目”「C-HR」なぜ日本で売らない!? 最新版は“プリウス顔”の超カッコイイ「クーペSUV」に! 初代「大ヒット」でも未導入な理由とは
くるまのニュース
三菱ケミカルの植物由来プラ、ホンダ『X-ADV』に初採用
三菱ケミカルの植物由来プラ、ホンダ『X-ADV』に初採用
レスポンス
これが新型プレリュードの市販型!?マジカルシフト「Honda S+ Shift」をひっさげて、北米には2025年後半、欧州市場には2026年初頭から投入
これが新型プレリュードの市販型!?マジカルシフト「Honda S+ Shift」をひっさげて、北米には2025年後半、欧州市場には2026年初頭から投入
Webモーターマガジン
日産の軽&コンパクトカー!! [ルークス]と[ノート]買うならどっちだ!?
日産の軽&コンパクトカー!! [ルークス]と[ノート]買うならどっちだ!?
ベストカーWeb
1/22申込締切【Season3】中西孝樹の自動車・モビリティ産業インサイトvol.2「水素社会実現に向けたトヨタの取組み」
1/22申込締切【Season3】中西孝樹の自動車・モビリティ産業インサイトvol.2「水素社会実現に向けたトヨタの取組み」
レスポンス
“ランクル顔”のトヨタ「ルーミー」が完成!? まるで本格四駆な「ランドクルーミー」ESBのカスタム仕様! 東京オートサロン2025で公開へ!
“ランクル顔”のトヨタ「ルーミー」が完成!? まるで本格四駆な「ランドクルーミー」ESBのカスタム仕様! 東京オートサロン2025で公開へ!
くるまのニュース
「ミニバンなんて一生乗るかよ」なライターが一瞬で虜に! 15年落ち16万kmのヴォクシーを買ったらあまりの快適さに感動不可避だった!!
「ミニバンなんて一生乗るかよ」なライターが一瞬で虜に! 15年落ち16万kmのヴォクシーを買ったらあまりの快適さに感動不可避だった!!
WEB CARTOP
ブガッティの新境地! スーパーカーを飾る超ラグジュアリーなガレージ「ブガッティ・エディションFG-01ガレージ」が発売
ブガッティの新境地! スーパーカーを飾る超ラグジュアリーなガレージ「ブガッティ・エディションFG-01ガレージ」が発売
VAGUE
スズキ スイフトスポーツの最終モデルを2025年に発売
スズキ スイフトスポーツの最終モデルを2025年に発売
Auto Prove
「ネオクラシック」バイクの傑作! カワサキ「Z900RS」“フルカスタム”車両登場! 漆黒ブラック×鮮烈イエローボディが”渋い”! ストライカーワークスから発売
「ネオクラシック」バイクの傑作! カワサキ「Z900RS」“フルカスタム”車両登場! 漆黒ブラック×鮮烈イエローボディが”渋い”! ストライカーワークスから発売
くるまのニュース
日本でのMotoGP人気を上げるために「これまでできなかったこと」をやりたい。中上貴晶が考える”開発ライダー”以外の新たな役割
日本でのMotoGP人気を上げるために「これまでできなかったこと」をやりたい。中上貴晶が考える”開発ライダー”以外の新たな役割
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

28件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

408.1583.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

8.0451.0万円

中古車を検索
リーフの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

408.1583.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

8.0451.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村